<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<feed version="0.3" xmlns="http://purl.org/atom/ns#" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" xml:lang="en">
  <title>絵文録ことのは</title>
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kotonoha.main.jp/" />
  <modified>2006-10-17T23:59:05Z</modified>
  <tagline>情報を編集する視点。新たな「知」を創造するコミュニケーション。</tagline>
  <id>tag:kotonoha.main.jp,2009://2</id>
  <generator url="http://www.movabletype.org/" version="3.32-ja">Movable Type</generator>
  <copyright>Copyright (c) 2006, matsunaga</copyright>
  <entry>
    <title>ブログ移転します</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kotonoha.main.jp/2006/10/18move.html" />
    <modified>2006-10-17T23:59:05Z</modified>
    <issued>2006-10-18T08:52:25+09:00</issued>
    <id>tag:kotonoha.main.jp,2006://2.1199</id>
    <created>2006-10-17T23:52:25Z</created>
    <summary type="text/plain">「絵文録ことのは」は移転します。RSSリーダーやアンテナ、ブックマークに登録している方は変更をお願いします。 新URL：http://www.kotono8.com/...</summary>
    <author>
      <name>matsunaga</name>
      
      <email>matsunaga@kotonoha.or.tv</email>
    </author>
    <dc:subject>update</dc:subject>
    <content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://kotonoha.main.jp/">
      <![CDATA[<p >「絵文録ことのは」は移転します。RSSリーダーやアンテナ、ブックマークに登録している方は変更をお願いします。</p>
<p >新URL：<a href="http://www.kotono8.com/" onClick="window.open(this.href); return false;" >http://www.kotono8.com/</a></p>]]>
      
    </content>
  </entry>
  <entry>
    <title>日本型『ウェブ2.0』と関心空間＆電脳卸</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/20web20.html" />
    <modified>2006-09-19T22:00:43Z</modified>
    <issued>2006-09-20T06:47:29+09:00</issued>
    <id>tag:kotonoha.main.jp,2006://2.1198</id>
    <created>2006-09-19T21:47:29Z</created>
    <summary type="text/plain">　9月15日、EC研究会の第106回目合同フォーラムに参加してきた。パネルディスカッション「日本型『ウェブ2.0』と関心空間＆電脳卸」で、電脳卸の田村さんが話すというので申し込んだのだった。 　EC＝ウェブショップの世界の人たちが、今のWeb2.0をどのように見ているのか。このパネルディスカッションの内容のメモを残しておく。断片的なので判りづらいと思うがご了承ください。...</summary>
    <author>
      <name>matsunaga</name>
      
      <email>matsunaga@kotonoha.or.tv</email>
    </author>
    <dc:subject>web_marketing</dc:subject>
    <content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://kotonoha.main.jp/">
      <![CDATA[<p >　9月15日、<a href="http://ecken.jp/" target="_blank">EC研究会</a>の第106回目合同フォーラムに参加してきた。パネルディスカッション「日本型『ウェブ2.0』と関心空間＆電脳卸」で、電脳卸の田村さんが話すというので申し込んだのだった。</p>
<p >　EC＝ウェブショップの世界の人たちが、今のWeb2.0をどのように見ているのか。このパネルディスカッションの内容のメモを残しておく。断片的なので判りづらいと思うがご了承ください。</p>]]>
      <![CDATA[<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/20web20.html#m_p1" id="m_p1" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>日本型『ウェブ2.0』と関心空間＆電脳卸</h3>
<ul >
<li >ディー・フォー・ディー・アール(D4DR)株式会社　代表取締役社長　藤元　健太郎氏</li>
<li >株式会社関心空間　代表取締役社長　前田　邦宏氏</li>
<li >株式会社ウェブシャーク（電脳卸）　取締役ＣＯＯ　田村　啓氏</li>
<li >ＥＣ研究会（ＮＰＯ）／情報経済新聞（ウェブ）代表／編集長　土屋　憲太郎</li>
</ul>
<h4 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/20web20.html#m_p1_1" id="m_p1_1" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil2.gif" width="18" height="18"></a>藤本さん「Web2.0が加速させるCGMとECの融合」</h4>
<ul >
<li >広告モデルの限界からEC（エレクトリック・コマース）が注目されている。</li>
<li >Web2.0の本質は、XMLによる情報・機能の部品化と流通可能化。情報が「レゴのブロックのように」いろいろな形で使えるような形式で流通する。</li>
<li >これからのインターネットビジネスは、「教えたい人」の知識が流通し、売りたい人の後押し、買いたい人の参考情報として、広告やEコマースと連動する流通産業化が進みつつある。</li>
<li >キーワードは「教えたい人」。売りたい人・買いたい人の世界であったECに教えたい人が加わる。</li>
<li >いろいろなところにいろいろなデータがある→付加価値が生まれる。</li>
<li >たとえば、音楽の場合、「どのように聞いたらいいか」という「メタデータ」によってモノが売れる。</li>
<li >ロングテール化は「情報の蓄積」がポイントとなる。ロングテールには二つあって、情報のロングテールと商品のロングテールがある。利益率は、テールではなくヘッドが高いのは言うまでもない。そのヘッドを作るためには、利用者から見てロングテールがなければならない。低収益なロングテールと、高収益名ヘッドを組み合わせる必要がある。</li>
<li >マーケティングにおける<a href="http://e-words.jp/w/CGM.html" target="_blank">CGM</a>の役割の中で、まずマスメディアでのCMは非常に重要である。このCMの作り方の重要性は減っていない。その次の段階として、YouTubeなどでおもしろいCMがアップされる。テレビを見ないけれどもYouTubeでCMを知っているという人たちがいる。だから、マスメディアをおろそかにすることはできない。</li>
<li >googleは、情報・知識流通のプラットフォームになりつつある。それが生かされるためには、一次情報がプラットフォームに提供されなければならない。そうして初めて、付加価値のついたサービスが作られることになる。</li>
</ul>
<h4 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/20web20.html#m_p1_2" id="m_p1_2" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil2.gif" width="18" height="18"></a>関心空間 前田さん「ロングテール型商品にある“見えないつながり”を発見する方法」</h4>
<ul >
<li >ロングテールは決して「死に筋」ではない。特定の個人の専門的関心のあるものなどが含まれている。</li>
<li >価値があることを伝えるのにはCGMが有効。「どうしても人に言いたくなる」瞬間、「死に筋」商品に火が当たる。</li>
<li >立場の違う人に検証してもらうと、購買意欲につながる。これはエンジン内に内包できない。外側にあるから信用される。たとえばアマゾンのレビューなど。特に強いのは、体験情報の伴ったクチコミである。</li>
</ul>
<h4 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/20web20.html#m_p1_3" id="m_p1_3" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil2.gif" width="18" height="18"></a>電脳卸 田村さん「EC2.0―ドロップ・シッピングがもたらす影響」</h4>
<ul >
<li >アメリカではeBay!がほぼ独占状態。</li>
<li >スーパーセラーという売りまくる人がいて、値付けに影響している。</li>
<li >日本のドロップシッピングサービスは、主要プレイヤーは3社。いずれも過剰といえるほどのサービスを提供している。問題は、商品供給側の保守性である。</li>
<li >ドロップシッピングは新しい業態ではないが、イノベーションではある。</li>
<ul >
<li >ネットショップ、ECへの参入障壁を低下させた</li>
<li >ネットショップの運営効率化</li>
<li >販売チャネルの多様化（これは商品提供側の利点）</li>
</ul>
<li >今後、ドロップシッピングは必要不可欠なインフラになりえる。</li>
<li >ドロップシッピングに向いている商品は、「ニッチ」「でかい」「重い」「高い」もの。通常ではロットが小さすぎるもの（手作り毛針）などが売れている。売れ筋とのついで買いが多い。在庫を持たなくてよい。</li>
</ul>
<h4 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/20web20.html#m_p1_4" id="m_p1_4" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil2.gif" width="18" height="18"></a>パネルディスカッション</h4>
<ul >
<li >mixiについて</li>
<ul >
<li >前田さん：mixiは社会化したが、SNSというものが社会化したかどうかはわからない。</li>
<li >田村さん：インターン希望の人たちがみんなmixiアカウントを持っている。ゆるやかなつながりを持ち続けるためのシステムになっている。</li>
</ul>
<li >mixiがECをやる可能性はあるか</li>
<ul >
<li >前田さん：Find Jobも含めてであればそちらが重点となっていくだろうが、あくまでもmixiでいくのであれば、何でもやる可能性がある。</li>
<li >田村さん：コミュニケーションあるところにECあり。これは電脳卸などにとっても脅威かもしれない。ヤフオクを覆す可能性もある。</li>
</ul>
<li >これまで楽天が牽引してきたが、ドロップシッピングで変化はあるだろうか</li>
<ul >
<li >田村さん：今、楽天で売りすぎてきた人がビクビクしている。また料率が上がるのではないか、と。疲弊化している。だから、選択肢が増えるととらえてもらえればいいのだが。ドロップシッピングは仕入れチャネルを完全に解放するものである。これで一般の人たちが多数新規参入してくる。持っていない人たちが入ってくるということは、すでに持っている人たちには脅威となる。</li>
<li >前田さん：売るまでのコストがかかるものは、ECでは売れなかった。ドロップシッピングは、ニッチなものを買えるようにするものである。それは、時間がかかるが、いずれ売れる。キーワードは、リスク担保だが、これを分担する人が増えればメリットになる。また、目利きというのも重要。</li>
</ul>
<li ></li>
<ul >
<li >田村さん：ものつくりは職人がやるものである。職人が売ることまでやり始めると悲劇が起こる。</li>
<li >前田さん：トップアフィリエイターと呼ばれているような人たちは、トップセラーに移っていく。ショッパーではない。トップアフィリエイターには、価値があるモノをゆっくりと売っていく、というような発想がない。</li>
<li >田村さん：100万円を1人で稼ぐより、100人が1万円ずつ稼ぐ方が健全。トップアフィリエイターは、ノウハウを持っているが、短期間で売り逃げる。普通の人たちは、長期間でこつこつ売っていくが、それを総計すると同じくらいの価値がある。</li>
</ul>
</ul>
<h4 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/20web20.html#m_p1_5" id="m_p1_5" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil2.gif" width="18" height="18"></a>質疑応答</h4>
<ul >
<li >Q:95年ごろからECショップ関連では、プロシューマー（コンシューマーとプロデューサーの両方の要素を持つ）が重視されている。</li>
<ul >
<li >土屋さん：だれもが昼は会社で働いてプロデューサー、夜や休日は買い物をするコンシューマーとなりえる。だから、単なる「消費者」はありえず、プロシューマー＝生活者である。</li>
<li >田村さん：作る人は偏執狂、こだわりのある人であるべきだ。プロシューマーではよくない。24時間作ることを考えている人の方がいい。職人礼賛を訴えたい。</li>
<li >前田さん：デジタルの世界は、プロっぽい人を作るが、プロではないというところがある。プロシューマー・ジェネリック・プロジェクトの最もよい例が大阪のお好み焼き屋で、素材を渡して客に作らせる。</li>
</ul>
<li >Q：mixiではモバイルだけの人を排除し続けるのか？</li>
<ul >
<li >藤本さん：PCが必要なのは登録のときだけで、実際の利用ではモバイルメインの人が多い。</li>
<li >田村さん：携帯Onlyの人は、ウェブでの作法がなっていない。失礼な人が多く、コストがかかる。携帯だけのユーザーには触らない方がいい。</li>
</ul>
<li >Q:商品には価格固定品と価格変動するものがある。消費者にとって、百貨店のものは高すぎるということがわかりつつある。アフィリエイトは消費者への還元になるのではないか。</li>
<ul >
<li >前田さん：ウェブ上では、質感のあるコミュニケーションはまだ起こっていない。これが今後の開拓先となる。毛糸のニット、セーターが売れる。背景の手作りの事実が読めたら、信用される。</li>
<li >田村さん：価格コントロールするなら、究極的には直営で売るしかない。さもないと、在庫リスクと価格崩れのおそれがある。アフィリエイトもやらず、自社ネットでしかやらない。これが一つの考え方。一方、中間業者のことは考えずに割り切る方法があるが、これは激烈な価格競争を生む。この二つが対立する。</li>
<li >藤本さん：ファッションの上代については、ECでは価格を崩さない。これはメーカーとの取り決めである。ブランドを建てる人、ブランドに価値を持っている人は、価格を下げるようなところには回さない。これは、メーカーが決めるのではなく、EC＝小売も守ろうとしている。高くても買う人は買う。これがブランド価値だ。</li>
</ul>
</ul>
<h4 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/20web20.html#m_p1_6" id="m_p1_6" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil2.gif" width="18" height="18"></a>今後のトレンド</h4>
<ul >
<li >田村さん：「どこかのサイトで注文があった→XML配信→生産データベースに反映」というサイクルが短くなっていく。現在は小売店のEC化率が2～3％だが、もう少し高まるようになるだろう。DELLモデルがドロップシッピングによって中小にも行き渡るようになると思う。</li>
<li >前田さん：現在は言語によるコンテンツマッチングしかない。個人の「文脈」にマッチさせる機能がコミュニケーションに欲しい。検索エンジンは「自分にふさわしいものは何か」を教えてくれない。SNSではこれがある程度実現しているが、検索とCGMとの関係でそれができれば。</li>
<li >藤本さん：現在はウェブ上で「店頭」のコミュニケーションの機会がない。</li>
</ul>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/20web20.html#m_p2" id="m_p2" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>松永の思ったこと</h3>
<ul >
<li >売りたい人、買いたい人に加えて、Web2.0では「言いたい人」が絡んでくる、というまとめ方はわかりやすく、面白い。</li>
<li >Web2.0が良くも悪くも「集合知」であるとするならば、商売は大衆の好みや動向に合わせる必要があるわけで（ニッチも含めて）、そういう意味ではECとWeb2.0は相性がいいのだろう。</li>
<li >前田さんの例。関心空間で「義母に好評」つながりの商品（けっこう高価な圧力鍋など）がよく売れているという。自分もつい最近、似たような購買経験をした。折りたたみベッドを買うのに、楽天市場の評価で「下宿する大学生の息子に買ったら好評だった」という購入者の体験が決め手となった。このへんにクチコミの真髄があるような気がする。</li>
<li >Web2.0でマイナスクチコミによって売り上げが落ちる可能性についても検討が必要ではないだろうか。そのリスクを最初から想定できれば。</li>
<li >今回はそうではないが、たまに「アフィリエイトは1.0、ドロップシッピングは2.0」というふうに言う人がいる。アフィリエイトはWeb2.0のシステムを機能させるためのパーツとして働いているが、ドロップシッピングは第三者が紹介するというよりは小売店を増やすものになるので、実は2.0から1.0へ戻っているのではないだろうか。</li>
<li >googleの次、Web3.0は何だろう。</li>
<li >全然関係ないが、前田さんはこのブログのGoogle特許記事などを読んでくださっていた。わーい。</li>
</ul>]]>
    </content>
  </entry>
  <entry>
    <title>アルファブロガーになったからってモテるわけじゃない！『モテる100ワザ ブログ入門』</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/14mote.html" />
    <modified>2006-09-14T04:07:31Z</modified>
    <issued>2006-09-14T12:39:53+09:00</issued>
    <id>tag:kotonoha.main.jp,2006://2.1197</id>
    <created>2006-09-14T03:39:53Z</created>
    <summary type="text/plain">　滝本弁護士が見舞いに来たときに「世話してくれる彼女とかいないの？」と激しく煽られたわけですが、その話をすると「アルファブロガーなのに彼女いないの？」とさらに激しく煽られた。 　アルファブロガーというのと、モテるモテないは別だからね！ 　というわけで、ブログでモテる方法を考えてみた。...</summary>
    <author>
      <name>matsunaga</name>
      
      <email>matsunaga@kotonoha.or.tv</email>
    </author>
    <dc:subject>weblog</dc:subject>
    <content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://kotonoha.main.jp/">
      <![CDATA[<p >　滝本弁護士が見舞いに来たときに「世話してくれる彼女とかいないの？」と激しく煽られたわけですが、その話をすると「アルファブロガーなのに彼女いないの？」とさらに激しく煽られた。</p>
<p >　アルファブロガーというのと、モテるモテないは別だからね！</p>
<p >　というわけで、ブログでモテる方法を考えてみた。</p>]]>
      <![CDATA[<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/14mote.html#m_p1" id="m_p1" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>「アルファブロガーはモテる」の幻想</h3>
<p >　某煽り人はめちゃくちゃ言ってくれた。</p>
<blockquote >
<p >『アルファブロガーは「オレ、ブログやってんだけど」の一言で毎晩酒池肉林』という噂はウソだったのか…どうりで「モテる100ワザブログ入門」って本が出てないはずだ。</p>
</blockquote>
<p >　また、某氏が彼女と別れたというので、独り者の「仲間～ヽ(´ー`)ノ仲間～」とか書いて励ましていたら「アルファブロガーなのに」と言われてしまった。</p>
<p >　だから、それ、アルファブロガーと関係ないやん！　アルファどころかブロガーも関係ない。</p>
<p >　考えてみると、アルファブロガーは既婚率が結構高い。だから、結婚するくらいには非モテではないわけだが、そういう人たちがアルファに選ばれたとたんにものすごくモテまくるようになって、家庭不和の原因となった、なんて話は聞いたことがない。未婚組の方も、アルファブロガーとか○○ブログ大賞みたいなものに選ばれたからといって、ファンメール殺到とかそういうことは聞いたことがない。生涯童貞とか言ってる切込隊長は別としても、受賞とモテはまったく関係がないのだ。</p>
<p >　そういうわけで、ここでは「人気ブロガーはモテるのか」という話をしようと思うのだが、定義としては、ブログの読者がブログのみを接点として出会って、その後現実にラブラブになるという状況ということにしておこう。たとえば、元々別のところで知っている人がブログを見て親密度を増すとか、あるいはモテまくりの人がたまたまブログをやっていただけという例は措いておく。</p>
<p >　たとえば、<a href="http://blog.drecom.jp/excite/" target="_blank">モテゼミ</a>の栗先生が実生活でいろいろブイブイ言わせているのは間違いないと思うが（憶測）、しかし、栗先生があのブログなるがゆえにモテているという話は聞かない。つまり、モテる人がブログをやっているのであって、ブログを始めたからそれでモテたというわけではないのだ。</p>
<p >　そこで某編集者はこうつぶやいている。</p>
<blockquote >
<p >＞「モテる100ワザブログ入門」 </p>
<p >ぜひ出したいのですが誰に執筆依頼をしていいかわかりません！ </p>
</blockquote>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/14mote.html#m_p2" id="m_p2" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>反響そのものが少ないのに</h3>
<p >　まあ女性のブログの場合は、女性であるというだけで盛りのついた男どもが群がってきて、オフ会をやったとたんに幻滅されたりストーキング被害にあったりなんてこともあるかもしれないが、純粋にブログで（ブログだけの力で）モテるようになるのかどうかを考察してみる。</p>
<p >　大体において、ブログの感想というのは意外と来ないものだ。そもそも、他のブログを見に行って、コメントを残すのはごく一部だろうし、さらにブログをやっている人にメールを送るなんてことは滅多にない。以前、あまりにも反響が少ないといってブログを閉鎖した人がいたが、それで閉鎖するならほとんどのブログが閉鎖しなければならない。このブログも一日平均ページビュー4000くらいだが、ブログに関して感想のメールが来るなんて数か月に一通くらいのものだ。逆に、来るとびっくりする。</p>
<p >　そんな感想メールの中でも、ファンメールといえるものがどれだけ来るか。もちろん、ファンであっても、普通に応援とか励ましが書いてあれば十分にありがたい。それ以上の話なんて考えられない。もし仮に「ブログ読みました。ステキです。あたしを彼女にしてください」なんてメールがいきなり来たら、逆にネカマかストーカーか釣り師か、あるいは何かひどい思いこみをしているやっかいなメンヘル系ではないかと疑ってしまうことだろう。でなければ、単なる逆援助出会い系サイトからのspamメールでないか確認した方がいい。ありえないとはいわないが。</p>
<p >　逆に言えば、ブログの書き手にうっかり惚れてしまったとしても、最初からいきなり告白するのはまずい。まずは熱心な読者として近づき、実際に会って話したりするようになって、それから親密度を高めていった方がいいということになる。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/14mote.html#m_p3" id="m_p3" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>文章主体のブログはモテから遠い</h3>
<p >　また、モテようと思えば、自分を売り込むいい写真が必要である。一枚だけ奇跡の写真を載せておいて済むわけではない。そんな写真は、信用もされない。中には、栗先生がブログから想像した写真を自分の偽顔として載せていたような不届き者もいるのだから。それは俺だが。</p>
<p >　だから、どれほどステキな写真、あるいはステキなイラストが載っていても、ブログを更新しているのがどんなブサメン・キモメン・デブスかはわかったものではない。</p>
<p >　しかし、日常生活でこまめに自分の顔入りの写真を載せていれば、それは本物であることの証明にもなるし、親しみも湧いてくるはずである。しょこたん☆ぶろぐを見て、しょこたんが仮想人格だなどと思う人はいないだろう。そして、あごたんとか鼻の下たんとか変な顔ばかりしたり、せみの抜け殻を「ぬけがたん」と呼んで頭にくっつけた写真を載せていたとしても、それが素敵に見えてくる。</p>
<p >　そう、仮想の人格ではなく、まさに実在の生身の部分をアピールすることによって、モテにつながっていくのだ。</p>
<p >　しかし、文章主体のブログというのは、モテるために必要な生身情報にどうしても欠ける。文章になじみはあっても、それだけで書き手に対する親しみがどの程度強まるか。有名なブログをやっている人に会えればうれしいものだが、それを通り越して惚れたはれたの域に達するのは難しいだろう。</p>
<p >　そして、アルファブロガーは情報提供か議論系が中心である。しょこたんのように自分の額に字を浮かび上がらせて「メポ<(●)><(●)>」とかやってると、決してアルファブロガーに選ばれることはないはずだ。言葉の世界に生きるアルファブロガーは、生身性からきわめて遠いといえる。だから、アルファブロガーだからといってモテには結びつかないのである。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/14mote.html#m_p4" id="m_p4" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>モテたブロガーは確かに存在するが……</h3>
<p >　このように見ると、ブログ（特に言論・情報系）でモテるというのは、よほど希有な事例のようにも思われるが、珍しい例が存在する。それも、無名なブログではなく、世界的にトップレベルのブロガー、名著『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/483991107X/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">ウェブログ・ハンドブック</a>』の著者として有名なレベッカ・ブラッドさんだ。</p>
<ul >
<li ><a href="http://hotwired.goo.ne.jp/matrix/0305/002/01.html" target="_blank">レベッカ・ブラッドインタビュー</a></li>
</ul>
<blockquote >
<p >　さらに、私のブロッグにリンクを貼ってくれた最初の人物、ジェシー・ジェームス・ガレットは、草創期からブロッグを運営していた先輩でもあり、現在の私の夫でもあります。シアトルで開催したブロッグの会議に出席してくれたときに初めて彼と出会い、2001年7月に結婚しました。これほど素晴らしい体験はありませんでした。</p>
</blockquote>
<p >　<a href="http://www.designit.jp/archives/2005/01/rebecca_blood.html" target="_blank">こんなモヒカン頭してるのに！</a></p>
<p >　まあ、これはもう希有な事例としておいておこう。雲上人の世界は我々の参考にはならない（ということにしておく）。</p>
<p >　と、ここまで書いていろいろ検索していたら、なんとブログ婚したばかりという人のブログが一つ見つかった。</p>
<ul >
<li ><a href="http://blogs.yahoo.co.jp/khgrhgsz" target="_blank">Yahoo!ブログ - ★☆ＯＬ××日記 *:。.:*☆</a></li>
</ul>
<p >　おめでとうございますヽ(´ー`)ノおめ</p>
<p >　しかし、ほかにほとんど見つからなかったので、やっぱり希有な事例としておく（今回は与太話なんで、さっと流していきまっせ）</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/14mote.html#m_p5" id="m_p5" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>出会い系報告ブログの「読者面接」</h3>
<p >　では、ごく普通にブログをやっている人がモテる事例はあるのか。実は、そういうモテるブログ、さらに下品に言えばヤレるブログの世界は存在する。それは「出会い系報告」ブログの世界だ。</p>
<p >　出会い系ブログといえば、多くの人がそのトラックバックspamに悩まされているように、業者が騙しリンク満載で、あるいは絶対にありえないような事例を写真入りで頻繁に更新し、場合によってはワンクリック詐欺ページに誘導するようなもの、と相場が決まっているが、その中に、本当に自分の出会い系体験を書いている人たちがいる。失敗談が多いようだが。</p>
<p >　その出会い系報告ブログの人たちは、ときに「読者面接」あるいは「ブロガー面接」といった言葉を書いていることがある。「面接」とは実際に会うことだが、その報告ブログの読者と会うとか、報告ブログをやっている人同士で会うといったことが実際にけっこうあるようなのだ。もちろん、会ってお茶して終わり、というわけでもなく、ブロガー面接のときに何の回数か知らんが回数を報告しているようなブログもあったりする。</p>
<p >　こういうタイプのブログは、最初からモテることを目的としてやっているから、読者ともニーズが合い、交流も多いようだ。</p>
<p >　先に、普通のブログの場合はゆっくりと親交を深めた方がよさそうだ、と書いたが、こういう「ヤリ目的」ブログであれば、会うまでのスピードはかなり速そうな気がする。もちろん、いくらこういう世界であっても、最初のメールで「やらせろ」なんて書くデリカシーのないバカは一生モテないだろうが。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/14mote.html#m_p6" id="m_p6" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>モテるブログの条件</h3>
<p >　とすると、もうありきたりな結論だが、ブログでモテようと思ったら、モテたいためにやっているブログです、と表明する自己アピールブログにするしかない、ということになる。もちろん、それでモテるという確証はないが、普通のブログをやっていてはモテるための最初のハードルが高すぎる。</p>
<p >　たとえばこの「ことのは」の読者といえば、ネットのもめごととか、アフィリエイトとか、あるいは物事の起源とか、句読点の使い方とか、フォトンベルトの真偽とかに興味のある人が中心になるだろうが、考えてみれば本当に色気のないことはなはだしい。テーマそのものがモテから遠いわけである。むしろ情報マニアの変なおっさんと思われて終わりだ。</p>
<p >　だから、ブログでモテたければ自分の顔写真は必須である。ストーカーやプライバシー保護とかの観点は捨てるしかない。そして、自分の日常生活について好感度を得られるような内容を書く。赤裸々に書きすぎてイタいと思われない程度に。さらに、これだけでは足りないと思ったら、「モテたい！」と叫んで、読者面接をあからさまに募集するくらいの勢いが必要だろう。もちろん、それで集まってくるのがどの程度のレベルかはわからないし、叫んでいること自体が非モテ街道まっしぐらの痛い奴と思われる恐れもあるのだが、その辺は私の関知する限りではない。</p>
<p >　というわけで、『モテる100ワザブログ入門』の著者としては、上記の条件を満たしている人がふさわしい。となると、クリスマスまでに彼氏を作ると宣言して大募集した末にちゃっかりゲットしてしまったあの二人組、<a href="http://blog.livedoor.jp/firstlove2/" target="_blank">さきっちょ＆はあちゅう</a>しか適任者がいないという結論に至るわけである。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/14mote.html#m_p7" id="m_p7" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>そんなわけで</h3>
<p >　もし、お前の考えてることはおかしい、ことのはのような堅苦しいブログのワケあり管理人でも、ブログを通じてモテるはずだ、ぜひそれを事実をもって証明したい、と考える独身で彼氏なしの眼鏡の似合う女性がいましたら、タイトル欄に「彼女にしてください」と明記の上、簡単なプロフィール（生年月日・住所・氏名・携帯電話番号・携帯メールアドレス・趣味）と写メを添えて、ご遠慮なくメールください！　イタメとネカマは禁止！　さあ今すぐ！　早く！　早くったら！　ぐずぐずしないでッ！</p>
<p >（……てなしょーもないことを言ってる奴が一番モテないのだ。わらい。つーか、このオチが書きたいばかりにここまでどうでもいい話をふくらませる俺は関西人）</p>
<p ><img alt="matsunaga20060820m.jpg" src="http://kotonoha.main.jp/2006/image/matsunaga20060820m.jpg" width="119" height="98" /></p>
<p >↑管理人近影（2006年8月20日、病室にて。37歳テラキモスｗｗｗｗ）</p>]]>
    </content>
  </entry>
  <entry>
    <title>結核文士の治療記(8)最後の戦い</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku8.html" />
    <modified>2006-09-12T03:25:49Z</modified>
    <issued>2006-09-12T11:37:26+09:00</issued>
    <id>tag:kotonoha.main.jp,2006://2.1196</id>
    <created>2006-09-12T02:37:26Z</created>
    <summary type="text/plain">8月に入ってもまだ入院しているとは思わなかった。8月には、いつまで入院していなければならないのか、という思いでかなりストレスを感じることも多かったのである。しかし、ついに退院の日がやってきた。...</summary>
    <author>
      <name>matsunaga</name>
      
      <email>matsunaga@kotonoha.or.tv</email>
    </author>
    <dc:subject>disease</dc:subject>
    <content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://kotonoha.main.jp/">
      <![CDATA[<p >8月に入ってもまだ入院しているとは思わなかった。8月には、いつまで入院していなければならないのか、という思いでかなりストレスを感じることも多かったのである。しかし、ついに退院の日がやってきた。</p>]]>
      <![CDATA[<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku8.html#m_p1" id="m_p1" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>ポータブルDVDプレーヤー</h3>
<p >　8月2日、少し外出して仕事の話をする。</p>
<p >　8月3日、MRIの結果は良好。</p>
<p >　この日、ポータブルDVDプレーヤーを購入しようと考えた。家に帰ればPCがあるが、DVD見ながら作業すると重いので、退院しても使う。ということで、これからも使いでがあるので購入を決意した。</p>
<p >　条件は、液晶付きでリージョンフリー、PALも見られること。そこで狙っていたのが、EVER GREENのEGD600。ところが、楽天で調べると、それとは別に、実売3万円前後の新製品が特価約21000円。もちろんリージョンフリー。画面も7インチあれば悪くない。というわけで、この商品GREEN HOUSE GH-PDV720-TVを購入した。</p>
<p >　すぐに製品が届いた。説明書には「NTSCのみ」「リージョン2かオールのみ」とあるのだが、店の説明では「PALも確認済」「リージョンフリー」となっていた。裏設定らしい。日本市場のみをターゲットとしているプレイヤーだと見られない中国版PAL形式DVDなどで試してみたが、ちゃんと使えたのでホッとした。なかなかモノはいい。テレビを持っていない上、部屋は狭いので、これくらいがちょうどいい感じだ。</p>
<p >　8月6日に一時帰宅し、家でCDやDVDを適当にかき集めてから新宿ルミネの新星堂で少し購入した。</p>
<ul >
<li ><a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/B000F6YS6G/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">家庭内デート(DVD付)</a></li>
<li ><a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/B000FI8T28/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">TBS系愛の劇場「吾輩は主婦である」オリジナル・サウンドトラック</a></li>
<li >ヘンデル　メサイア（クレンペラー）</li>
<li ><a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/B000276YSS/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">歌舞伎名作撰 白浪五人男 浜松屋から滑川土橋の場まで</a>DVD</li>
</ul>
<p >　古今東西をカバーするセレクション。支離滅裂ともいう。レジのお姉さんが「来週ミッチーの新しいアルバムがでますが予約なさいますか？」って、「家庭内デート」を買ったのはミッチーファンだからと違うねん！　それにしても「家庭内デート」の振り付けは難しい！</p>
<p >　DVDチェックのつもりが、思わず「<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/B000CEVWWY/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">ツインズ・エフェクト２</a>」をフルで見てしまった（香港版）。ジャッキー・チェン（成龍）と息子のジェイシー（房祖明）の初共演映画。でも主役はツインズ。ジリアンかっこよくて可愛い！　ワイヤーアクションかっこいい！</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku8.html#m_p2" id="m_p2" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>気分が沈んだり</h3>
<p >　8月7日、とりあえず、傷口に防水シート貼ってシャワー浴びてもいいことになった。</p>
<p >　しかし、翌日、どういうわけか気持ちがダウン。異常なくらい悲観的になる。とりあえず五月天（メイデイ）のアルバム「知足」で緩和してみるが、かなり上昇してもまだダウン中。楽しい「恋愛ING」という曲を聴いても沈んでいるのだから、よほどである。</p>
<p >　橋本龍太郎氏の国葬で空砲がうるさかった。</p>
<p >　8月8日、不思議な色の夕焼け。写真を撮ってみた。左端は靖国神社の鳥居。</p>
<p ><img alt="purple-sky.jpg" src="http://kotonoha.main.jp/2006/image/purple-sky.jpg" width="352" height="288" /></p>
<p >　8月9日。気分はほぼ回復。低気圧のせいだったのか？</p>
<p >　買ったまま長いこと見ていなかった香港映画DVD「公主復仇記（Beyond our Ken）」を見た。広東語はまったくわからんので中国語音声＋字幕で。全部はわからんが雰囲気で見る。ツインズのジリアンが主役だが、見始めて目を見開いてしまった。ジリアンが……ジリアンが……メガネかけてる！　もっと早く見るんだった。</p>
<p >　「吾輩」が終わってから、平日は本当にテレビを見ていなかった。決まって見るのは、毎週、土曜日の夕方だけである。9時消灯なので、それ以降は見ようと思わなかったのもあるが。</p>
<p >　5時半：ウルトラマンメビウス。なんか懐かしいネタが多い。眼鏡娘コノミ隊員が最高。</p>
<p >　6時：ミュージックフェア21。</p>
<p >　6時半：竹山先生。最後にPUFFYが出てくるのもいいが、眼鏡白衣ソニン先生が女の子たちにかわいいメイクをしてあげるコーナーがナイス。かわいくなった女の子にマジで萌えてる眼鏡ソニン萌えヽ(´ー`)ノ</p>
<p >　週にこれだけである。本当にテレビはほとんどなくていいと思った。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku8.html#m_p3" id="m_p3" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>再手術</h3>
<p >　8月10日、傷口をきちんと縫い直すために、手術室を使った。全身麻酔ではなく、局部麻酔だが、いろいろと準備をして、結構本格的な手術気分だ。</p>
<p >　前回と違って、今回は最初から最後まで意識がある。麻酔の注射が一番痛いというのは、いつもの話。</p>
<p >　一度縫った傷口を切り開き、固くなった傷口の表面を少し削る。そして、再縫合。麻酔の効いていない部分が結構あって、かなり痛いときがあった。奥の方から表面に向かって膿の流れ出る道筋ができていたらしく、そこもふさいで、さらに切開したところをきちんと縫い直した。</p>
<p >　終了後、抗生剤と痛み止めの点滴。抗生剤は朝晩しばらく続くことになる。手術当日は縫ったところがジンジンと痛んだ。背中のガーゼも、かなり小さくなっていたのに、また大きくなった。シャワーもまた禁止。何だか後退したような気分である。よくなるための一時的後退だとはわかっているのだが、どうしても気分が沈みがちである。</p>
<p >　アンジェラ（安又琪）、五月天（メイデイ）、S.H.E.、ツインズ、Amei（張恵妹）、川村かおりをローテーションでかけて気分を盛り上げようとした。</p>
<p >　12日にはドレーンが取れたが、当分は外出もダメ。13日の東京湾花火も、音だけ聞いた。</p>
<p >　写真は8月14日の武道館の空。入道雲の輝く白、青空の群青色。夏だなあ。どこにも行けない夏。いけないルージュマジック。千鳥が淵は今日も蝉時雨のロッカーたちがミーンミンミンとミの音程で歌う。</p>
<p ><img alt="blue-sky.jpg" src="http://kotonoha.main.jp/2006/image/blue-sky.jpg" width="352" height="288" /></p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku8.html#m_p4" id="m_p4" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>靖国</h3>
<p >　8月15日。6時前からサヨクがデモやってるわ、そこへウヨクがきて「非国民は帰れ」とかBGMつきでわめいてるわ、6時をすぎたらヘリがバンバンだわ、うるせえよ！　首相が来るころにはその喧噪も最高潮に達した。</p>
<p >　昼前に、ウヨクがマイクを使って警察と喧嘩していた。「名前を名乗れ、手帳を見せろ」って。今日は武道館に陛下が来臨なさるというのにがなりたてやがって、まったく不敬極まりない売国奴非国民どもだ。</p>
<p >　ちなみに俺は、新選組や奥羽越列藩同盟や西郷隆盛をまつらずに売国奴東条をまつっている靖国は嫌い。薩長テロリスト藩閥政府大っ嫌い。何でウヨクのいう古きよき日本がかならず明治時代なんだ？　江戸幕府復興とか、豊臣に帰れとか、足利幕府の日本がいいとか、国風といえば平安でしょとか、国のまほろば飛鳥精神に戻れとかいうウヨクはいない。だからウヨク嫌い。</p>
<p >　サヨクは唯物論で何でも人のせいにするからやっぱり嫌い。 </p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku8.html#m_p5" id="m_p5" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>8月にネットで買った本</h3>
<ul >
<li >長崎暢子『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4121006062/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">インド大反乱一八五七年</a>』</li>
<li >Bhawan Singh Rana『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/8128808753/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">Rani of Jhansi</a>』</li>
<li >Paul E. Jaiwant『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/8174360328/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">Laksmi Bhai</a>』</li>
<li >Mahasweta Devi『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/8170461758/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">The Queen of Jhansi</a>』</li>
<li >Assistant Surgeon John Henry Sylvester『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/1845742338/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">Recollections of the Campaign in Malwa and Central India Under Major General Sir Hugh Rose G.C.B.</a>』</li>
<li >Joan Grant『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/0898041406/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">Winged Pharaoh</a>』</li>
<li >太田徹也『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4897372860/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">CI マーク・ロゴの変遷―進行形で見る企業イメージのかたち</a>』</li>
<li >本間之英『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4056037833/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">図解誰かに話したくなる社名・ロゴマークの秘密―有名企業76社掲載</a>』</li>
<li >本間之英『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4056037841/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">図解誰かに話したくなる社名・ロゴマークの秘密 (2)</a>』</li>
</ul>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku8.html#m_p6" id="m_p6" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>8月にネットで買ったCD</h3>
<ul >
<li ><a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/B0006Z3DE4/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">Battalions of Fear</a> / Blind Guardian</li>
<li ><a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/B00005GXWF/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">Follow the Blind</a> / Blind Guardian</li>
<li ><a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/B00000IP3V/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">Tails from the Twilight World</a> / Blind Guardian</li>
<li ><a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/B00005V2UF/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">Imaginations from the Other Side</a> / Blind Guardian</li>
<li ><a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/B000006ED1/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">Nightfall in Middle Earth</a> / Blind Guardian</li>
<li ><a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/B00005V2UE/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">Somewhere Far Beyond</a> / Blind Guardian</li>
<li ><a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/B000063KND/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">Night at the Opera</a> / Blind Guardian</li>
<li ><a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/B00000764Y/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">X Singles</a></li>
<li ><a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/B00005HWK4/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">A BEST 浜崎あゆみ</a></li>
</ul>
<p >　Blind Guardianのアルバム"A Night at the Opera"がかっこよすぎる。ヘビーローテーションで聴いてると血がたぎる！　キーボード叩く指がドラムのリズムにあわせて疾走する！　大学の時に、大阪のアメリカ村でメタル風の服とかブーツとかそろえたときのことを思い出してしまった！　今入院してなかったら原宿か渋谷に行ってそれっぽい服を買いに行ってしまうんじゃないかと思うくらいの勢い。やばいやばい。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku8.html#m_p7" id="m_p7" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>淡々と過ぎる日々</h3>
<p >　8月20日、久々の外出。とにかく頭が重いので、真っ先に美容室に行った。以前から前はよく通ってた店だが、思い切って入ってみる。明るくていい感じの店だ。担当の人がロック好きだそうで、盛り上がる。なんかしきりに「さわやかな感じですよね」とか「メガネしてないほうがかっこいい」とか営業トークされまくって照れる。言われ慣れないことを言わないでほしい。</p>
<ul >
<li >白井恵理子『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4834273636/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">黒の李氷・夜話 (1)</a>』『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4834273644/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">黒の李氷・夜話 (2)</a>』。このノリは大好き。夢幻紳士を読みたくなった。</li>
<li >小川弥生『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4063406059/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">キス&ネバークライ 1 (1)</a>』。帯に「田中美保ちゃんもオススメ！」とあったので買った。それが動機のすべてだったが、読んでみるとやたら面白い。</li>
</ul>
<p >　前に買ってたけどまだ未開封だった田中美保ちゃんのDVD「<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/B000B9F33O/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">Miho COLLECTION LUCKY</a>」を持ってきて、病院で見た。かわいすぎる。俺が女の子だったら絶対美保カジ真似してる。</p>
<p ><a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/B000B9F33O/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/B000B9F33O.01._SCMZZZZZZZ_.jpg" alt="Miho COLLECTION LUCKY" border="0" /></a></p>
<p >　8月24日、色々とやっていることはあるが、あまりの退屈さにぶちぎれそうになる。そろそろ限界？　傷の方は順調だが、前回もここから悪化したというのが頭をよぎる。しかし、膿は出なくなった。下手な期待は裏切られたときにつらいと思って、あまり期待しすぎないようにする。</p>
<p >　8月25日に見た夢。広大な教室のある塾、全体に茶色系の空間。社会の先生がいなくなったので急遽代わりに教えてほしいといわれる。仕方ないので教壇に立つが、何の準備もないので、とりあえず問題集をやらせてみる。解答させつつ自分でも解いてみるが、結構手応えのある問題だ。解いていて気付いたが、最初のページからやるように指示していたつもりが、実は7ページから解くように指示してしまっていて、その前にも問題があった。いまさら変更できないのでそのままにし、生徒たちの間を巡回する。中学生くらいか。つらそうな生徒がいたので、これはどこまでわかっててどこが習得できていないかを調べるためなのだから、今できなくてもかまわない、と言って安心させる。やがて解答時間も終わり、黒板に向かって解説を始めるところで目が覚めた。</p>
<p >　8月26日、夜勤担当の看護婦さんが「今日はうるさいかも」と武道館を見ながら言う。</p>
<p >「今日は武道館で何が？」</p>
<p >「24時間テレビのメイン会場なのよ」</p>
<p >「げー(;´Д`)うぜー」</p>
<p >　で、しょこたん☆ぶろぐ見てたら、しょこたんが出ることがわかった。しょこたんがすぐ近くに来る！ギザ！と手のひらを返して喜んでいた。単純すぎる。翌日朝のしょこたんのドキュメンタリーはよくできてた。しょこたんも泣いてた。病床の中川勝彦の姿が身につまされた。</p>
<p >　というわけで、入院中はmixiとしょこたん☆ぶろぐとAmazon.co.jpと楽天市場ばかり携帯で見ている状況だった。しょこたん☆ぶろぐを見てると楽しくて元気が出てくるのだ。しょこたん天才。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku8.html#m_p8" id="m_p8" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>退院へ向けて</h3>
<p >　8月27日、ふと、この翻訳が完成しないと退院できないのではないかと思う。いや、翻訳が完成するように缶詰にするような何かの力が働いているんではないかと思ったのだ。そして8月30日の昼前に、一通りの翻訳が完成した。細かいところはまだまだ修正しなければならないし、調べたいところもあるが、一応最後まで訳を完成した。</p>
<p >　すると、夕方に先生が見てくれて、保護ガーゼも不要、シャワーもOKになったのだ。さらに、4日のMRIで悪くなっていなければ、退院・通院にするとのこと。訳ができたとたんに、この急展開。話ができすぎだ！</p>
<p >　8月31日、退院が近いが外出。</p>
<p >→自宅。文学フリマ参加ＯＫの郵便が来ていた。</p>
<p >→杉並区保健所で結核の申請延長の届け。これがあったので、退院間近なのに外出したのだ。色々病状などを聴かれる。担当の保健士さんが優しくて明るい感じの人だったのでホッとする。</p>
<p >→荻窪駅北口ブックオフ。サディスティック・ミカ・バンドの「<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/B000GALGAM/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">天晴</a>」と、<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/B00001NFP7/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">スーパー・ユーロビート VOL.100</a>を購入。</p>
<p >→JRで市ケ谷駅へ。駅前の文教堂で購入したのは『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4257720891/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">百鬼夜行抄 (1)</a>』、『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4167660903/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">色の秘密―最新色彩学入門</a>』、『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4896919955/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">信長は謀略で殺されたのか―本能寺の変・謀略説を嗤う</a>』、『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4334033539/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">日本史の一級史料</a>』</p>
<p >→徒歩。途中の喫茶店でストロベリージュースを飲んでたら地震。</p>
<p >→病院</p>
<p >　9月1日は病院の創立記念日で外来などは休み。続く土日も病院に動きはない。</p>
<p >　4日の月曜日が勝負だ。朝から採血、そして夕方にMRIである。造影剤の点滴をするため、担当の先生が途中で来てくれた。その時点ですでに「いい感じですね」と言ってもらったので、かなり安心である。</p>
<p >　その夜、先生が来てくれて、退院できると聞いた。血液検査も、MRIもよし、傷口もよし。もちろん、前のことがあるので本当に大丈夫かという不安はどうしてもついて回るのだが、4か月あまりの入院生活にいよいよ終わりを告げる。</p>
<p >　帰ったらやることが山積みだ。まずは電気を開通させて、冷蔵庫の掃除だな。</p>
<p >　……2006年の入院の記録はここに終わる。前半は病状との、後半はむしろ退屈との闘いだった。</p>]]>
    </content>
  </entry>
  <entry>
    <title>結核文士の治療記(7)夏の入院環境</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku7.html" />
    <modified>2006-09-12T02:32:42Z</modified>
    <issued>2006-09-12T11:30:57+09:00</issued>
    <id>tag:kotonoha.main.jp,2006://2.1195</id>
    <created>2006-09-12T02:30:57Z</created>
    <summary type="text/plain">　いよいよ7月である。悪くはなっていないのだが、退院できる臨界点をなかなか突破してくれない。仕方がないので、ノートPCを借りるなど、生活環境を整えていってしまうのだった。...</summary>
    <author>
      <name>matsunaga</name>
      
      <email>matsunaga@kotonoha.or.tv</email>
    </author>
    <dc:subject>disease</dc:subject>
    <content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://kotonoha.main.jp/">
      <![CDATA[<p >　いよいよ7月である。悪くはなっていないのだが、退院できる臨界点をなかなか突破してくれない。仕方がないので、ノートPCを借りるなど、生活環境を整えていってしまうのだった。</p>]]>
      <![CDATA[<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku7.html#m_p1" id="m_p1" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>再縫合</h3>
<p >　6月21日、かなり膿も減ってきたので、再縫合することになった。病室で、局部麻酔を背中の傷口に注射し、10針ほど縫ったのである。一部、麻酔が効いていなくて激痛だったが、無事縫合は終了。ストレプトマイシンも中止されることになった。</p>
<p >　それから、傷口は少しずつ快方に向かっていった。膿もだんだん少なくなっていき、日々改善されていく。熱も36度台から上がらなくなり、かなり状況は改善されてきた。</p>
<p >　しかし、膿がなくなったわけではなかった。なかなか縫合後の抜糸も決断されない状況が続いたのである。つまり、縫合してもきちんとひっついてはいないわけだ。</p>
<p >　6月27日、前回から10日ぶりに帰宅。駅でボーっと歩いていたら間違えて半蔵門線に乗ってしまったので、三件茶屋から世田谷線経由で自宅へ向かう。ポカポカと日差しの温かい日だったので、のんびり走る世田谷線が気持ちいい。荷物を置いて、振り込みをして、病院に帰った。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku7.html#m_p2" id="m_p2" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>易占トリック</h3>
<p >　6月29日、朝日選書の『易』が届いたので、コインで易占をやってみた。</p>
<p >　入院の経過は？→兌為沢の九二：吉。正しく行なうことで人を喜ばせるという象意なので、医師の指導に従うことで快癒と判断してみた。しかし、易に詳しい人から「傷が二つ重なっている形にも見えなくないので御用心を」とのアドバイスをもらった。</p>
<p >　今後の仕事→山沢損。変爻なし：吉。一時的に出費・負担があるが、これは必要なもので、将来に利益あり。要するに今は充電期であり、今後を心配しなくてよい。</p>
<p >　今年後半の収入→火水未済、六五・上九：不安定の時期はやがて終わる。それまで酒でも飲んでのんびりと時を待て。実力ある補佐を求めるもよし。……というわけで、今年後半の収入はないが、気にするなということらしい。</p>
<p >　株に手を出すのは→天水訟、九四：色気出すな。他人と競うのはやめとけ。本業に戻れ。</p>
<p >　なかなか面白い。タロットと同じで、卦にはすべて出るのだろう。あとは解読する人の読解力にかかっているのも、タロットと同じらしい。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku7.html#m_p3" id="m_p3" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>6月末に買った本</h3>
<ul >
<li >本田済『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4022590106/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">易―中国古典選〈10〉</a>』</li>
<li >銭天牛『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4873650372/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">すぐに役立つ銭流「易経」</a>』</li>
<li >『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4478631115/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">一番売れてる株の雑誌ダイヤモンドザイが作った「株」入門</a>』</li>
<li >雨宮京子『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569652123/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">今日から儲かる株入門―「旬」の銘柄と買い時・売り時がズバリわかる!</a>』</li>
<li >橘玲『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4166605143/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">臆病者のための株入門</a>』</li>
</ul>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku7.html#m_p4" id="m_p4" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>治療は続く</h3>
<p >　7月7日に治療方針を聞いた。再縫合から2週間経っているが、まだ抜糸に至らない。ここから1週間様子を見ることになった。その間に傷が閉じて、膿も出なくなれば、当然、退院。傷が閉じなければ、様子を見て、傷の表面を剥いで縫合し直す。その方が閉じやすくなるらしい。</p>
<p >　というわけで、普通なら考えられないほど、傷口が閉じてくれない。膿も減ってはきているのだが、なくなるわけではない。</p>
<p >　そこでまた占ってみた。傷自体は「乾」九五で着実に乾いてよくなる。ただし、今後一週間は「旅」九四で、まだ旅先＝病院にいる。厚遇はされるが、望ましい環境には戻れない。</p>
<p >　このころ、占いに詳しい人から、占いの当たる条件をきいた。金、友人、寿命のどれかを削っていると占いが当たるという。入院中は金と寿命に難があるから、よく当たるらしい。逆に、占いで金と人気を得ている人は、寿命をすり減らしているのだそうだ。だから、占いは金儲けに使わないのが一番という話。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku7.html#m_p5" id="m_p5" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>携帯のピンチ</h3>
<p >　Amazonや楽天で購入するためにいろいろ見ているうちに、だんだん携帯の電池がヘタってきた。一晩充電しても、5分でアウト。コンセントをつないだままでも、起動さえしないことがある。接触部も悪くなっているようだが……おそらく、乾電池型充電器で無理をしたのでメモリー効果が出て充電できなくなっている上に、接触も悪くて充電できないのだろう。というわけで、7月4日、楽天経由で充電池を購入した。</p>
<p >　7月6日に電池到着。持ちが全然違う。しかし、充電の接続部も悪くなっているようで、これは修理しないとまずそうだ。</p>
<p >　7月9日、帰宅。今や「自宅に行って病院に帰宅」というほうが実感に合うようになってきた。</p>
<p >　病院→電車→駅前本屋</p>
<p >→自宅。病院で読みおわった本を部屋にぶちまける。本屋で買ってきたデスノート12巻読む。高額医療費免除申請を出す。入院・手術代はいくらかかっても、月約7万円以上かかった分は国保で返ってくるのでホッとした。それ以外に、去年の源泉徴収が30万ほど返ってきていた。当面の入院費は大丈夫。</p>
<p >→貯金を下ろしにATMへ。</p>
<p >→新宿のDoCoMoショップで修理の相談。10日から2週間、2000円かかる上に一部データも消えるというので、卓上ホルダーで済ますことにする。630円。とりあえず、これで携帯は普通に使えるようになった。</p>
<p >→マクドで一服</p>
<p >→電車→病院</p>
<p >　以上、4時間の行程であった。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku7.html#m_p6" id="m_p6" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>ノートPC</h3>
<p >　7月11日、見舞に来てくれた人が『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4789728730/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">ビジョメガネ〈2〉</a>』をくれた。出ていることを知らなかった。一冊目に引き続き、若槻千夏のメガネ似合いっぷりは異常。小野真弓と堀北真希がいい感じ。吉岡美穂も。Tommy February6のインタビューがだるだる感満載でナイス。</p>
<p >　この日の新聞に文学フリマのことが載っていたので、申し込むことにした。本を作るのに今いくらくらいかかるかわからないが、6月末あたりから小説のネタが次々思い浮かんでいるので、書く内容には困らない、むしろ多すぎて困る。新しい路線も開拓してみよう。</p>
<p >　7月12日、読売新聞夕刊でしょこたんが2面ぶちぬきカラー掲載。もちろん保存。</p>
<p >　この日、某ブロガー氏からノートPCを借りた。DynaBook、つまりタブレットPC。とはいえ、プレゼンする相手もいない。それよりも大きな問題が二つあった。</p>
<ul >
<li >CD/DVDドライブが一切ついていない。</li>
<li >通信手段が一切ない。この病院にはLANもない。エアH゛のようなカネのかかるものは契約していない。というわけで、結局インターネットにはつながらない。</li>
</ul>
<p >　まあ、ヘタにつながったら、それはそれですべてのことに対応しなければならないので、完治するまではつながらなくてもよかろう。とりあえず、家から持ってきたバックアップ用外付けHDDをUSBで接続して、必要なソフトとかデータを取り込む。そして、中断していた翻訳の続きを開始した。</p>
<p >　翻訳の合間には、シェアウェアゲームの「戦国史SE」の付属サンプルシナリオで遊んでいた。里見家や南部家といった弱い勢力で天下統一するのは楽しい。</p>
<p >　それから、これまでずっとノートにいろいろ書きためていたことを、データ化する作業も行なった。この治療記の6回目までをはじめとして、大学ノート1冊分くらい書いてしまっていたのだが、かなりの分量である。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku7.html#m_p7" id="m_p7" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>吾輩が終わった</h3>
<p >　7月14日、昼ドラ「吾輩は主婦である」が終わってしまった。この1か月ほどは、毎日昼に「吾輩」を見るのが日課であった。これだけは欠かさず見た。それ以外はほとんど何も見ていなかったのだが。</p>
<p >　斉藤由貴が「夏目漱石が乗り移った主婦」を演じていて、これが異様に面白い。竹下景子もいい味を出している。主題歌「家庭内デート」も覚えてしまった（この時点ではテレビ版だが）。クドカンのドラマって面白い。</p>
<p >　しかし、この「吾輩」が終わったら、平日に見るテレビはほとんどなくなってしまうではないか。</p>
<p >　このころ、土曜日には「ウルトラマン・メビウス」を見ていた。もちろん眼鏡のコノミ隊員がお目当てであることは言うまでもないが、昔のウルトラマンシリーズのネタが盛り込まれているのが楽しい。小さいころ、ウルトラマンは夢があるから見ていい、仮面ライダーはすぐに死ね死ねというからやめておこう、と親から言われていたのだが、ウルトラマンは今もほのぼのしていて、嬉しくなった。7月22日放映分が嬉しかったのは、コノミ隊員が眼鏡をやめてコンタクトにしてみたけど、やっぱり眼鏡に戻ることにしたという展開だった。と、また眼鏡の話に戻ったので、メビウスの話はこの辺にしておく。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku7.html#m_p8" id="m_p8" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>7月に買った本</h3>
<ul >
<li >松井浩一『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4495560816/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">儲かる会社の作り方</a>』</li>
<li >中川裕『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4827202397/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">0円で株式会社を起こす完全設立マニュアル―新会社法対応版 新しくなった「会社の作り方」手順・ノウハウ</a>』</li>
<li >中村英良・佐久間淳『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/440810664X/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">[新版]失敗しない自分でできる会社の作り方</a>』</li>
<li >『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102020012/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">ロミオとジュリエット</a>』</li>
<li >渡辺明次『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4861850347/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">梁山伯祝英台伝説の真実性を追う―日中対訳版</a>』</li>
<li >久門易『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4797334711/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">今日からデジカメ写真がうまくなる    ソフトバンク新書</a>』</li>
<li >毛綱毅曠『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4334060374/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">七福招来の建築術―造り、棲み、壊すよろこび</a>』</li>
<li >毛綱毅曠『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4788796384/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">風水伝奇 ガイア・インターネット</a>』</li>
<li >増島実『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4086500272/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">Lovers’ beach―おしゃれなアジアン・リゾート&ホテル情報</a>』</li>
<li >小峰一翁・堀井舜桜『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4901161539/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">吉名社名商標の付け方―正字姓名判断ビジネス成功法 究極の開運</a>』</li>
<li >和泉宗章『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4809405060/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">すぐできる 最新改訂版 算命占星学入門―驚くべき的中率を誇る和泉流の再来</a>』</li>
</ul>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku7.html#m_p9" id="m_p9" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>女子十二楽坊</h3>
<p >　7月20日、傷がまだふさがってないけれども、再縫合から1か月半で抜糸した。普通は10日くらいで抜糸なんだが。この後、傷が閉じて膿がでなくなれば退院なのだが、夏の間に出れるだろうか、と不安になる。いくら何でも長すぎる。</p>
<p >　7月22日には、ウェブで連載しながら長い間中断していた「まぼろしの五色不動」の原稿を、ひとまず完結させた。退院したら少し取材追加する必要があるが、写真・地図入れて単行本だと240～256ページくらいの分量になってしまった。ちょっとくどいところがあるのでダウンサイジングする必要があるかもしれない。</p>
<p >　7月23日、外出許可をもらって、女子十二楽坊のコンサートに行ってきた。早く退院できればまだ日本ツアーは続いているのだが、もうこの日のうちに行っておかないと、と思って、とにかく行くことにした。昼の部があるチャンスもなかなかない。夜の外出は難しい。</p>
<p >　一度自宅に帰ってから、神宮前のNHKホールへ。当日券を買うと、2階最前列右手（C1-33）の席だった。案外、この辺のほうが全体が見えていい席なのだ。</p>
<p >　とにかく、行けてよかったコンサートだった。内容的にも、演奏的にも。ゲスト出演したヤンリン・ヤンチンもかわいくてナイス。よく知っているファンの人たちとも会って、いろいろと話が盛り上がった。先日の掲示板荒らしについては、みんな無視してくれているようで、それより早く復帰してspam投稿を弾いてくれと頼まれた。大体のspamは弾く設定にしてあったのだが、新型の前にはなすすべもないようだ。しかし、復帰しないことにはその辺りもいじれない。</p>
<p >　7月25日。「あと1か月くらい様子を見て、それでもふさがらなかったら通院にしましょう」と言われた。結構気落ち。8月も病院暮らしなのか。</p>
<p >　それでも、一日に原稿用紙換算で40枚くらいの小説原稿を書いてみたりもした。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/12kekkaku7.html#m_p10" id="m_p10" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>滝本弁護士</h3>
<p >　7月26日、一部原稿を書いた『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4798111260/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">Web2.0 キーワードブック</a>』の見本が到着。4月に熱にうなされながら書いた原稿は、どうも詰めが甘くて悔しい。プロフィールの内容が古いが、入院したためにプロフィールを送れなかったのだから仕方がない。この本は、自分のやっていないところだが、図解がものすごくよくできていると思う。</p>
<p >　7月27日、滝本弁護士が見舞いに来てくれた。何かのついでということで慌ただしい来訪だったが。花なんか持ってきてもらえて、それはそれでありがたいのだが、後で思い切り煽られていたことに思い当たった。</p>
<p >「身の回りのこととかやってくれる彼女とかいないの？」</p>
<p >　余計なお世話だ。いねえよ。激しく煽られた！ わらい。</p>
<p >　同日、文学フリマに申し込んだ。まだ原稿も仕上がっていないが、まあ何とかなるだろう。</p>
<p >　7月28日、神保町の東陽堂に行って、ちょっと高価な買い物をした。『大僧正天海』大正5年の本である。最近、風水都市江戸の仕掛人として有名になりつつある天海についての唯一の専門書。天海のみを扱った本は、世の中に小説が少しあるだけだから、本当に貴重な本だ。</p>
<p >　これは、すごい資料である。もうこの本一冊あれば、天海についての史実はすべてわかると言っても過言ではないくらい、内容が充実している。</p>
<p >　古書で3万5000円。しかし、値段相応の本だ。巻末の年表だけでも5000円以上の価値がある。これを読み込んで、調査すれば、すごいことになりそうだ。とりあえず読みながらデータ化することにした。天海の生年と血筋についての検証部分をデータ化したら、原稿用紙換算約50枚になったが、これは全体の中のおまけ部分にすぎない。ちなみに天海＝明智光秀説は一言で否定されていた。吹いた。</p>]]>
    </content>
  </entry>
  <entry>
    <title>結核文士の治療記(6)外界との隔離</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/11kekkaku6.html" />
    <modified>2006-09-11T06:14:45Z</modified>
    <issued>2006-09-11T13:20:57+09:00</issued>
    <id>tag:kotonoha.main.jp,2006://2.1194</id>
    <created>2006-09-11T04:20:57Z</created>
    <summary type="text/plain">「膿を出す」のはいいことだとされるが、膿がいつまでも出続けるのも困ったものである。再びの個室、試練は続く。...</summary>
    <author>
      <name>matsunaga</name>
      
      <email>matsunaga@kotonoha.or.tv</email>
    </author>
    <dc:subject>disease</dc:subject>
    <content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://kotonoha.main.jp/">
      <![CDATA[<p >「膿を出す」のはいいことだとされるが、膿がいつまでも出続けるのも困ったものである。再びの個室、試練は続く。</p>]]>
      <![CDATA[<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/11kekkaku6.html#m_p1" id="m_p1" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>家賃と郵便物</h3>
<p >　新しい個室からは、千鳥ヶ淵を挟んで武道館が見渡せる。眺めがいいのは気休めともなるが、いつまで経っても出られないのも困りものだ。</p>
<p >　あとで聞いたが、ここは岩城さんが入っていたまさにその病室なのだそうだ。</p>
<p >　困ったといえば家賃のことがあった。自動振り込みの手続きがまだ終わっていないので、直接払わねばならず、督促が来ていたのだ。しかし、手元にはそれだけのカネがない。外出食う余暇も出ないので、引き出しにも行けない。</p>
<p >　数日考えて、友人にカードで下ろしてきてもらうことにした。本当は暗証番号を誰にも教えるべきではないのだが、たとえ聞いても悪用するような人ではないと信用して、引き出してきてもらった。家賃は保証会社の人に病室まで取りに来てもらった。また、入院中に自動振り込み手続きがうまくいったようで、翌月からは問題なかった。</p>
<p >　さらに別の友人に頼んで、自宅の郵便物などを持ってきてもらうことにした。あやしいわーるど掲示板の住人で、実は会ったことはなかったが、いろいろ助けてくれるというのでお願いすることにした。鍵を渡して、部屋の中のものも持ってきてもらった。宅急便の不在票が数多く入っていたが、時間切れでどうしようもない。その他、電話代などの振り込み用紙も入っていた。幸い、一か月の間に盗まれたものはないようだった。</p>
<p >　一人住まいの入院は、お金と郵便物がとにかく心配事となる。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/11kekkaku6.html#m_p2" id="m_p2" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>ネットのもめごと</h3>
<p >　5月の末に、面会に来てくれた友人が掲示板の投稿をプリントアウトしたものを持ってきてくれた。女子十二楽坊の私設ファンサイトが荒らされているというのである。同じ投稿を片っ端からマルチ投稿し、あたかも私がファンの名簿を流用・横流ししたかのようなデマを流して、恐怖心を煽ろうとする悪質なものだった。</p>
<p >　じっくり読んでみると、ファンを装うこの投稿が決してファンによるものではないことがはっきりとわかった。ファンであれば絶対に書くわけのない事実誤認やおかしな言い方が多い。ネットを使えるファンであれば、このサイトが個人サイトとして出発し、やがて人が集まるようになったが、公式サイトとは常に一線を画してきたことは「常識」であるのに、その前提さえも崩れていた。また、ファンであるなら疑問に思ったりしないことを問題視していたり、よほどのアングラ系ネットワーカーでなければ口にしないはずのことも言っていた。</p>
<p >　というわけで、すぐに犯人の目星がついたので、楽坊板の古参であるその友人に代理投稿してもらうよう、メモを渡した。デマについては淡々と事実を述べて誤りを正し、またその投稿がマルチポストや他人名（メンバー名）を騙るというルール違反を犯していることを指摘した。また、この時点で面と向かって指摘するのも野暮なので、楽坊ファンならこういう「人を貶めるようなことはやめましょう」と一般論を記しておいた。それで、犯人も、気付かれたとわかったのだろうか、荒らしはおさまったようである。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/11kekkaku6.html#m_p3" id="m_p3" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>再手術？</h3>
<p >　さて、肝心の病状であるが、膿はドクドクと出続け、一日2回ガーゼを取り替える。傷口も少しずつ開いてきているようである。好転した感じはしない。それどころか、出る膿も増えているように思える。</p>
<p >　呼吸器の先生によると、結核患者の場合、傷口がなかなかふさがらず、また開いてくることもあるという。過去にもそういう患者がいて、半年くらいかかったそうだ。だから「気長に治療するしかない」し、基本的には毎日飲んでいる飲み薬しか対策がないという。</p>
<p >　あまりに膿が出てくるので、再手術の可能性も検討しているとのこと。しかし、再手術をしたからといってそれで完治するわけではない。もしかしたら何度も手術を繰り返すことになるかもしれない――</p>
<p >　ということで、先生方が協議した結果、週に2回、背中の傷口にストレプトマイシンを直接筋肉注射することになった。6月1日から開始した。血管が少ないところなので、飲み薬が効きづらい可能性もあるからだという。</p>
<p >　筋肉注射は激痛で、また膿を出やすくするためにわざと傷口を開いてガーゼを詰めるのも痛かった。ガーゼ交換は毎日一回、なかなかの苦行である。</p>
<p >　しかし、その傷みにもやがて慣れてきた。そして、ストレプトマイシン効果で傷口も少しずつよくなり赤みも引いてきたのだった。ストレプトマイシンの副作用で耳が聞こえにくくなることがあるそうだが、聴力検査でも特に問題はないようである。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/11kekkaku6.html#m_p4" id="m_p4" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>本を買いあさる</h3>
<p >　6月に入ると面会に来てくれる人もほとんど途絶え、何もすることがなくなってきた。6月後半に受けるつもりだった検定試験までに退院できるかどうかも怪しい雲行きとなってきたので、勉強にも今ひとつ力が入らない。</p>
<p >　そこでまたテレビを見るようになった。ただし、今回の個室はテレビカードを買わなければならない。1000円で約11時間、1円で40秒足らず。だらだらと見ていると、2～3日でカードを一枚使ってしまうペースになる。</p>
<p >　しかし、このころは秋田の子供殺しの「鈴香容疑者」の話でつまらない。騒ぎすぎだ。テレビもつまらない、パズル誌も解き終わった、勉強ばかりやる集中力にも欠ける。となると仕方ないので、本を読むことにした。個室なので、一応携帯を使っても怒られはしなさそうだ。というわけで、Amazon.co.jpで本を検索し、レビューで評判を確認した上で、楽天ブックスで注文することにした。クレジットカードは楽天カードだけを使っているので、楽天で買えばポイントが2倍になるのだ。どうせDVDもCDも視聴できないのだから、楽天で充分である。もっとも、一部は中古をAmazonで買ったが。</p>
<p >　送付先は病院の個室。ストレスを本で紛らわせようとしたのだった。</p>
<p >　問題はケータイの電池だった。もともとケータイ禁止と言われていたので、乾電池を使う緊急用の充電器しか持ってこなかった。ところが、これで充電できる量は限られている。Amazonで数冊検索するとアウト。楽天での申し込み中に電池切れで消えてしまう。そこで、電池をまとめ買いしたりもした。いずれにしても、最小限の利用しかできないのである。他のサイトを見る余裕など、残念ながら全くない。</p>
<p >　せっかくなので、小説のネタでも暖めようと思い、資料になる本を集中的に購入した。このブログの常連読者の方ならおわかりだろうが、こういう場合、とにかく関連本、特に一次資料に近いものを徹底的に読みまくるのが私の流儀である。諸説あるなら、その諸説を一通り本人の言葉で読んでみる。それぞれに説得力と欠点があるので、片っ端から読むうちに自分の考えがまとまってくるのだ。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/11kekkaku6.html#m_p5" id="m_p5" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>6月前半に買った本</h3>
<ul >
<li >高柳光寿『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4642050272/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">明智光秀</a>』</li>
<li >桑田忠親『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4061830538/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">明智光秀</a>』</li>
<li >桐野作人『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4059010421/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">真説 本能寺</a>』</li>
<li >小和田哲男『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/456960109X/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">明智光秀―つくられた「謀反人」</a>』</li>
<li >『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4056028397/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">俊英明智光秀―才気迸る霹靂の智将</a>』学研歴史群像シリーズ</li>
<li >二木謙一編『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4404021399/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">明智光秀のすべて</a>』</li>
<li >堀和久『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4313750487/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">天海</a>』</li>
<li >岩辺晃三『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4419041102/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">天海・光秀の謎―会計と文化</a>』</li>
<li >『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4056023565/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">奮迅真田幸村―戦国でもっとも強い漢</a>』『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4051051447/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">真田戦記―幸隆・昌幸・幸村の血戦と大坂の陣</a>』『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4056022364/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">激闘大坂の陣―最大最後の戦国合戦</a>』『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4056042470/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">真田幸村と大坂の陣―家康を震撼させた猛将の戦い</a>』学研歴史群像シリーズ</li>
<li >山村竜也『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569643264/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">真田幸村 伝説になった英雄の実像</a>』</li>
<li >アンヌ・ベルトゥロ『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4422211315/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">アーサー王伝説</a>』</li>
<li >リチャード・キャヴェンディッシュ『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4794937814/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">アーサー王伝説</a>』</li>
<li >海野弘『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4568502535/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">モダン・デザイン全史</a>』</li>
</ul>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/11kekkaku6.html#m_p6" id="m_p6" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>外界との分断</h3>
<p >　週刊アスキーの連載「仮想報道」で自分のことを取り上げられたと知り、実物を見てみたいと思ったが、なかなか機会がなかった。病室の窓からアスキーの入っているビルも見えるのに、雑誌一つ買えないのである。</p>
<p >　そんな不便を感じていた6月6日の夜、ついにケータイの電池が完全に切れた。充電も不可能。つまり、ケータイがまったく使えなくなったのである。</p>
<p >　実は、乾電池式の充電器は、完全に電池切れになると充電ができなくなる。まだ少し残っているところで充電しなければならない。言い換えれば「外出時に切れそうなときの緊急用」でしかないのだ。完全に切れてしまったら、コンビニの充電器やコンセントからのAC充電でないとだめなのである。</p>
<p >　こうして、ケータイも使えなくなった。もとよりネットは使えない。外出の許可は出ない。個室に閉じこもらなければならないという完全軟禁状態におかれた。外界の接点は新聞・テレビと窓の景色のみ。本を新しく注文することもできない。アウン・サン・スーチーさんの気持ちがわかるような気がする。</p>
<p >　テレビも厳選して見ないと、テレビカードがもったいない。NHK大河ドラマはちょうど本能寺の変の前後だったので、光秀が死ぬ回までは見た。あと、必ず見るようになったのが、昼ドラの「吾輩は主婦である」と、「ウルトラマン・メビウス」。</p>
<p >　それ以外の報道番組には飽き飽きしていた。ただ、その中でも、いい報道がないわけではなかった。6月10日土曜日だったか、朝のみのもんたが出ている番組で、現場から中継しているレポーターのコメントはよかった。みの氏が「鈴香容疑者とはどういう人物だったのか、さらに情報がほしい」と言ったところ、下村レポーターはこういうような内容の話をしたのだ。</p>
<p >「鈴香容疑者については、子供をかわいがっていたという情報と、面倒を見ていなかったという情報があります。しかし、悪い話はご近所さんから出て、近所に広まっている話なんです。あんなことをするのをするのは普通の人ではない、悪い奴だというふうに思いたい心理から、そのおうな話がクローズアップされている可能性がありますから、わたしたちは慎重に取材を進めていきたいと思います」</p>
<p >　まさに正論であり、「悪者」を隔離して自分は悪者じゃないと満足する多くの報道番組やワイドショーに対する批判も込められているように感じた。</p>
<p >　それでも、こういう情報番組には飽きていき、結局、まったく見なくなってしまった。</p>
<p >　その他では、ドラマで渡辺典子を久々に見たときには幸福感を味わった。渡辺典子は何歳になっても最高である。それから、しょこたんと川上麻衣子も見れたので、不幸のどん底ということにはならなかった。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/11kekkaku6.html#m_p7" id="m_p7" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>初めての外出</h3>
<p >　ストレプトマイシンがよく効いてくれて、傷の方も大分よくなってきた。そしてついに外出許可が出たので、6月17日土曜日、入院後初の外出を果たした。といっても、往復時間含めて3時間なので、買いためた本を自宅に置いてくるのが主な作業である。</p>
<p >　ずっしりと重い荷物を両手に持って駅までの坂を下る。入院前と違って、本来の自分の歩くスピードで歩いていけるのが嬉しい。</p>
<p >　家に着いて、郵便物の束を取り込み、中に入る。そこで異変に気付いた。電気がつかない。どうやら電気が止められているようだ。こわくて冷蔵庫が開けられない。</p>
<p >　6月後半の検定試験は断念したので、教材なども全部家に置いていく。そして100円ショップと本屋で少し購入。またパズル誌を3冊買った。家からはケータイ用AC充電コードを持ってきた。さらにATMで入院費などを引き出し、コンビニでケータイ代などを振り込み。これでタイムアウトである。</p>
<p >　すっかり体力が落ちていて、帰ってきたら筋肉痛になってしまった。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/11kekkaku6.html#m_p8" id="m_p8" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>水虫治療</h3>
<p >　どうせなら悪いところは全部治してしまえということで、水虫の治療も始めた。結構足の裏がぼろぼろで、新聞・テレビでもしきりに宣伝されている爪水虫もあり、皮膚科にかかることになった。</p>
<p >　結核の薬との相性が悪いので使えない薬があった。そこで、イトリゾールのパルス療法をやることになった。1週間、朝夕食後すぐに4カプセルずつ飲む。その後3週間は薬を飲まずに休み、ということを3か月繰り返す。そして6か月後に爪の状態をチェックするというものだ。薬は6月16日に飲み始めた。</p>
<p >　また、塗り薬も出た。</p>
<p >　薬を飲み始めて数日で効果があらわれた。足の裏も急にきれいになったのである。多少は残っているが、あまりにも変化が大きく驚いた。</p>
<p >　というわけで、水虫のある人はためらわずに皮膚科に行くといいと思う。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/11kekkaku6.html#m_p9" id="m_p9" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>6月後半に買った本</h3>
<ul >
<li >長谷川勝也『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4774109290/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">イラスト・図解 確率・統計のしくみがわかる本―わからなかったことがよくわかる、確率・統計入門</a>』</li>
<li >『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4088740416/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">Death note (11)</a>』</li>
<li >神野志隆光『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4061497766/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">「日本」とはなにか</a>』</li>
<li >武光誠『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569665799/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">「古代日本」誕生の謎―大和朝廷から統一国家へ</a>』</li>
<li >山口仲美『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4004310180/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">日本語の歴史</a>』</li>
<li >谷川健一『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4094600973/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">白鳥伝説〈上〉</a>』『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4094600981/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">白鳥伝説〈下〉</a>』</li>
<li >山本ひろ子『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4480087680/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">異神〈上〉</a>』『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4480087699/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">異神〈下〉</a>』中世日本の秘教的世界</li>
<li >伊藤和磨『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4262120368/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">痛みと歪みを治す健康ストレッチ</a>』</li>
<li >田内敏男『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4528011603/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">体力アップトレーニング―運動不足のあなたへ</a>』</li>
</ul>]]>
    </content>
  </entry>
  <entry>
    <title>結核文士の治療記(5)さっぱりワヤ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/10kekkaku5.html" />
    <modified>2006-09-11T00:47:16Z</modified>
    <issued>2006-09-10T15:03:48+09:00</issued>
    <id>tag:kotonoha.main.jp,2006://2.1193</id>
    <created>2006-09-10T06:03:48Z</created>
    <summary type="text/plain">手術は無事成功、その後の経過も良好――と思っていたらどんでん返し。再び個室に戻る事態となった。...</summary>
    <author>
      <name>matsunaga</name>
      
      <email>matsunaga@kotonoha.or.tv</email>
    </author>
    <dc:subject>disease</dc:subject>
    <content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://kotonoha.main.jp/">
      <![CDATA[<p >手術は無事成功、その後の経過も良好――と思っていたらどんでん返し。再び個室に戻る事態となった。</p>]]>
      <![CDATA[<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/10kekkaku5.html#m_p1" id="m_p1" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>大部屋</h3>
<p >　一般病室は相部屋である。5月8日月曜日に移った部屋は4人部屋だった。同室になったのはこんな人たちである。</p>
<ul >
<li >81歳の元気なおじいさん。首と腰の手術をした。</li>
<li >50代の手術待ちのおじさん。海外経験が長く、サーバーの空調などをやっている。</li>
<li >30代前半くらいのSEさん。韓国人の美人の奥さんがいる。</li>
</ul>
<p >　3世代同居部屋であるが、気のいい人たちばかりで、毎日いろいろな話題で盛り上がり、楽しく過ごしたのだった。退屈もない。テレビも見る気にならなかった。看護助手の人が「この部屋はいつも楽しそうでいいわねえ」と、感心だかあきれてだかつぶやいていたことがある。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/10kekkaku5.html#m_p2" id="m_p2" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>スケジュール</h3>
<p >　ところで、病院の一日はこんなスケジュールだった。</p>
<ul >
<li >朝6時すぎに点灯。その後、夜勤の看護師さんが様子を見に来る。</li>
<li >7時半すぎ～8時ごろに朝食が配られる。ただし、採血検査があるときは8時ごろの採血が終わるまで食べてはいけない。</li>
<li >その前後に新聞屋さんが病室に来る。</li>
<li >10時を過ぎたころ、昼勤の看護師さんが挨拶に来る。このとき、体温・脈拍・トイレの回数など報告（病状によって血圧などを測ったりもする）</li>
<li >昼までに医師の回診。消毒などがあればこのときにやってもらう。</li>
<li >12時過ぎに昼食を配膳。</li>
<li >14時～20時半が面会時間。</li>
<li >17時過ぎに夜勤の看護師さんが挨拶に来る。</li>
<li >18時過ぎに夕食配膳。</li>
<li >21時消灯。ただし、22時まではイヤホン付きでテレビを見たり、ベッド灯をつけたりしても一応見逃してもらえる。</li>
</ul>
<p >　こう書くと盛りだくさんのようだが、実際には「ほとんど何もすることがない」のが現実。仕事に追われるのも大変だが、何もやることがなく、ただ安静にしていろと言われるのも大変な苦痛である。もっとも、面会に来てくれる人がいれば全然違うのだが、家族なり彼女でもいればしょっちゅう誰か来てもらえるだろう。しかし、友人・知人だとたまに来てもらえればありがたい話で、そんなに通ってもらえるわけではない。部屋を移ってから5月末までの面会人は、自分の場合平均1日0.8人くらいだった。そういうわけで勢い同室の人たちとの話に花が咲くことになる。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/10kekkaku5.html#m_p3" id="m_p3" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>病院の評判</h3>
<p >　そんな話の中で知ったのだが、この病院の整形外科は日本でも有数の名高いところで、入院するにも数か月待ちは当たり前なのだという。いろいろな病院を渡り歩いて最後にたどり着くのがこの病院なのだそうだ。少し前の新聞で、手術回数の多い整形外科で全国トップクラスに入っていたという。指揮者の岩城宏之さんもここで入院し、その体験を本に書いているという。そういえば、その文庫本が病院の売店に平積みされていてなぜだろうと思っていたが、そういう縁があったのかと合点した。</p>
<p >　確かにこの病院はいいところだと感じていた。受診したときの医師の説明が非常に丁寧である。どういう必要があるからどういう検査をやる、こういう結果が出たのでこういう治療をするが、こういう治療結果が考えられ、こういう問題もありえる、ということをきちんと教えてくれる。わからないことはわからないとはっきり言ってくれる。入院前の整形外科の診断では、MRI写真によくわからない影があり、問題があるかどうか調べるためにないかに戻します、と言われたりもした。</p>
<p >　とにかく説明してもらえるのは心強い限りで、納得して治療を受けられるし、信頼も生まれてくる。「やってみないとわからない」とはっきり言ってもらえるなら、それはそれで安心できるものだ。</p>
<p >　また、この病院では、主治医はいるが、同じ科のすべての医師が状況を把握し、話し合った結果に基づいて治療・方針が決まるという。だから、回診に来るのがどの先生でも、その様子はきちんと引き継がれているし、経験の度合いも判断のタイプもそれぞれに異なる医師の判断が総合されて、誤診やミスも防げるわけである。</p>
<p >　この病院、しかも評判の高い整形外科病棟に速やかに入院できたのは、意図したものではなく偶然が重なったものであったが、本当に幸運きわまりないことであった。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/10kekkaku5.html#m_p4" id="m_p4" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>読売新聞を読む</h3>
<p >　一般の病室では、毎朝、病室まで新聞を売りに来る人がいた。そこで何となく買ってみることにした。朝日・読売とスポーツ紙2紙から選べるので、読売新聞を購入した。</p>
<p >　テレビと同様、新聞も今まで購読していなかった。資源ゴミが出てかさばるのもいやだったし、インターネットで大抵のことは済ませられるからである。しかし、病院ではネットも使えず、外界の情報を手に入れるにはテレビか新聞しかないし、テレビはつまらないので新聞を買ってみようと思ったのである。</p>
<p >　テレビよりは新聞の方が情報量があり、なかなか読み応えはあった。それでもすぐに読み終わってしまうのだった――スポーツ欄は興味がないので読んでいない。株式もチェックしていない。</p>
<p >　新聞を読み始めて気づいたことがある。新聞記事には2次情報が非常に多い。プレスリリースや政府発表も要約や抜粋が中心である。ネットであれば直接その企業のサイトなり政府公報のページに当たって、1次情報に接することができるのだが、新聞だとどうしても新聞掲載のフィルターを通してしか見られない。それが不満として残った。</p>
<p >　それでも、連載やコラム、特集は興味深いものがあった。時々掲載される「検証・戦争責任」第二部の見開き特集は要領よくポイントがまとまっており、大東亜戦争の指導部の実情がよくわかる。ここに示された参考文献をたどっていけば詳しいことがわかるだろう。</p>
<p >　切り抜きも始めた。その一つは「日本語日めくり」という言葉遣いについての連載。日本語まめ知識のような記事で、文章を書く人間にとっては再確認したくなる内容である。それから「新・日本語の現場」。「方言の戦い」と題し、このころは特に関西の言葉についての内容が続いていた。奈良弁の自分としては、大阪や神戸の言葉とは少し違うところもあるが、「吉本弁」の正体が標準語の語尾を変えただけ、などの指摘には大いに興味を抱いた。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/10kekkaku5.html#m_p5" id="m_p5" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>さっぱりワヤやがな</h3>
<p >　5月19日の「方言の戦い」第25回は「わや」という言葉について書かれている。「ダメなこと。無理、無法、むちゃくちゃ」と説明されているが、自分の五感としては「わけわからん」というニュアンスもあると思う。ここに載っていた『大阪言葉辞典』からの引用を見て、思わず笑ってしまった。孫引きになるが引用してみたい。</p>
<blockquote >
<p >「女房がお産で、子供が風邪ひきで、おやじが会社をくびになったというような場合にも『さっぱりワヤやがな』で頭をかいてすましていることができるのが大阪人の一面である」</p>
</blockquote>
<p >　わははははは。確かにそういう言葉だ。これを読んで、途端に気が楽になった。自分に当てはめれば、結核で、手術までして、仕事もできず、収入のあてはなく、ネットでは火のないところに水煙でうるさく騒ぎ立てる人たちがいる。ほんまに、わっぱりワヤやがな。もう、どんなりまへんな、ははは。</p>
<p >　そう、今の状況は単にワヤなだけなのだ。そう思ったら、一気に気が楽になった。肩の力が抜けていった。この記事には本当に感謝だ。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/10kekkaku5.html#m_p6" id="m_p6" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>ひまつぶし</h3>
<p >　毎日売店に行けるようになったので本を買ったりしていたが、数日ではたと気付いた。一日で2冊くらいは軽く読めてしまうのである。この調子では1日に本代が1500円になってしまう。あまりにももったいないし、本の山ができてしまう。堀江さんが90日の勾留中に200冊本を読んだという話だが、気持ちはものすごくよくわかる。入院と勾留では全然違うが、他にやることがないという点では同じだ。</p>
<p >　ともあれ、半日で消化できてしまう本はもったいない。もっと「腹持ち」のいいものを、ということで買ってきたのがパズル誌だ。売店にあった3冊、漢字ナンクロとクロスワードとお絵かきロジックにしばらくはまった。特にロジックは初めてだったのだが、賞金に目がくらんで巨大ロジックに挑戦。一日中やり続けて、一週間後にようやく完成した。まさに「ヒマ人」だが、入院でもしていなければこんなものをやろうとは思わないだろう。漢字誌は全問解いてしまった。</p>
<p >　パズルにはまっていると、他の患者さんには「勉強」に見えたらしく、どういうわけか「勉強熱心な学生さんがいる」という話が広まっていたようだ。勉強でもないし、年齢を15歳は見間違えられているのにはちょっと閉口した。でも、四捨五入したら40です、と言っても冗談だと思われるので、笑ってごまかすことにしたのだが。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/10kekkaku5.html#m_p7" id="m_p7" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>傷の悪化</h3>
<p >　熱は37度台までしか上がらないようになったが、そのあたりで一進一退を続けるようになった。出ても38度少しくらいなのだが、平熱までは少し遠い。この熱と、血液検査での炎症反応、そして腰の写真がよくならないと退院できないのだ。</p>
<p >　膿も完全に洗い流せたわけではなく、少しは残っているので、それは飲み薬で退治されるのを末しかない。脚の付け根や腰骨のあたりにはまだ違和感を感じている。</p>
<p >　それでも17日にはようやくシャワー許可が下りた。タオルで拭くだけだったのがシャワーに入れると全然違う。</p>
<p >　2度目のシャワーの19日、鏡で腰の縫い目を見てみた。すると、少し赤くなっている。そのころから、この赤みのあるところにかゆみを感じるようになっていた。21日あたりには、痛みというか熱を持っていたので、冷やしたりもした。</p>
<p >　週明けに主治医の先生に見てもらうと、あまりよろしくない兆候だという。デジカメで患部を撮影し、これが大きくならないかどうか、毎日見ていくということになった。膿がまたたまっている可能性もあるという。</p>
<p >　それから2日後、24日の朝。目覚めて少しして異変に気付いた。腰の辺りが濡れている。布団を見ると、黄色い染みができている。どうやら、膿が傷口からしみ出してきていたようだった。あわてて看護師さんを呼んで、とりあえずガーゼを当ててもらう。そして、先生も見に来てくれた。</p>
<p >　「滲出物があれば隔離」――それが結核菌持ちの自分に課せられた条件である。入院から1か月、再び個室へと移ることになった。ほんまにワヤである。いつになったら退院できるのか。</p>]]>
    </content>
  </entry>
  <entry>
    <title>結核文士の治療記(4)初めての手術</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/10kekkaku4.html" />
    <modified>2006-09-10T00:43:02Z</modified>
    <issued>2006-09-10T09:37:30+09:00</issued>
    <id>tag:kotonoha.main.jp,2006://2.1192</id>
    <created>2006-09-10T00:37:30Z</created>
    <summary type="text/plain">結核菌のせいで腸腰筋に膿がたまり、激しい痛みと異常な熱と大量の汗に悩まされる日々が続いた。おそらく昭和前期までであれば、体力を消耗して死んでしまっていただろうと思う。しかし、ついに手術のときがやってきた。...</summary>
    <author>
      <name>matsunaga</name>
      
      <email>matsunaga@kotonoha.or.tv</email>
    </author>
    <dc:subject>disease</dc:subject>
    <content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://kotonoha.main.jp/">
      <![CDATA[<p >結核菌のせいで腸腰筋に膿がたまり、激しい痛みと異常な熱と大量の汗に悩まされる日々が続いた。おそらく昭和前期までであれば、体力を消耗して死んでしまっていただろうと思う。しかし、ついに手術のときがやってきた。</p>]]>
      <![CDATA[<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/10kekkaku4.html#m_p1" id="m_p1" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>入院準備</h3>
<p >　まさか入院手続きで悩むとは思わなかった。保証人が二人必要だというのである。新居を探すにも保証人になれる人がいないので保証人サービスが使えるところを第一条件として探したくらいなのに、入院にも保証人が必要だと知って愕然とした。しかし、保証人がいないので入院できませんとは言えないので、まずmixiで相談してみた。</p>
<p >　持つべきものは友である。さっそく数人から申し出があった。しかし、である。用紙には「一人は定職のある人」と書かれていた。申し出があった人たちは、フリーのライターや漫画家、つまり自宅で原稿を書いているので、定職と認められにくい。もう一度募集して、ようやく会社員の人に保証人になってもらえた。とりあえず入院・手術の費用だけは貯金から何とかなりそうなので、保証人にも迷惑をかけずにすむはずだ。</p>
<p >　熱が下がった隙に近所のスーパーで入院に必要な着替え類を購入。判断力が落ちているのでサイズを間違えて買ってしまったりもしたが、スーツケースと旅行バッグと肩掛けカバン1つで、なんとか全部持っていける準備が整った。</p>
<p >　入院前日の4月24日月曜日、内科の外来診察に行った。CTスキャンの画像によると、肺は別として、腸腰筋以外には特に問題はないとのこと。高熱の話もしたが、鎮痛剤には解熱成分も含まれているので、ほかに打つ手はないようだった。つまり、手術以外に道は残されていないのである。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/10kekkaku4.html#m_p2" id="m_p2" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>ネット断ち</h3>
<p >　ところで、重要なのは通信環境である。病院内は「携帯電話、インターネット禁止」となっている。入院前に聞いてみたら、ノートパソコンの持ち込みはOKだが、通信は禁止とはっきり断言されてしまった。もちろん無線LANも有線のLANケーブルもない。</p>
<p >　どちらにしても、ノートパソコンは持っていないし、手術前後はネットどころではないだろうから、しばらく通信環境からは完全に離れることになった。このため、入院した25日朝以降、PCなどの通信環境の一切ないアナログの世界で生きることになったのである。</p>
<p >　事前の話では3週間くらいで退院できるかな、という見込みだったので、まあそれくらいならネット断ちしても問題ないだろうと見切りをつけた。</p>
<p >　このあと、退院するまでPCでの通信は一切できなかった。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/10kekkaku4.html#m_p3" id="m_p3" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>入院</h3>
<p >　4月25日火曜日の朝、家のすぐ近くでタクシーを拾った。さすがにラッシュ時の電車に乗る元気はない。スーツケースを持っていたので、タクシーの運転手さんは羽田か成田に行くと思ったかもしれないが、そんな遠くまでは行かないのだった。</p>
<p >　10時までに来るようにとの話だったので、9時半目指して病院に到着。入院係で手続きをし、整形外科の窓口に声をかけて待っていると、5階の整形外科病棟に行くように告げられた。エレベーターに乗って、降りたところにあるナースステーションへ。そして、看護師さんに病室へ案内してもらった。</p>
<p >　今回の入院では個室に入ることになった。といっても、自分から希望したわけではない。そんな贅沢は必要ない。治療で必要だから個室に入らなければならないのである。今回の手術では背中の筋肉にたまった膿を出すことになるが、その傷口からの滲出物や血の中に結核菌が入っている可能性が極めて高い。それが周囲に広まって他の患者さんに感染してはいけないので隔離することになったのである。自分から望んだことではないので、個室使用料が別途取られることはないのだが、当分は独房隔離状態である。</p>
<p >　さて、部屋に荷物を置いてパジャマに着替えると、病棟の中を案内してもらった。だが、これがあまり役に立たない。そもそも部屋から出ることが基本的にほとんどないのだから。</p>
<p >　それから、入院時の検査と手術のための準備が始まった。普通ならば入院から手術まで1週間といった時間があるのでもっとゆっくりとしたスケジュールなのだが、今回は入院した翌々日に手術なので、過密スケジュールである。</p>
<ul >
<li >心電図、呼吸機能検査</li>
<li >血液検査</li>
<li >レントゲン</li>
<li >血圧・脈拍・体温</li>
<li >身長・体重・SPO2</li>
<li >尿検査</li>
</ul>
<p >　手術後の食事の取り方や起きあがり方についての説明も簡単に受け、その内容を記したファイルを渡された。時間があれば寝たままでの食事の取り方も実際に練習するらしいのだが、今回は見送り。ぶっつけ本番になる。</p>
<p >　また、テープのパッチテストも開始。腕の内側に3種類のテープの切れ端を貼って、かぶれたりしないかどうかのチェックをするのだ。この時点では特に問題はなかった。</p>
<p >　さて、午後になるとやはり熱が上がり始めた。体温を測って38度台と言うと、座薬を入れようか、冷やそうか、とずいぶん心配される。自分としてはまだ熱が上がりきっていないから焦らなくても、という気分だった。</p>
<p >　点滴も始まった。とりあえず自分でやらなくても看護師さんがいろいろやってくれるのは一安心である。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/10kekkaku4.html#m_p4" id="m_p4" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>手術説明</h3>
<p >　その夜も大量の汗を拭きながら朝を迎えた。手術前日、26日のメニューは以下のとおりである。</p>
<ul >
<li >尿検査</li>
<li >タンの検査――をやるはずだったが、やはりタンが出ないので中止。</li>
<li >MRI</li>
<li >手術時の麻酔の説明</li>
<li >手術説明</li>
<li >必要物品を揃える</li>
<li >爪切り・体拭き</li>
<li >夕食後は飲水のみ夜9時まで、それ以降は食事等禁止</li>
</ul>
<p >　手術のために必要なもの、浴衣や腹帯、Ｔ字帯なども買いそろえることになった。本当なら家族に買ってきてもらうのだが、仕方ないので看護師さんを通じて病院の売店から持ってきてもらうことになった。約1万円。普段見ることがないらしく、師長さんが領収書を見て「こんなにかかるのね」とびっくりしていた。</p>
<p >　夕方、外来診察で診てもらった先生と、それから主治医になる先生の二人から、ナースステーションで写真を見ながら手術説明を受けた。本当はこれも誰か家族が立ち会うべきなのだが、やはり一人で説明を受ける。全然身寄りがない患者も珍しいらしい。かえって先生の方が不安がっていたので、もし失敗でもするようなことがあれば保証人の人に連絡してもらうようにお願いした。</p>
<p >　さて、午前中に撮ったMRIを見ながら――入院患者は優先的にMRIを病院内で撮ってもらえるようである――説明を受けた。素人目にも「ゴボウ天」状態があまりにも異常なのがよくわかる。</p>
<p >　このときもらった「治療説明書」の内容を書き写してみることにしよう。</p>
<blockquote >
<p >1.病名</p>
<p >　腸腰筋膿瘍　疑い</p>
<p >2.現在の症状、手術の必要性、今後の見込み</p>
<p >　発熱、右下腿痛の原因は精査の結果上記が考えられます。</p>
<p >　手術をし、切開排膿を行い、とれた組織を精査します。</p>
<p >3.手術の名称・方法・実施予定日・輸血の要否等</p>
<p >　膿瘍切開　排膿　ドレナージ　06/4/27　輸血×</p>
<p >4.上記に伴う合併症の可能性・危険性</p>
<p >　感染症の悪化、肺梗塞、右下腿痛の持続、神経血管損傷</p>
<p >　等ありますが適宜対処します。</p>
</blockquote>
<p >　要するに、膿を出しますよという話だ。そこで手術承諾書に署名・捺印した。</p>
<p >　生まれて初めての手術なので不安だらけだが、ともかくこの苦しみが和らぐのなら、とバスタオルで汗まみれの体を拭きながら手術当日を迎えたのであった。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/10kekkaku4.html#m_p5" id="m_p5" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>手術</h3>
<ul >
<li >飲水禁止</li>
<li >食事抜き</li>
<li >浣腸</li>
<li >14:30までに排尿。素肌の上にＴ字帯・浴衣に着替える</li>
<li >ストレッチャー（移動用ベッド）に移る</li>
<li >15:00手術室入り</li>
</ul>
<p >　手術当日は手術のための体調を整えることが中心で、あまりやることがない。仕方がないのでテレビをつけてぼんやりしていた。ちょうどライブドアの堀江さんの保釈申請が通るかどうかという直前で、テレビの報道関係の番組はその話題で持ちきりだった。</p>
<p >　浣腸というのは初めてやったのだが、結構つらかった。午前中だが少し熱が出始めていたときに浣腸をされた。「しばらく我慢して、お腹が痛くなってくるくらいまで」と言われたのだが、直後からいきなり体が熱く感じられ、大量の汗が噴き出てくる。お腹の痛みもすぐにピークに達し、あまり長く我慢できなかった。</p>
<p >　もっとも、つらいのはこれくらいで、あとはまな板の鯉状態。ひたすら待つ。</p>
<p >　午後3時少し前にストレッチャーという移動用ベッドに乗せられて手術室に向かった。点滴つきで行ったのだが、整形外科の病人なのに珍しい、と手術室の人たちに言われた。それはそうだろう、本来は内科の病気なのだし。ともあれ、新たに点滴を腕に刺さなくても、つなぎ換えるだけで済んだようだった。</p>
<p >　そして、口元にマスクのようなものを当てられる。麻酔担当の医師が「だんだん眠くなってきますよー」と声をかけてくる。それから十数秒もしないうちに意識を失った。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/10kekkaku4.html#m_p6" id="m_p6" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>手術終了</h3>
<p >「手術が終わりましたよー」</p>
<p >という声で目覚めたのが次の記憶である。1時間ほどの手術の間の記憶は全くない。だから、残念ながら、手術中の様子を描写することはできない。手術前の麻酔担当の医師の説明では、眠っている間に終わりますから、ということだったが、本当にそのとおりで、目が覚めたら終わっていた。というより、一瞬の間に1時間が過ぎ去っていたという感覚だ。</p>
<p >　実際に時間が経過していたことは、自分の状態でわかった。口元にはマスクがあって何だか少し息がしづらいし、腕の点滴も変わっている。それ以外にも何やらいろいろと取り付けられているのがわかる。</p>
<p >　主治医の先生が薄い青緑の手術衣で近づいてきた。</p>
<p >「膿が大量に出ましたよ」</p>
<p >　手術はひとまず無事に終わったようである。</p>
<p >　ベッドのまま運ばれて病室に戻る。数時間後に酸素マスクは外れたが、それ以外にもいろいろなものが体についている。</p>
<ul >
<li >点滴。生理食塩水や抗生剤。</li>
<li >背中の手術跡の少し上から、血を抜くためのドレーン。</li>
<li >ドレーンがついている間は起きあがり禁止なので、排尿管。</li>
<li >心電図を見るための端子。ナースステーションで常時監視。</li>
</ul>
<p >　とりあえず血抜きの必要がなくなるまでは起きあがり禁止。左右に向きを変えたいときも看護師さんを呼ばなければならない。食事も、胸の上に食器を置いて仰向けのまま食べるのである。食器を取るときに見やすいように鏡を取り付けてもらったが、とにかく食べにくい。</p>
<p >　個人差があるらしいのだが、手術で縫ったあとが結構痛んだ。特に毎日の消毒のときに左脇を下にした姿勢をとるのだが、その姿勢を変えるときに傷に激痛が走った。消毒のときにも思わずうめくくらい痛いのだが、体を動かすときには傷が引き裂かれるような痛みを感じるので、必要以外はじっと仰向けに寝ているのが一番楽だった。そのため、しばらくは天井を見続けることとなる。</p>
<p >　手術というのはかなり体力を消耗するものだと感じた。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/10kekkaku4.html#m_p7" id="m_p7" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>時間が経たない</h3>
<p >　手術当日と翌日はおとなしくベッドで寝ていた。テレビをつける気もしない。腸もまだきちんと動いていない。熱も39度台に上がっていく。天井の模様が変なふうに見えてきて、妙な幻覚が意識に混じる。</p>
<p >　29日にはテレビを見始めた。堀江さんはどうなったと思って報道系の番組を見ていたのだが、平塚の子殺し事件とゴールデンウィーク入りの話題ばかりでよくわからない。主治医の先生が「堀江さん、保釈されましたねー」と声をかけてくれて初めて、手術当日の夜に保釈されていたことがわかった。</p>
<p >　この手術後数日はやけに時間が長く感じた。</p>
<p >　数日後、ようやく血も出なくなったということで血抜きのドレーンが外れ、起きあがってもよいことになった。となるとトイレに行ってもよいことになるので、排尿管も必要なくなる。実はこの排尿管というのが厄介で、おしっこをしているのかしていないのかの感覚がよくわからなくなってしまった。だらだら垂れ流しているのか、時々流れているのかもわからない。だから、外したあとはおしっこのコントロールができなくなったらどうしようと不安になっていた。それは杞憂だったのだが。</p>
<p >　ドレーンを抜くときには筋肉が引っ張られる痛みが激しく、また排尿管を取るときも何か剥がすような痛みがあった。個人差があるらしいが、あまり何度も経験したくない感覚である。</p>
<p >　それからしばらくは、少なくとも起きあがるときにはコルセットをはめるように言われた。これは腰の筋肉を使わなくて済むようにだろう。確かにコルセットがないとつらいのだが、コルセットがあると汗をかいたときなどに不便で、これは困った。</p>
<p >　この時期の毎日の日課といえば、朝晩の抗生剤などの点滴、それから回診の先生による傷口の消毒である。今回の症状については、結核菌が主な原因と推定されていたし、実際に手術で排出された膿の中からも結核菌が検出されたので、この病気が結核によるものであることははっきりした。しかし、結核菌が「単独犯」だったかどうかについては、疑わしいと先生は考えていた。結核菌だけでこれだけの熱が出るかどうかは疑問だというのである。そのため、「他の菌」への対策として、朝晩の抗生剤の点滴があった。</p>
<p >　結局、結核菌の単独犯ということで、抗生剤も中止され、これまでも飲んでいた結核の薬を飲み続けることが唯一最大の治療法ということになったのである。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/10kekkaku4.html#m_p8" id="m_p8" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>テレビがつまらない</h3>
<p >　こうして、単調で痛みだけは残る日々が続いた。世間ではゴールデンウィーク、テレビでも行楽地の話題ばかり。「このゴールデンウィーク、皆さんはどちらに行かれたでしょうか」とテレビで訊かれても、「病院」としか答えようがない。ただ、病室の窓から国会議事堂と東京タワーと皇居が一望のもと見渡せるので、「入院・手術付きはとバスツアー」と思いこむことにした。</p>
<p >　そういうわけで、とにかくヒマである。『結核という文化』は3回くらい読み返してしまったが、さすがに読み過ぎである。検定試験のための勉強もしてみたが、本が重いので寝転がっては無理だし、かといって座って読むのも体力が続かない。となると、横になってテレビを眺めているしかないわけである。</p>
<p >　今まで家にテレビがない生活をしてきて、必要ならば近所のネットカフェに行っていたのだが、改めてテレビを見るようになると、これがまたつまらない。情報の質は薄いし、朝から晩まで同じ報道の繰り返し。バラエティーの大騒ぎなど入院患者にとっては騒々しいだけだし、美食番組は目の毒だ。</p>
<p >　以前、テレビは見ないと書いたら「アンテナが狭くなりませんか」とコメントを受けたが、こんなアンテナならば不要。改めてテレビは「印象」を与えるメディアだということを実感した。確かに話題設定機能には優れているかもしれないが、テレビが話題に取り上げるものは重要だと思わされてしまうならば、それこそ視野狭窄というものだろう。</p>
<p >　驚いたのは、アリコの入院保険のCMの多さである。一日一万円の入院保証に十万円の手術保証となれば、入院長者とは言わないがおつりが返ってくるではないか。あまりにしょっちゅうCMが出てくるので、入院保険に入っていなかったことを少し後悔したが、考えてみれば入院保険はマイナスサムゲームのバクチであって、あれだけの広告費を払えるだけの利益が出る商売なのである。実際に入院する人が少ないから成り立つわけで、かけた人が受け取れる金額の期待値を計算すれば、必ずマイナスになるはずである。ならば、入院保険にかける金をそのまま貯金しておいた方が期待値は高くなるはずだ。よほど病気になる自信があるなら話は別なのだが、そんなもの、病気にならないように努力する方がよほど健全である。</p>
<p >　それに、退院後に入ろうと思っても、小さく「既往症や職業によっては契約を制限することがあります」なんて書いてある。「労咳三文文士」すなわち「結核のフリーライター」にはもともと縁遠い話だったのだ。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/10kekkaku4.html#m_p9" id="m_p9" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>回復に向けて</h3>
<p >　ともあれ、日々少しずつ回復に向かっていく様子ははっきりとわかった。</p>
<p >　毎夜高熱が出るのは変わりないが、39度代後半まで上がっていたのが、39度台前半、38度台後半、38度台前半、と着実に下がってきたのである。つまり、毎日の「最高体温」が秋の気温のように毎日下降傾向を示したのだ。最高気温との違いは、昼ではなくて夜に最高体温が記録されることである。</p>
<p >　あとで看護師の主任さんに聞いた話だが、39度以上の熱というのはあまり経験がないらしい。主任さん自身、そんな熱が出たことがなく、人間はこんなに熱が出るものなのかと驚いたそうだ。それで「38度までしか上がらなくなりましたね。随分下がってきましたね」という会話をしながら、38度でも「よくなってきた」と言っているのが不思議な気分だったという。</p>
<p >　さらに傷口も閉じていった。消毒時の痛みもなくなってきた。尻から右下腹部にかけてしびれたような痛みが残っており、脚をまっすぐ伸ばすのはまだつらいが、全体的にだんだん良くなってきていることがわかる。</p>
<p >　5月7日には抜糸。これはチクチクとした痛みはあったが、傷の痛みやドレーンを引き抜くときの感覚に比べれば全然問題ない。</p>
<p >　そして5月8日月曜日には一般病室に移ることになった。ここまでは順調だった。</p>]]>
    </content>
  </entry>
  <entry>
    <title>結核文士の治療記(3)腸腰筋への結核菌転移</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/09kekkaku3.html" />
    <modified>2006-09-09T07:05:12Z</modified>
    <issued>2006-09-09T15:05:13+09:00</issued>
    <id>tag:kotonoha.main.jp,2006://2.1191</id>
    <created>2006-09-09T06:05:13Z</created>
    <summary type="text/plain">2006年4月に入って急に容体が悪化した。脚の激痛、高すぎる高熱、大量の寝汗。そして、ついに手術・入院という事態になったのである。...</summary>
    <author>
      <name>matsunaga</name>
      
      <email>matsunaga@kotonoha.or.tv</email>
    </author>
    <dc:subject>disease</dc:subject>
    <content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://kotonoha.main.jp/">
      <![CDATA[<p >2006年4月に入って急に容体が悪化した。脚の激痛、高すぎる高熱、大量の寝汗。そして、ついに手術・入院という事態になったのである。</p>]]>
      <![CDATA[<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/09kekkaku3.html#m_p1" id="m_p1" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>脚の激痛</h3>
<p >　4月に入ってすぐ、右脚太股の前側に激痛が走るようになった。症状的には大腿神経痛ということになるのだろうが、2月のときの痛みとは比べものにならないほどの痛みである。</p>
<p >　とりあえず、マッサージ店や、2月に行った鍼灸院で、状態がよくなるかどうかを試してみた。ところが「これは前とは比べものにならないほどひどい」と言われたのである。特に、前には見られなかった症状だが、右の背中下部、腰に近いあたりに異常なほどの凝りがあるというのだ。</p>
<p >　どうも体も熱っぽい感じがする。夜の寝汗もいっこうに治まる気配がない。そこで、4月に入って最初の内科診察で、担当の呼吸器の先生に尋ねてみた。というのも、『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4121016157/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">結核という文化―病の比較文化史</a>』で、結核菌が原因となって起こる脊椎カリエスなどの病気があることを知ったためだ。</p>
<blockquote >
<p >結核といえば肺結核と理解している人が少なくないが、実際にはほとんど全身の部位を冒す病気である。筋は血液やリンパ液などにのって全身を駆けめぐるので、肺結核のほか、腸結核、腎臓結核なども多い。骨に入れば脊椎カリエスになるし、喉にくれば咽喉結核、男性性器にくれば陰嚢結核、脳にくれば髄膜炎になる。（『<a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4121016157/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">結核という文化―病の比較文化史</a>』より）</p>
</blockquote>
<p >　もしかしたら、肺以外の体調の不良も結核菌の可能性があるので、脚の痛みも報告しておこうと考えたのだった。すると、案に違わず、次回は整形外科の診察を受けることを勧められたのである。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/09kekkaku3.html#m_p2" id="m_p2" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>整形外科へ</h3>
<p >　さて、4月10日月曜日、早朝から出かけて早めに内科を受診したあと、紹介状を書いてもらい、同じ病院の整形外科の診察を受けることになった。ここではかなり待つことになったのだが、その間も痛みは間断なく襲ってくる。椅子にまっすぐ座っていることすらできない。</p>
<p >　ようやく順番が回ってきた。症状を説明すると、ベッドに横になるように言われた。脚を持ち上げたり、そらしたり、力を入れてみたり、と一通り診てもらったところで、先生が仮の診断を下す。</p>
<p >「ヘルニアになっているか、あるいはチョウヨウキンが腫れている可能性があるね」</p>
<p >　聞いたこともない筋肉の名前が出てきてとまどった。チョウヨウキン？ ヨウチョウキン？</p>
<p >　いずれにせよ、レントゲンを撮って判断することとなり、レントゲン室へと向かう。朝にも内科のために胸のレントゲンを撮っていたのだが、技師の人が「あれ？ 撮れてなかった？」と心配して尋ねてきた。こんどは腰の方だと説明するとほっとしていたようだ。</p>
<p >　レントゲン写真を見て、整形外科の先生はこう説明してくれた。</p>
<p >「チョウヨウキンは腫れているように見えないので、ヘルニアの可能性を考えなければならない。レントゲンでは軟骨は映らないのでわからないから、MRIを撮ってきてもらわなければ」</p>
<p >　しかし、この病院内の外来患者のMRIは1カ月先まで予約で埋まっているので、MRIやCTの撮影を専門にやっているお茶の水の病院で撮ってくることになった。そして、鎮痛剤をもらったのだった。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/09kekkaku3.html#m_p3" id="m_p3" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>狂った体調と取材</h3>
<p >　このころにはもう体調は滅茶苦茶で、仕事もまったく手につかない状態だった。夕方ごろから脚の痛みが激しくなり、熱も上がり、フラフラになる。実は14日に銀座で泉あいさんのインタビューを受けることになっていたのだが、受けられるかどうか自信がないと電話したくらい、体調が怪しくなっていた。</p>
<p >　それでも、鎮痛剤をもらってかなり楽になった。夜中に痛みで眠れないということがなくなり、とりあえず夜は眠れるようになったからだ。痛みのために徹夜続きという苦しみからは逃れ、多少は体力も戻ったようである。ただし、熱と寝汗は続いていた。</p>
<p >　つらい状況だが、負けているわけにはいかない。13日木曜にはいろいろと外出予定を入れて、活動するようにした。午前中は美容室のカットモデルをやり、午後は歯医者で虫歯を1つ抜歯。その間に食料などを買い込んだりした。この間、変な寝汗が出てこないように、と意志力でなんとか押さえ込んだ。逆に言えば、気合いを入れなければわずかこれだけのこともできないのである。帰宅後はそのまま倒れ込んだ。</p>
<p >　14日金曜、最短コースを選んで銀座へ向かう。そして、4時間ほどに及ぶインタビューを受けた。椅子に倒れ込み、もたれたまま、口だけはなめらかに動くような状態である。今から思えば、38度前後の熱が出ているような体調だった。万全ではないが、何とか頭は回っていたので、取材は一応の形になったようである。</p>
<p >　漢代の医学書『外台秘要』「蘇遊論」には、伝屍労（結核）の症状として、このように書かれているという（『結核という文化』より）。</p>
<blockquote >
<p >心と胸に悶えが満ち、四肢に力無く、寝たいと願ってもいつでも眠れるわけではない。背中が痛く、膝やすねがしみじみと疼く。臥すこと多く、起きることが少ない。――精神状態は良好で、まるで病気ではないようである。昼以降には体中に微熱が出、顔色良し。</p>
</blockquote>
<p >　また、明治の医師・白根清四郎『通俗救肺病』にはこうある（同じく『結核という文化』より）。</p>
<blockquote >
<p >身体は憐れむべき状態に陥りて、如何して脳はなほよく爽快なることをえるか、ほとんど理解に苦しむものあり。しばしば声音もまつたく清亮にして――</p>
</blockquote>
<p >　まさにここに描かれた病状そのままであった。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/09kekkaku3.html#m_p4" id="m_p4" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>MRI撮影</h3>
<p >　翌15日土曜日、お茶の水にある撮影専門の病院に向かった。</p>
<p >　MRIというのは初めてだが、体内の水素分子の向きを強力な磁場で変えることによって体内の詳しい写真が撮れるという。特に、レントゲンではわからない軟骨の様子もわかる。</p>
<p >　検査用のガウンに着替え、時計など金属のものはすべて外す。最後には眼鏡も外さなければならない。そして、大きな輪の中に通したベッドにくくりつけられる。脚を伸ばすと痛いので、脚の下に敷物を入れてもらった。</p>
<p >　「大きな音がします」と予告を受けてはいたが、撮影が始まると、やはり驚くような音だった。木を切っているかのようなカンカンカンカンという低い音が続いたり、もっとくぐもった工事現場のようなワンワンワンワンと響く音だったり。音程的にはファが中心で時々ソも混じるように思ったが、正確にはどうだかわからない。</p>
<p >　しばらくパンクバンド演奏をスピーカーの脇で聴いてるような気分になる。そして数十分後、音がやんだ。</p>
<p >「では、造影剤を点滴しますね」</p>
<p >　血液の通っているところを区別して見やすくするための造影剤が、腕に刺した注射からひんやりと流れ込んでくる。実はこの造影剤には副作用があるため、事前に同意書にサインしてある。普通の健康状態なら、できるだけ副作用のあるものは使いたくはないが、ここまでくれば副作用云々とは言っていられない。ちょっと体が温かくなった気もしたが、結局、大した副作用はなかった。</p>
<p >　撮影、というより、単調な演奏再開。前衛音楽としてこのMRI音を発表したらアバンギャルドな人たちが褒めちぎるんじゃないだろうか――などとバカなことを考えているうちに終了。</p>
<p >　着替えて少し待ち、大きな写真をもらって帰る。検査費用は健康保険がきいても1万円ほど。この検査費用がかさむのがつらい。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/09kekkaku3.html#m_p5" id="m_p5" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>手術決定</h3>
<p >　週明けの17日月曜日、整形外科の外来診察でMRIの写真を持っていった。写真を見た先生の言葉は、前回の診断を覆すものだった。</p>
<p >「レントゲンで見る限り、チョウヨウキンの腫れは見えなかったけれども、MRIで見るとはっきりと右の方が腫れていて、中に膿がたまっているのがわかるね。でも、骨の方にはまったく異常がない。この膿の原因は、やはり結核菌ではないかと思われるけれども、ここまで高熱が出る激しい炎症が結核菌だけによるものかどうかはわからない」</p>
<p >　骨ではなく、筋肉だったのだ。</p>
<p >「これは手術をして、チョウヨウキンにたまった膿を出す必要がある」</p>
<p >というわけで、手術をすることが決まった。約3週間は入院することになるという。肺結核ではなく、筋肉の膿を出すために、結局入院するハメになろうとは思わなかった。</p>
<p >　入院係で話を聞いたところ、5月にならないと病床の空きがないという。つまり、1カ月近く待たされることになりそうなのだ。</p>
<p >　ところが、翌々日、病院から電話があって、手術を4月27日にやりたいので、その前、25日くらいに入院できるか、と聞かれた。入院は1週間後ということになる。もちろん、早めに手術してもらって問題を解決できるにこしたことはない。いろいろと片づけなければならないこともあるが、どっちにしろほとんど行動できない体調なので、さっさと病気を治してしまいたいところである。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/09kekkaku3.html#m_p6" id="m_p6" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>腸腰筋</h3>
<p >　チョウヨウキンは腸腰筋と書く。背中から脚（太股）の前につながっていて、脚を持ち上げるときに使われる筋肉である――ということはネットで検索して初めて知った。</p>
<p >　MRIの写真を見ると、右と左でまるで形が違っていることがはっきりわかった。左（正常）の腸腰筋の断面は、太めの線のようにしか見えない。一方、右（異常）の腸腰筋は、まんまるになって右側断面のほとんどを埋めていて、その内部に黒い影がある。ゴボウ天の断面のような感じだが、ゴボウ天のゴボウ、いや内部の影が膿のたまっている状態なのだという。すさまじくひどい状態になっているようだった。</p>
<p >　実際、立ったときに右脚をまっすぐにできない。足の付け根を曲げていなければいられない状態なので、買い物に行ってレジで待つときも右脚先はつま先立ちで、膝を曲げていた。歩くときも右脚を引きずるような感じである。</p>
<p ><img alt="kekkaku2.jpg" src="http://kotonoha.main.jp/2006/image/kekkaku2.jpg" width="176" height="236" /></p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/09kekkaku3.html#m_p7" id="m_p7" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>中国語のコンビニ経営秘伝書三部作</h3>
<p >　それから入院するまでの約一週間は、文字通りの地獄のような苦しみを味わった。激しい熱、そして異常なほどの汗。鎮痛剤を飲まないと激痛が襲ってくるが、その薬が効いて痛みが治まるまでは飲んでから一時間ほどかかる。</p>
<p >　あまりのつらさに食事もできない。台所に立つこともできない。ましてや買い物にも行けない。症状は最悪になりつつあった。寝汗は一晩に2回は服をまるまる取り替えないともたない。朝、目が覚めるとシャワーを浴びた直後のように髪もずぶぬれになっている。</p>
<p >　仕方がないので、2枚の寝袋の間にはさまって寝たりしていた。寝袋の中に入るのではなく、2つの寝袋を敷き布団と掛け布団にして、その間に挟まるのである。寝袋の表面は防水加工されているから、タオルで拭けばすぐにまた寝られるという次第だ。こんな状態なので当然、コインランドリーに行く気力もない。</p>
<p >　39度を超え、40度近い熱になると、幻覚のようなものが意識に混ざり始める。後で考えるとなぜそんなふうに思ったかわからない奇妙な思考が、通常の思考回路に混ざり始め、さらには通常の思考を乗っ取ってしまう。</p>
<p >　このころ、どういうわけか「コンビニの経営法について書かれた中国語の秘伝書三部作が手元にある」という幻覚にとらわれた。ちょうど、寝ているときに脚を伸ばそうとすると痛くて無理だったのだが、その状況を改善するにはどうしたらいいかと考えていたところ、なんとその幻覚の三部作の中に答えがあって、その解答が頭に浮かんできた。秘伝書によると、仰向けで寝ていると無理だが、どちらかの脇を下にして体を横向きにして寝れば脚を伸ばせる、という。そこで、そのとおりに体を動かしてみた。ここは通常の意識で、実際に横向きになってやってみたのだ。すると、確かに痛みもあまりなく、すんなりと脚を伸ばすことができたのである。</p>
<p >　後から考えると変な話だが、いわゆる「潜在意識に突っ込んだ」という状態だろうか。それまで試したことのない姿勢が秘伝書には書いてあって、実際に効果があったのだ。コンビニ経営書なのに。</p>
<p >　この秘伝書の幻影は3日ほど続いたが、それ以外の内容は覚えていない。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/09kekkaku3.html#m_p8" id="m_p8" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>変な更新</h3>
<p >　一度横になると起きあがるのが大変なので、座って壁にもたれかかる姿勢で過ごしてみたことがあった。おとなしく寝ていればよかったのに、これが間違いの元だった。</p>
<p >　普段から座卓にPCを置いて、座椅子に座って作業している。そのPC席以外にもたれて座れる場所はないので、このときも当然のようにそこで座って休んでいた。その夜、座ったまま、意識が幻影に乗っ取られた。リアルな夢を見ているような感覚で、その幻影の意識のままでキーボードを叩き、はてなダイアリーに何やら投稿し始めたのだった。何を書いているかはよくわからないが、投稿時の手順だとか、「行頭に**を入れて小見出しにして前の投稿と区別する」などといった作業手順のところには、ちょうど夢の中で自分の思い通りに行動するように、通常の意識が混じっていた。</p>
<p >　そういうことをしている夢を見ていると思っていた。その後、さすがにフラフラになって横になっていたら、ネットで知り合った友人たちから心配する電話がかかってきた。ヘロヘロの声で応対しながら、何を心配しているのかよくわからなかったが、朝になって確認すると大変なことになっていた。意味不明なことが実際にはてなダイアリーに投稿されてしまっていたのだ。あわてて削除したのだが、これは自分でもヤバイと思ったものである。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/09kekkaku3.html#m_p9" id="m_p9" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>灼熱地獄と極寒地獄</h3>
<p >　そうこうしているうちに、どこかに見失っていた体温計を見つけたので、細かく測ってみた。</p>
<p ><img alt="taiongraph.gif" src="http://kotonoha.main.jp/2006/image/taiongraph.gif" width="505" height="362" /></p>
<p >　夕方ごろから熱が上がってきて、38度を超えるとさすがに横になっていたくなる。暑さの一方で寒気を感じるので、厚着をしたくなる。そして、39度から40度近くへと向かう。40度を超えていた日もあった。</p>
<p >　ある程度体温が上がりきると、寒気に震えることはなくなり、逆に熱にうなされるようになることもある。幻影が浮かんでくるのもこのころだ。</p>
<p >　ところが、夜中のある時点で、体内のスイッチが突然切り替わる。これは自分でも自覚できる。「来た！」と思ったら、服を脱ぎ捨て、ふとんを跳ね上げる。大量の汗が出始めるのだ。この感覚は外れることはない。大量の汗が、頭頂からふくらはぎに至る全身から噴き出し、流れ始める。「玉のような汗」というが、頭から額に流れた汗はボタンボタンと落下する。バスタオルがあっという間に汗びたしになる。一方で、体温そのものは急激に下がり始め、汗の気持ち悪さと寒さに震えることになる。</p>
<p >　体温はやがて微熱・平熱へと下がっていく。しかし、汗は止まらない。寒くてたまらず、タオルを身に巻き付ける。36度、35度になっても止まらない。ついに34度台に突入すると、もう極寒の氷の中にいるような気分だ。凍り付くように寒いのに、汗が流れ続けるのである。あまりの寒さに風呂で暖をとろうとしても、風呂の湯と体表の間に冷たい汗が湧きだし、風呂の熱が伝わってこない。</p>
<p >　夜明けの後にようやく汗が止まる。体温も少しずつ平熱に戻っていく。そうすると、熱と汗と寒さに一晩中振り回された疲労から、ようやく睡眠につくことができる。</p>
<p >　眠っている間に体温は回復している。昼前に起きると、36度台から37度台。この平熱の間に、入院に必要なものや食料を買いに行くのだった。それから4時間もすると、また起きているのがつらくなるのである。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/09kekkaku3.html#m_p10" id="m_p10" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>救急車も呼びたくない</h3>
<p >　この熱を記録しておこうと思って使ったのがmixiだった。熱に苦しんでいるときに起きてPCに行く気力はないし、紙に書くにも起きあがらなければならない。しかし、mixiの非公開日記であれば、寝転がったまま携帯からアクセスしてメモしておける。</p>
<p >　しかし、39度台の熱を記録していると、コメント欄に「救急車を呼べ！」という友人たちの言葉が連なった。</p>
<p >　気持ちはわかるが、そんなことはできない。何しろ、救急車を呼んだら、入り口の鍵を開けに行かなければならないのだ。独り暮らしのワンルームだから、寝ているところから数メートルもない距離だが、わずかその距離が永遠に遠い距離なのである。そんなところまで行けるくらい元気なら、台所で調理でも何でもやっている。それが動けないから、携帯でメモしたりしているのだ。</p>
<p >　それに、救急車を呼んだところで問題が解決するわけではない。せいぜい、熱冷ましの薬がもらえるだけだろうし、鎮痛剤にも解熱成分が入っているというから、逆に言えば現在の病状ではこれが最善の状況なのだ。根本的な解決は、27日の手術しかない。</p>
<p >　食べるために起きあがるのもつらいので、寝転がっても食べられるハンバーガーやおにぎり、ゼリー状のチューブ入り補助食品がメインとなった。起きられる午前中から昼にはかろうじてお粥。ちゃんとした料理は無理だった。ご飯を炊飯器で炊くという作業さえも体力的に無理だった。</p>
<p >　この時期は本当に肉体の限界を感じていた。</p>]]>
    </content>
  </entry>
  <entry>
    <title>結核文士の治療記(2)四種類の飲み薬</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/09kekkaku2.html" />
    <modified>2006-09-09T07:03:05Z</modified>
    <issued>2006-09-09T00:17:36+09:00</issued>
    <id>tag:kotonoha.main.jp,2006://2.1190</id>
    <created>2006-09-08T15:17:36Z</created>
    <summary type="text/plain">心労は体に悪い。病気療養は心穏やかに休まねば効果も低いだろう。しかし、2006年3月、厄介ごとが次から次へと迫ってきて、精神的に困憊する日々が続いた。健康であっても消耗しかねない状況で、結核菌とも闘わなければならないのである。...</summary>
    <author>
      <name>matsunaga</name>
      
      <email>matsunaga@kotonoha.or.tv</email>
    </author>
    <dc:subject>disease</dc:subject>
    <content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://kotonoha.main.jp/">
      <![CDATA[<p >心労は体に悪い。病気療養は心穏やかに休まねば効果も低いだろう。しかし、2006年3月、厄介ごとが次から次へと迫ってきて、精神的に困憊する日々が続いた。健康であっても消耗しかねない状況で、結核菌とも闘わなければならないのである。</p>]]>
      <![CDATA[<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/09kekkaku2.html#m_p1" id="m_p1" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>結核治療開始</h3>
<p >　いろいろと周囲に厄介ごとが起こり、その対応に追われ、意味不明な筋の通らない疑惑を次から次へとふっかけられて、火のないところに水煙、激しい心労を感じていた。そんな最中の3月16日木曜日、呼吸器の先生の診察を受けた。DNA検査の結果はまだ出ないが、結核菌そのものは検出されているので、ひとまず結核と断定し、結核に対する投薬治療を開始しようということになった。血液検査で炎症反応も出ているので、検査結果を待っているわけにはいかないということである。</p>
<p >　そこで処方されたのが4種類の薬だった。途中で数は減るらしいが、これを毎朝、およそ半年にわたって飲み続けなければならない。これが結核の唯一の治療法なのである。隔離されないだけマシだが、なかなか面倒な話だ。</p>
<p >　処方されたのは次の4種類である。</p>
<ul >
<li >リファジン……青と赤のカプセル。これだけ食前に3カプセル飲む。</li>
<li >エブトール……黄色い錠剤。食後に3錠。</li>
<li >イスコチン……白い錠剤。食後に3錠。</li>
<li >ピラマイド……白い粉薬。苦い。食後に1包。</li>
</ul>
<p >　途中で完治していないのに投薬を勝手にやめたり、しばらく飲み忘れたりすると、結核菌が耐性を持ってしまい、薬で治せなくなるので、決して飲み忘れてはならない。薬で治せないということは、つまり、現代医学では治らなくなるということだ。</p>
<p >　また、これらの抗生物質には副作用があって、特に肝臓と視力に影響が出やすいという。早速、眼科で視力検査をした。すでに近視（＋右目は乱視も）なので、これ以上悪くはなってほしくはないのだが。</p>
<p >　薬は翌朝から飲むようにと指示された。そして、これまで活力を補ってくれた「益気補中湯」は中止することになった。</p>
<p ><img alt="kekkaku-kusuri.jpg" src="http://kotonoha.main.jp/2006/image/kekkaku-kusuri.jpg" width="400" height="300" /></p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/09kekkaku2.html#m_p2" id="m_p2" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>保健所への報告</h3>
<p >　日本には結核予防法という法律があって、結核を撲滅するためのいろいろなきまりが定められている。他の人に感染するタイプの患者（排菌）は隔離され、そうでなくても完治するまで薬を飲み続けなければならない。</p>
<p >　そのため、結核という診断を受けた場合は、保健所に報告する義務がある。ただし、これで認可されれば、国から補助が出て、薬代や診療代などは患者の負担が5％で済むのである。</p>
<p >　普通は患者の家族が書類などを持っていくことになるのだが、両親とも病没し、家族のない自分はすべてひとりでやらなければならない。電車とバスを乗り継ぎ、やたら大きくてかさばるレントゲン写真と申請書類一式を持って、同じ16日の午後に保健所に向かった。</p>
<p >　そこで担当の人から詳細に病状や経過を聞かれた。昨年夏の肺炎との関係は不明なため、特に症状が顕著になった2月半ばからを結核として認めることになったようだ。</p>
<p >　このとき、繰り返し協調されたのが、絶対に毎日薬を飲み忘れないようにすることだった。それだけが唯一の治療法であるというだけでなく、しっかりと結核を治してしまうことが、結核に感染した国民の義務なのだ。もちろん、この義務を果たすことは、すなわち自分自身の健康に直結しているわけである。</p>
<p ><img alt="kekkaku-nintei.jpg" src="http://kotonoha.main.jp/2006/image/kekkaku-nintei.jpg" width="320" height="450" /></p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/09kekkaku2.html#m_p3" id="m_p3" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>薬は強烈</h3>
<p >　3月17日金曜日朝、初めての薬を食前食後に飲んだ。</p>
<p >　数時間後、起きあがっているのがつらくなり、横になった。全身がだるい。特に結核の巣になっている右肺上部（ちょうど鎖骨の下あたり）に、チクチクとした痛みが走る。明らかに薬の効果だと感じた。慣れない強力な薬なので、体に負担が大きいようだ。もっとも、もともと薬はほとんど飲まない方なので、薬の効き方も大きいようである。</p>
<p >　夕方にもう一度休みたくなり、横になって少し眠った。あとで聞くと、この薬にはそういう作用もあるらしい。先生には「夕方になると眠くなるでしょ」と指摘されたのだ。</p>
<p >　翌日は初日ほどつらくはなかった。そして、1週間くらいで薬にもだいぶ慣れていった。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/09kekkaku2.html#m_p4" id="m_p4" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>寝汗</h3>
<p >　薬を飲み始めて半月間、つまり3月一杯は、健康ではないものの、それほど大きな症状が出るわけでもない、という状態が続いた。咳が出るわけでもない。タンが出るわけでもない。もちろん、結核で死んだとされている沖田総司のように血を吐いて失神するわけでもない。見た目にはほとんど結核らしくないどころか、病人というより「不健康」くらいにしか見えないわけだが、1つだけ特徴的な症状があった。寝汗（盗汗）だ。</p>
<p >　とにかく寝汗がすごい。夜中に汗の冷たさで目が覚めるのである。そこで服を着替えないと、びしょぬれで大変なことになる。</p>
<p >　先生の許可も出て、月末に5日ほど北京へ行った。行きの飛行機の中、入国のための健康報告書を書くのだが、そこに「排菌性の結核」であればチェックしろという欄があった。排菌していなければ問題はないらしい。</p>
<p >　さて、その北京では、多少は体力に問題を感じるものの、昼間は普通に行動していた。しかし、夜になるとつらくなる。ひとつありがたかったのは、ホテルにタオル地のバスローブがあったことだ。素肌にこれだけを着て寝ると、朝には風呂上がりのバスタオル以上に湿っているのだが、肌触りは悪くなく、とりあえず夜中に起きて着替えなくて済むのがありがたかった。</p>
<p >　　びっしょりと盗汗出てゐる</p>
<p >　　あけがたの</p>
<p >　　まだ覚めやらぬ重きかなしみ（啄木）</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/09kekkaku2.html#m_p5" id="m_p5" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>結核という文化</h3>
<p >　このころ、書店で結核に関する書籍を探した。医師向けの専門書を除けば、一冊だけしか見当たらなかったのだが、それがいい本だった。</p>
<p ><div class="amz-container"><div class="amz-image" style="width:160px;float:left;text-align:center;padding:5px;"><a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4121016157/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4121016157.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" alt="結核という文化―病の比較文化史" border="0" /></a></div><div class="amz-content" style="margin-left:170px;padding:5px;"><div class="amz-title"><a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4121016157/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">結核という文化―病の比較文化史</a></div><div class="amz-manufacturer">中央公論新社</div><div class="amz-creator">福田 真人（著）</div><div class="amz-releasedate">発売日：2001-11</div><div class="amz-link"><a href="http://amazon.co.jp/o/ASIN/4121016157/kotonoha0b-22/ref=nosim" target="_blank">amazon.co.jpで詳細をみる</a> <span style="font-size:xx-small;">(<a href="http://amazy.tk/" target="_blank">Amazy</a>)</span></div></div><div style="clear:left;"></div></div></p>
<br />
<p >　この本は重要な情報源となった。結核とはそもそもどういう病気なのか、それは歴史的にどのような病気とされ、どのような治療が行なわれてきたのか。そして、結核患者を美化し、ロマン化する風潮はどのようにして生まれたのか、ということを詳細に考察している良書である。医学・歴史・美術史・文学史・音楽史を含んでおり、まさに結核を取り巻く「文化」すべてを描いている。</p>
<p >　確かに自分も、結核にかかったということを必ずしも100％悪いとは考えていなかった。何か病気にかかるのであれば、ライターにふさわしい病気である結核でまだマシだったとも思った。そう、糖尿病や高血圧ではカッコがつかないが、貧乏文士に結核というのは、かなりピッタリの設定だと感じられたし、実際、周囲にもそう思っている人は結構いるようだ。そう言えば、前回の肺炎のときに、結核じゃないことを残念がっている人もいたほどである。</p>
<p >　余談だが、ライターという職業をジャーナリストと混同している人が多いようだ。もちろん、ルポライターや記者的な仕事をしていてフリーライターと名乗る人もいるわけだが、依頼されて原稿を書くライターは、社会の木鐸だのジャーナリズムだの、要するに人を批判し、あら探しをする業種ではない。むしろ、取材相手の意向を汲んでその意見を代わりに伝えるとか、ものの宣伝をするといった「持ち上げる」文章だったり、あるいはものごとの「説明」をするものである。いわば本や雑誌作りの一端を担う「文章職人」である。</p>
<p >　文章の世界では、もう一つ作家・小説家や俳人・歌人など、芸術家寄りの物書きがある。同じく文章を仕事としていても、ジャーナリスト型の記者、職人型のライター、芸術家肌の作家では、まるで違う人種と言えよう。もちろん、それを兼ねる人たちもいるが、その場合は書くものに応じて頭を切り換えているはずである。</p>
<p >　自分としては職人型ライター、つまり要請のあった文章を依頼主の要望に合わせて書く仕事が中心であるから、ジャーナリスト精神など持ち合わせていないし、ジャーナリストの社会的責任のようなものを求められても困る。商品としての文章の品質がすべてなのだから。一方で、もともと小説など書きかけていたこともあって、文士としての活動もできればという気持ちはある。</p>
<p >　だから、結核と結びついたときに、文士あるいは芸術的な世界の人間としての感情も起こってきたのだろう。</p>
<p >　もっとも、平成になってから結核を病んだという文学者はいない。結核にかかって苦しんだ平成の有名人など、とんと聞かない。近年、やや結核が増えている傾向にあるが、「労咳三文文士」はやはり明治から戦後しばらくまでの存在で、今ごろ結核にかかっているのでは、余りにも時代錯誤のそしりは免れないだろう。</p>]]>
    </content>
  </entry>
  <entry>
    <title>結核文士の治療記(1)結核菌検出</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/08kekkaku1.html" />
    <modified>2006-09-09T07:00:13Z</modified>
    <issued>2006-09-08T23:57:41+09:00</issued>
    <id>tag:kotonoha.main.jp,2006://2.1189</id>
    <created>2006-09-08T14:57:41Z</created>
    <summary type="text/plain">2005年8月に肺炎で1カ月入院してから約半年。2006年2月、体調の不調があって検査したところ、結核の疑いがあるという。それから病気との闘いが始まる。...</summary>
    <author>
      <name>matsunaga</name>
      
      <email>matsunaga@kotonoha.or.tv</email>
    </author>
    <dc:subject>disease</dc:subject>
    <content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://kotonoha.main.jp/">
      <![CDATA[<p >2005年8月に肺炎で1カ月入院してから約半年。2006年2月、体調の不調があって検査したところ、結核の疑いがあるという。それから病気との闘いが始まる。</p>]]>
      <![CDATA[<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/08kekkaku1.html#m_p1" id="m_p1" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>坐骨神経痛</h3>
<p >　2006年2月1日に引っ越しをして、しばらくは片づけに忙殺されていたが、数日経ったころから右脚太股の裏側に神経痛のような痛みを感じるようになった。ネットで検索すると、どうも「坐骨神経痛」のようだ。本当なら整形外科に行って原因を調べてもらうべきところなのだが、こういうときはなかなか医者に頼りづらいものである。</p>
<p >　しかし、座っていても痛い。寝ようと思っても痛くてたまらない。どうしようかと思っていたら、新居から徒歩1分のところに鍼灸マッサージをやってくれるところがあった。思わず飛び込んでみたら、予約が必要だという。</p>
<p >　1時間後に予約を入れて再度、鍼灸院に向かった。問診票に痛いところとか、過去の病歴とかを記入する。そして「鍼＋マッサージ」コースでお願いすることにした。尻から太股裏側にかけて鍼を打ってもらったあと、強烈なマッサージである。あまりの痛さに飛び上がるほどだったが、それだけ筋肉がこわばっているらしい。運動不足が主原因と言われると、確かに思い当たる。</p>
<p >　1時間ほどの手当が終わると、確かに痛みは減っていた。</p>
<p >「慢性ではなく急性のものだから、しばらく集中的にやりましょう」</p>
<p >とのことで、それから1～2日おきにやってもらったところ、1週間くらいでほとんど治ってしまったのには驚いた。当初は太股の裏側が痛かったのに、途中で前側に痛みが移ったりしたが、それもすっかり消えてしまい、温湿布を貼っておけばほとんど気にならなくなったのだった。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/08kekkaku1.html#m_p2" id="m_p2" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>益気補中湯</h3>
<p >　しかし、その一方で全身のだるさと精神的な無気力感に襲われていた。脚が痛くて他のことができないような日々は終わったというのに、何となく倦怠感と無気力感に覆われて、何のやる気も出てこない。しなければならない仕事にも手が着かない。ブログ記事更新さえも滞るに至っては、何かがおかしいと感じざるを得ない。</p>
<p >　まさか鬱病か？とも疑ったが、よくわからない。気力の欠如という感じなので、何か気を補うような漢方処方を試してみようと思い立ち、ネットで、健康保険の使える評判のいい漢方医を捜した。その結果、新宿の診療所を訪問したのである。2月20日月曜日のことだった。</p>
<p >　その診療所はなかなか小ぎれいなところで、結構流行っているようだった。</p>
<p >　漢方の先生に相談すると、以前にかかった肺炎が気になるという。そこで、念のため、レントゲンを撮影し、血液検査もした上で、呼吸器の専門の先生に話しておいてもらえることになった。その一方で、漢方的な処置として、こういう心身の気力のないときに効果覿面という「益気補中湯」を処方してもらった。見てのとおり、気を増して充実させるという漢方薬である。</p>
<p >　この薬の効果はもう1日2日で現われた。自分でもよくわかるくらいに元気が回復し、気力が充実してきたのである。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/08kekkaku1.html#m_p3" id="m_p3" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>結核？</h3>
<p >　益気補中湯はよく効くなぁと感心していた2月23日木曜日の午前中、診療所の漢方の先生から電話があった。参考のために撮影したレントゲンが要調査で、炎症反応も少し出ているらしい。つまり、肺に問題があるという。とはいえ、自覚症状としては咳もタンも出ていないし、肺が辛いという感じではない。</p>
<p >　翌24日、診療所に行き、今度は漢方ではなく内科の部屋の前で待つ。呼ばれていくと、物腰の柔らかい先生で、いろいろと説明をしてくれた。</p>
<p >　まずはCTスキャン撮影。それからもう一度診察なのだが、部屋に入ったとたん、いきなり先生と看護師さんがマスクをしていて、自分もマスクをするように言われた。レントゲンやCTの影の形から見て、結核の可能性が極めて高いというのである。</p>
<p >　自分としては結核だけは避けたかった。というのも、結核だと無条件で隔離入院させられてしまうと思っていたからである（実際にはそうではなく、病状によっては入院しなくていい場合も多い）。</p>
<p >　先生によると、結核かどうかを判定するための検査は、この診療所では設備が足りないので無理だという。そこで、どこか呼吸器専門の医師のいる病院で調べる必要があるというのだ。しかし、心当たりはない。</p>
<p >　実は、その先生は、もともと別の総合病院の医師で、週一回だけこの診療所に出張してきているのだという。もちろん、その総合病院なら検査が可能だ。この先生は細かく丁寧にやってくれそうで信頼できると感じていたので、他の病院を探さずに検査などをお願いすることにした。</p>
<p >　すると、早速午後に検査してくれるという。</p>
<p >　ただ、以前の状態と比べるために、前に入院した病院からレントゲン写真を借りることになった。そこで一度家に帰り、前の病院へ寄ってから、今度の総合病院に向かった。</p>
<p >　医療費が今月はやたらかかっているような気がするが、仕方ない。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/08kekkaku1.html#m_p4" id="m_p4" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>鼻からチューブを飲み込んで胃液の検査</h3>
<p >　午後2時、総合病院の内科外来窓口に行って、先生自身が書いてくれた紹介状とレントゲン写真を渡した。しばらくすると先生に呼ばれる。肺の影が前回の退院時よりも、いや入院時よりもずっと濃く、大きくなっており、非常に問題だと言われた。</p>
<p >　それから、部屋が空いているので耳鼻科の部屋で胃液をとって検査することになった。</p>
<p >　肺の病気の検査なのに、胃液を取るのには理由がある。結核菌というのは抗酸菌と呼ばれる菌の一種で、これは文字通り、酸に強い菌のことだ。普通の菌だと胃液のような強い酸の中では生きていられないが、抗酸菌は胃液の中でも生き延びる。だから、胃液を取ってその中に生きた菌が見つかるかどうかという検査が第一段階になるわけだ。もっとも、それが結核菌なのか、それとも別の抗酸菌なのかは、すぐにはわからない。ただ、この検査で見つかるような菌があれば、いずれにしても問題ということになる。</p>
<p >　鼻からチューブを通し、吐き気に耐えながらチューブを胃まで飲み込んで、胃液を吸い出す。</p>
<p >　1時間後、結果が出た。</p>
<p >「陰性」――つまり、結核菌は見あたらなかったという。</p>
<p >　しかし、これで結核の疑いが晴れたわけではない。胃液に生き残るほどの結核菌なり抗酸菌なりは存在していなかったというだけのことである。だから、胃液をさらに培養したり、DNAの変質の検査をして、それで菌が出ないか調べる必要があるという。それには日数がかかるということで、また結果を聞きに行くことになった。</p>
<p >　ただ、1つだけ安心材料があった。胃液で反応が出ず、咳もタンも出ないということで、たとえ結核だとしても伝染性がないと考えられるというのである。だから、入院しなくて済むらしい。菌をまき散らしてしまうような病状だと「排菌性の結核」というらしいが、今回は少なくとも「排菌していない」ということで、一安心である。</p>
<p >　しかし、肺は確実に冒されている。</p>
<p >　それはさておき、この日は誕生日で、つまり、胃液検査が誕生日の唯一最大のイベントだった。何が悲しくて誕生日に鼻から胃までチューブを飲み込んでいなければならないのか。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/08kekkaku1.html#m_p5" id="m_p5" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>気管支鏡検査――中止</h3>
<p >　この間に、区の健康診断を受けた。会社や学校などで定期検診を受ける機会のない自営業者などは、誕生月に無料で診断を受けられる制度がある。そこでいい機会なので申し込んでいたのだった。その結果、肺のレントゲン写真以外、すべて異常なし。生活習慣病のおそれも当面はなく、一安心である。</p>
<p >　27日月曜日、再び漢方の先生のところへ。呼吸器の先生にも診てもらい、また漢方薬が効いているということを話した。無気力や不調の原因は肺のせいだろうから、そちらが治まれば解決するだろう、とのことである。しかし、今のところまだ呼吸器系の治療は始まっていないので、その間のつなぎとしてまた「益気補中湯」を出してもらった。</p>
<p >　そして、28日火曜日、胃液検査の次の検査をしてもらうために総合病院へ向かった。今回は気管支鏡検査というのをやる予定だったのである。</p>
<p >　気管支鏡というのは、言ってみれば胃カメラのずっと細いようなもので、のどから気管支、そして肺に通すものである。そして、その先端部分で患部の組織を採取したり、洗浄したりすることができるらしい。</p>
<p >　事前にネットで調べたところ、部分麻酔がうまく効いて大してつらくなかったという人と、麻酔していたけれどもすごくつらかったという人がいて、かなり不安になった。だから内科の前のベンチに座っているときも、かなり戦々恐々としていたのである。</p>
<p >　ところが、診察室に入ると、あっさり覆ってしまった。</p>
<p >「結核菌が検出されたので、気管支鏡検査は中止します」</p>
<p >　胃液を培養したところ、結核菌が見つかったのだそうだ。ところが、実はまだこれでも確定ではないらしい。結核菌が体内にあったのは確かだが、結核菌が死んでいても培養されることがあるそうで、つまり、その結核菌が「以前生きていた」のか、それとも「いま生きている」のかはさらにDNA検査などを待たなければわからないのだという。これはかなりじっくりと調べないとわからないそうだ。</p>
<p >　もしこの状態で気管支鏡検査をやると、かえって結核菌をまき散らすことになりかねないので、中止するという。</p>
<p >　いずれにせよ、他人にうつるような可能性はないので、それだけがよい知らせである。</p>
<p >　念のためにタンの検査もすることになったが、困ったことに、薬を吸入して頑張っても、まったくタンが出ない。仕方なくこれは断念した。</p>
<p >　そして、しばらく結果待ちということで、次の診断は2週間後、3月16日と決まった。</p>
<p ><img alt="kekkaku1.jpg" src="http://kotonoha.main.jp/2006/image/kekkaku1.jpg" width="300" height="260" /></p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/09/08kekkaku1.html#m_p6" id="m_p6" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>「外憂内患」</h3>
<p >　結核だけでも厄介だというのに、また別の厄介ごとが起こった。自分の過去の素性を暴き立て、あまつさえ雑誌にまで載せようという旧知の人間が現われたのである。売名のために、変な思いこみに基づいて、知っている人間を蹴落とすとはどういう神経だかわからないが、これには本当に落ち込み、精神的に追いつめられた。ポジティブの固まりとまで言われ、何があっても肯定的にとらえるのが取り柄だと言われた自分が、このときばかりはそうはいかなかった。落ち込むヒマがあったら対策を考えた方がマシ、と常々考えている人間が、11階の自室のベランダから下を見下ろし、ここから飛び降りようかどうしようかと本気で考え始めたのだから、よほどどうかしている。</p>
<p >　心機一転、新生活を始めようとして1カ月、結核にかかるわ、下手すると将来の生計の手段をすべて奪われかねない報道をされるわ、さらには身に覚えのない疑惑を次から次へとふっかけられるわ……泣き面に蜂、踏んだり蹴ったりとはこのことだ。「内憂外患」というが、今回は「外憂内患」、外には憂いがあり、体内には疾患がある。</p>
<p >　本当にこんな状況は天中殺まっただ中だ――と書いて思い出したのだが、実際に天中殺に入ったところだった。1月半ばに渋谷で占い師の人に少し占ってもらったのだが、それによると2006年2月4日（旧暦の年の変わり目）から天中殺に入るという。ただし、生まれたときの星回りがよくて、天将星その他いくつかの強力な星がついているので、天中殺もうち消すことができるという。</p>
<p >　どこがやねん。天将星はどこに行ってしもたんや？</p>]]>
    </content>
  </entry>
  <entry>
    <title>ブログ文章術：一つのネタをむやみやたらにふくらます</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/05dazai.html" />
    <modified>2006-04-05T13:25:32Z</modified>
    <issued>2006-04-05T21:01:05+09:00</issued>
    <id>tag:kotonoha.main.jp,2006://2.1188</id>
    <created>2006-04-05T12:01:05Z</created>
    <summary type="text/plain">「ブログ文章術　米光一成｜Excite エキサイト ブックス : 一文を短くって言うけどさ１」が話題になっている。今回のお題は、以下の文の一文を短く書いてみようというものだ。 お皿ひとつひとつに、それぞれ、ハムや卵や、パセリや、キャベツ、ほうれんそう、お台所に残って在るもの一切合切、いろとりどりに、美しく配合させて、手際よく並べて出すのであって、手数は要らず、経済だし、ちっとも、おいしくはないけれども、でも食卓は、ずいぶん賑やかに華麗になって、何だか、たいへん贅沢な御馳走のように見えるのだ。 （太宰治「女生徒」） 　これが実は悪文ではなくて、太宰の引用であることは「小林？：2006.4.5」や「断片部 - 絶望中止+理由消失 - あ、そうだ。ロココ料理にしよう。」などで指摘されている。 　さて、ここで普通に短く書いてみてもおもしろくないので、パスティーシュ（文体模写）で一つのネタをむやみやたらにふくらませてみることにした。...</summary>
    <author>
      <name>matsunaga</name>
      
      <email>matsunaga@kotonoha.or.tv</email>
    </author>
    <dc:subject>editorial</dc:subject>
    <content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://kotonoha.main.jp/">
      <![CDATA[<p >「<a href="http://blog.excite.co.jp/blog-jutsu/1582135/" target="_blank">ブログ文章術　米光一成｜Excite エキサイト ブックス : 一文を短くって言うけどさ１</a>」が話題になっている。今回のお題は、以下の文の一文を短く書いてみようというものだ。</p>
<blockquote >
<p >お皿ひとつひとつに、それぞれ、ハムや卵や、パセリや、キャベツ、ほうれんそう、お台所に残って在るもの一切合切、いろとりどりに、美しく配合させて、手際よく並べて出すのであって、手数は要らず、経済だし、ちっとも、おいしくはないけれども、でも食卓は、ずいぶん賑やかに華麗になって、何だか、たいへん贅沢な御馳走のように見えるのだ。</p>
<p >（太宰治「女生徒」）</p>
</blockquote>
<p >　これが実は悪文ではなくて、太宰の引用であることは「<a href="http://d.hatena.ne.jp/phk/20060405" target="_blank">小林？：2006.4.5</a>」や「<a href="http://fragments.g.hatena.ne.jp/screammachine/20060405#p1" target="_blank">断片部 - 絶望中止+理由消失 - あ、そうだ。ロココ料理にしよう。</a>」などで指摘されている。</p>
<p >　さて、ここで普通に短く書いてみてもおもしろくないので、パスティーシュ（文体模写）で一つのネタをむやみやたらにふくらませてみることにした。</p>]]>
      <![CDATA[<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/05dazai.html#m_p1" id="m_p1" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>きっこの日記風</h3>
<p >　お皿ひとつひとつに、それぞれ、ハムや卵や、パセリや、キャベツ、ほうれんそう、それからまだまだ追加するんだけど、お台所に残ってるもの一切合切、いろとりどりに美しく配合させて、手際よく並べて出すのだ。そうすると、手数は要らないし、経済的だし、だけどちっともおいしくはないので、そのまずさに思わずビックルを飲み干したりしてしまうのだけど、でも食卓はずいぶん賑やかに華麗になって、何だかたいへん贅沢な御馳走のように見えるというワケなのだ。</p>
<p >（※<a href="http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20060405/1144212906" target="_blank">finalventの日記 - ブログ文章術？</a>とはかぶらないようにしてみた）</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/05dazai.html#m_p2" id="m_p2" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>ESPIO野田風</h3>
<p >　皿一つ一つに載せるものは下記の通り。</p>
<p >・ハム<br />・卵<br />・パセリ<br />・キャベツ<br />・ほうれんそう<br />・その他台所に残っているもの一切合切</p>
<p >　上記素材を配合するに、色とりどりかつ美しく、手際よく並べて出す必要がある。その結果、同人の主張するところによれば＜手数は要らず、経済だし、ちっとも、おいしくはないけれども、でも食卓は、ずいぶん賑やかに華麗になって、何だか、たいへん贅沢な御馳走のように見える＞と強弁する。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/05dazai.html#m_p3" id="m_p3" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>サイバッチ！風</h3>
<p >　とんでもないスキャンダルが発覚した。例によってウラを取っていないが、読者の皆さまには速報をお伝えする。</p>
<p >　たった今、暴力デブがＩＣレコーダー付フォークを突きつけながら「吐け、吐け、吐け」と叫んで、いたいけな女生徒に自白させたところによると、まったくおいしくもない料理を贅沢な御馳走に見せかける裏技が女生徒の間で駆使されているのだという。まったく、年収17万5000円、東池袋の三国人アパートに生息し、一度でいいから、牛丼を卵と味噌汁付きで食ってみたいと思っている俺にとっては腹立たしい情報である。</p>
<p >「なんでも、皿の一つ一つにそれぞれ、ハムや卵や、パセリや、キャベツ、ほうれんそう、お台所に残って在るもの一切合切、いろとりどりに美しく配合させて、手際よく並べて出すのだそうです。手数は要らず、経済的。ちっとも、おいしくはないけれども、食卓はずいぶん賑やかに華麗になって、何だか、たいへん贅沢な御馳走のように見えるというのです」（暴力デブに同行した蛆虫77号）</p>
<p >　くくくくく（笑っているのではありません）。まさかいたいけな女生徒が俺たち蛆虫のような食卓偽装法を駆使していたとは。許せませんねえ。本誌では女生徒を徹底的に追及するのでお楽しみに。うけけけけ。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/05dazai.html#m_p4" id="m_p4" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>男性週刊誌風</h3>
<p >《男の食卓・盛りつけ編》</p>
<p >　皿の一つ一つにそれぞれ、ハム、卵、パセリ、キャベツ、ほうれんそう、その他台所に残っているもの一切合切を手際よく並べる。ポイントは、色とりどりに、美しく配合させること。これなら手数は要らず経済的。残り物であるから当然、少しもおいしくはないが、食卓はずいぶん賑やか、華麗になる。場合によってはたいへん贅沢な御馳走のように見えるもの。ぜひお試しあれ。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/05dazai.html#m_p5" id="m_p5" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>女性週刊誌風</h3>
<p >《残り物を豪華に！》</p>
<p >　お皿ひとつひとつに、それぞれ、ハムや卵や、パセリや、キャベツ、ほうれんそう……お台所に残っているもの一切合切、いろとりどりに、美しく配合させて、手際よく並べて出しましょう。手数は要りませんし、経済的です。もちろん、ちっともおいしくはないのですが、食卓はずいぶん賑やかに、華麗に。何だかたいへん贅沢な御馳走のように見えるので、旦那様の目をくらますには最適！</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/05dazai.html#m_p6" id="m_p6" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>DEATH NOTE風</h3>
<p >■月「どうやって俺が食卓を偽装したというんだ？」</p>
<p >■ニア「お皿ひとつひとつに、</p>
<p >それぞれ、</p>
<p >ハムや卵や、</p>
<p >パセリや、</p>
<p >キャベツ、</p>
<p >ほうれんそう、</p>
<p >台所に残ってるもの一切合切……」</p>
<p >■リューク「リンゴはないのか？」</p>
<p >■ニア「いろとりどりに、美しく配合させたのです。</p>
<p >ここでポイントは、</p>
<p >手際よく並べて出すこと。」</p>
<p >■月「確かにこれなら手数は要らず、</p>
<p >経済的だ」</p>
<p >■ニア「ちっともおいしくはないけれども、</p>
<p >でも食卓は、ずいぶん賑やかに華麗になって、</p>
<p >何だか、たいへん贅沢な御馳走のように見えるというわけです。</p>
<p >これがキラ……Ｌ……夜神月の偽装工作の詳細です。</p>
<p >間違いありませんね。」</p>
<p >■月「ニア……</p>
<p >その推理はよくできているが、</p>
<p >根本的な間違いがある！」</p>
<p >■リューク「ククク…人間って面白。それよりリンゴくれ。」</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/05dazai.html#m_p7" id="m_p7" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>『指輪物語』指輪の詩句風</h3>
<p >三つの皿は、空の下なるハムや卵、</p>
<p >　七つの皿は、岩の館のパセリやキャベツ、</p>
<p >九つの皿は、死すべき定めのほうれんそうに。</p>
<p >　一つの皿は、台所に残って在るもの一切合切のため、</p>
<p >いろとりどりに美しく配合させる食卓に。</p>
<p >　一つの皿は、手際よく並べて出し、</p>
<p >　一つの皿は、手数は要らず経済で、</p>
<p >　一つの皿は、ちっともおいしくはないけれども、</p>
<p >　　食卓をずいぶんにぎやかに、華麗にする。</p>
<p >たいへん贅沢な御馳走のように見せかけるために。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/05dazai.html#m_p8" id="m_p8" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>よくある文庫版実用書風</h3>
<p >★食卓を豪華に見せかける法</p>
<p >・用意するもの：皿、台所の残り物一切合切（ハム、卵、パセリ、キャベツ、ほうれんそうなど何でもよい）</p>
<p >　残り物を皿の上に一品ずつ、いろとりどりに、美しく配合させます。できるだけ手際よく並べて出すこと。これなら手数は要らず、経済的です。もちろん残り物ですから、決しておいしいというわけではありませんが、食卓はずいぶん賑やか、華麗になって、たいへん贅沢な御馳走のように見えること請け合いです。</p>
<p >　玉川上水大学太宰教授（心理学）によれば、食卓の視覚的効果は実際の食物の味覚に対して30％の影響を与えるとの調査結果が出ています。つまり、見た目がおいしければ三割おいしく見えるということ。早速、今日の残り物から試してみましょう。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/05dazai.html#m_p9" id="m_p9" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>ノストラダムス予言詩風</h3>
<p >ハム、卵、パセリ、キャベツ、ほうれんそう、台所に残って在るもの一切合切が</p>
<p >皿の一つ一つに、いろとりどりに、美しく配合される</p>
<p >ちっともおいしくはないにもかかわらず、</p>
<p >食卓は賑やかに華麗に、たいへん贅沢な御馳走のように。</p>
<p >（※民主党結成を予言した詩と解釈されている）</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/05dazai.html#m_p10" id="m_p10" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>「できる盛りつけ」</h3>
<p >1. 皿を多数用意します。</p>
<p >2. ハム、卵、パセリ、キャベツ、ほうれんそう、その他、お台所に残っているもの一切合切を用意します。</p>
<p >3. 1.で用意した皿の一枚一枚に、2.の食材を並べます。</p>
<p >ここがポイント！ いろとりどりに、美しく配合させて、手際よく並べて出すことが重要です。</p>
<p >※この方法の利点と効果</p>
<p >　手数も要らず、経済的です。ちっともおいしくはない素材ですが、食卓はずいぶん賑やか、華麗になって、たいへん贅沢な御馳走のように見える効果を発揮します。</p>
<p >（図版省略）</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/05dazai.html#m_p11" id="m_p11" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>ギャル社長shifow風</h3>
<p >こんにちはぁぁ～☆</p>
<p >今日はぁたしの毎日の盛りつけの裏技を教えちゃぃまっす♪</p>
<p >まずお皿ひとつ②にハムとか卵とかパセリとかキャベツとかほうれんそうとか・・・</p>
<p >ょーするにお台所に残ってるもの一切合切！！ぃろとりどりに、美しく配合させて、手際よく並べて出すんですっρ(≧ω≦)ρ</p>
<p >手数もぃらなぃし、経済てきだしね(☆∀☆)</p>
<p >ちっともおぃしくなぃけど( ﾟДﾟ)</p>
<p >でも食卓は、ずぃぶん賑やか＆華麗ヽ(ﾟ∀ﾟ)メ(ﾟ∀ﾟ)メ(ﾟ∀ﾟ)ノになって、何だかすごーく贅沢な御馳走のように見えるんです☆</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/05dazai.html#m_p12" id="m_p12" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>現行日本国憲法風</h3>
<p >ハム、卵、パセリ、キャベツ、ほうれんそう、その他台所に残るもの一切合切は、これを皿一つ一つに、それぞれいろとりどりに、美しく配合する。</p>
<p >２　前項の目的を達するため、食材は手際よく並べて出し、手数をかけず経済にする。</p>
<p >３　おいしさは、これを否定する。食卓は、これを賑やか・華麗・贅沢な御馳走に見えるものとする。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/05dazai.html#m_p13" id="m_p13" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>ダウンタウンのだらだらしたしゃべり風</h3>
<p >浜「それでどないすんねん、残りもんあったら」</p>
<p >松「お皿何枚か用意すんねん」</p>
<p >浜「ほんで？」</p>
<p >松「残りもん用意すんねん。ハムとか卵とか、パセリとか、キャベツとか、ほうれんそうとか」</p>
<p >浜「冷蔵庫に残ってそうなもんばっかりやな」</p>
<p >松「せやろ。そういう、台所に残ってるもん一切合切をやな、いろとりどりに、美し～～～く配合させたるんや」</p>
<p >浜「お前が言うと似合わんなぁ」</p>
<p >松「何を言う！　俺がやるからええのんにきまっとるやろ。でな、ここで、手際よく並べて出さなあかんねん」</p>
<p >浜「なんで？」</p>
<p >松「もたもたしとったら賞味期限終わってしまうやろ！」</p>
<p >浜「それ、もたもたしすぎや！」</p>
<p >松「うわ、このハム、最初から賞味期限おわっとったわ」</p>
<p >浜「それくさっとるし」</p>
<p >松「うわー、マジでくさいで。お前かいでみ」</p>
<p >浜「いらんわ！向こう持っていかんかい！」</p>
<p >松「お前がいらん口挟むから腐ってしもたやんけ！」</p>
<p >浜「最初から腐ってたってお前言うとるやんか！」</p>
<p >松「そうやったっけ？　まあこうすると、手数は要らず、経済的やしな」</p>
<p >浜「ハム皿に戻すなよ！　それ、けちくさいだけとちゃうん？」</p>
<p >松「しかも、全然おいしぃあれへんねん」</p>
<p >浜「あかんやん」</p>
<p >松「せやけど、食卓がな、ごっつー賑やか～に、華麗～になるんや。どや、何かごっつ贅沢な御馳走のように見えてこうへんか？」</p>
<p >浜「あー、何かそんな気がしてきたわ(笑)」</p>
<p >松「せやろせやろ、ほな、一口食うてみ」</p>
<p >浜「いや、やっぱりお前から食えや」</p>
<p >松「まあまあ遠慮せんと」</p>
<p >浜「……ほな、遠慮せんともらうわ……」</p>
<p >松「待たんかい！」</p>
<p >浜「どないしてん！」</p>
<p >松「やっぱり、ごっつうまそうやから、俺から食う！」</p>
<p >浜「……好きにせえや」</p>
<p >松「……（もぐもぐ）……ぐわ、やっぱごっつまずいわ。お前、何でこんなもん食わすねん！腹壊したらどないすんねん！」</p>
<p >浜「作ったんお前やろ！　しかもわざわざ腐ったハム食うてるし！」</p>
<p >松「……これ捨てんのもったいないなぁ」</p>
<p >浜「捨てろや！　何考えてんねん」</p>
<p >松「あとでイマダに食わしたろ～」</p>
<p >浜「あー、俺知らんからな」</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/05dazai.html#m_p14" id="m_p14" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>残り物を淡々と記録するよ</h3>
<p ><img alt="foods.jpg" src="http://kotonoha.main.jp/2006/image/foods.jpg" width="300" height="400" /></p>
<p >ごちそうさま……ってそのまま食えるかい！　卵とほうれんそうと皿しか合ってないし！</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/05dazai.html#m_p15" id="m_p15" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>偽清少納言風</h3>
<p >残りものはいろどり。</p>
<p >蒸したる肉、卵、おらんだせり、甘藍（かんらん）、菠薐草（はうれんさう）など、厨（くりや）に残りたる一切合切、いろとりどりに、をかしく組み合わせ、手早に並ぶる、いとをかし。手間のかからず、安くあがりたる。いとうまからざることいふにあらず、されど卓うるはしく華やかならんも、いとよろしき塩梅に見ゆる、いとをかし。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/05dazai.html#m_p16" id="m_p16" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>おまけ</h3>
<ul >
<li ><a href="http://d.hatena.ne.jp/wanpark/20060405/1144208208" target="_blank">こども(てれび) - 文を短くする</a></li>
<li ><a href="http://childtv.web.fc2.com/blog-jutsu/" target="_blank">ブログ文章術インベーダー</a></li>
</ul>
<p ><a href="http://f.hatena.ne.jp/images/fotolife/m/matsunaga/20060405/20060405190738.jpg" title="" onClick="window.open(this.href); return false;"><img src="http://f.hatena.ne.jp/images/fotolife/m/matsunaga/20060405/20060405190738.jpg" alt="" border="0" /></a></p>
<p >これが限界でした。</p>]]>
    </content>
  </entry>
  <entry>
    <title>ことのは編集室、秋葉原に“メイド語学スクール NEMA”を設立</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/01aprilfool03.html" />
    <modified>2006-09-12T14:20:04Z</modified>
    <issued>2006-04-01T14:42:18+09:00</issued>
    <id>tag:kotonoha.main.jp,2006://2.1187</id>
    <created>2006-04-01T05:42:18Z</created>
    <summary type="text/plain">　個人事業体「ことのは編集室」は、東京・秋葉原に“メイド語学スクール NEMA”を設立、「だれでも３日でマルチリンガル」をキャッチフレーズに、出張先・旅行先ですぐに役立つことを目指した語学教室を展開する。2006年4月1日付けで発表された。
　メイド語学スクールは、教師が全員メイド服。生徒は好きなメイド服のタイプ（ロング、ショート、スーパーミニなど10種類、一部オプション価格）を選べるほか、同時に多数の言語を学習する「マルチリンガルコース」も設置。素質のある人であれば3日でマルチリンガルも夢ではないという。
</summary>
    <author>
      <name>matsunaga</name>
      
      <email>matsunaga@kotonoha.or.tv</email>
    </author>
    <dc:subject>current</dc:subject>
    <content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://kotonoha.main.jp/">
      <![CDATA[<p >　個人事業体「ことのは編集室」は、東京・秋葉原に“メイド語学スクール NEMA”を設立、「だれでも３日でマルチリンガル」をキャッチフレーズに、出張先・旅行先ですぐに役立つことを目指した語学教室を展開する。2006年4月1日付けで発表された。</p>
<p >　メイド語学スクールは、教師が全員メイド服。生徒は好きなメイド服のタイプ（ロング、ショート、スーパーミニなど10種類、一部オプション価格）を選べるほか、同時に多数の言語を学習する「マルチリンガルコース」も設置。素質のある人であれば3日でマルチリンガルも夢ではないという。</p>]]>
      <![CDATA[<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/01aprilfool03.html#m_p1" id="m_p1" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>メイド語学スクール</h3>
<p >　現在、メイド喫茶から始まった「メイド産業」は大々的に展開、メイドキャバクラやメイドエステ等の風俗方面だけでなく、メイド居酒屋、メイド美容室、メイド指圧、メイド焼き肉など様々な方面に広まっている。</p>
<p >　秋葉原ではもうほとんどメイド産業も飽和状態と言われるなか、メイド喫茶訪問歴延べ6店舗の松永英明（ことのは編集室）が、新たなジャンルに挑戦することとなった。それが「メイド語学スクール」である。</p>
<p >「メイド喫茶でも、メイドさんとずっとしゃべるわけじゃない。メイドさんをじっと見ているのもおかしな客と思われます。だったら、メイドさんと一対一でしゃべれる語学スクールはおもしろいんじゃないかと思ったわけです」（松永氏）</p>
<p >　確かに、風俗系は別として、「ただ単にメイド服を着た人がそこにいる」だけのメイド産業は少なくない。実際にはメイド喫茶で商談をやっているビジネスマンもよく見かけられる。メイドさんを濃厚に堪能しつつ、全く風俗ではないというジャンルを開拓しようという視点は興味深いのではないだろうか。</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/01aprilfool03.html#m_p2" id="m_p2" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>メイドへのこだわり</h3>
<p >　メイドさんに言葉を教えてもらえる――美人家庭教師に教わるという高校生時代の夢もかなって一石二鳥のこのサービス、実はかなりのこだわりを見せている。</p>
<p >　メイド服は有名メイド服ショップ「キャンディーフルーツ」で一人ずつの「メイド教師」に合わせた服を５着ずつ作成。スカートの長さやメイド服のタイプを変更可能なようになっている。</p>
<p >「メイド教師が替わると、教える言語そのものが変わってしまいますから、同じ先生で衣装を変えるということにしました」（松永氏）</p>
<p >　つまり、メイド教師の指名はできないが、服装のチェンジは可能ということである。ちなみに全員が眼鏡着用となっており（伊達含む）、オプション（無料）で「眼鏡を外す」ことも一部のメイド教師については可能。眼鏡がオプションではなく「眼鏡を外す」がオプションになっている点については、「オーナーの趣味」だそうだ。</p>
<p >　メイド教師の全員がメイドとしての厳しい教育を受けており、メイドとしても語学教師としても一流の人材をそろえている。</p>
<p >「アルバイトは受け付けていません。あくまでも語学教師として一流の人材だけをそろえています。ですから、３日でマルチリンガルも夢ではないというキャッチフレーズが成り立つわけです」（松永氏）</p>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/01aprilfool03.html#m_p3" id="m_p3" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>ユニークな語学スクール</h3>
<p >　ここで興味深いのが、ユニークな語学スクールとしての内容だ。</p>
<p >「出張したとき、旅行したときにすぐに役立つ語学スクールでないと意味がないと考えています。そこで、どこへ出張・旅行することが多いのかをまず徹底的にリサーチしました」（松永氏）</p>
<p >　その結果、やはり多いのは「日帰りを含む国内旅行」。2003年で海外旅行1683万人に対して、国内宿泊観光旅行のべ1億6300万人と、およそ10倍の差がついている。したがって、旅行先の「方言」を学べる語学スクールのニーズは必ずや高いに違いない……と松永氏は看破したわけである。</p>
<p >　メイド語学スクールNEMAで教わることのできる言語は、以下のとおりとなっている。たとえば、関西語の素養のある人が「摂津弁」「泉州弁」「河内弁」「船場言葉」を教わった場合、数日でマルチリンガルも夢ではなく、また細かいニュアンスを聴き・話し分けられることで現地でも受け入れられやすくなることは間違いないという。</p>
<p >　なお、メイド教師によって教えることのできる言語は限られているため、実質的に「教わりたい言語＝メイド教師決定」になるのが現状。ゆくゆくは教師数を増やしていきたいという。</p>
<h4 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/01aprilfool03.html#m_p3_1" id="m_p3_1" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil2.gif" width="18" height="18"></a>日本語</h4>
<ul >
<li >日本標準語</li>
<li >北海道方言</li>
<li >東北方言</li>
<ul >
<li >津軽弁・下北弁・秋田弁・庄内弁・越後弁・長岡弁・上越弁</li>
<li >南部弁・盛岡弁・仙台弁・福島弁 </li>
<li >山形弁・会津弁</li>
</ul>
<li >関東方言 </li>
<ul >
<li >栃木弁・茨城弁・群馬弁</li>
<li >東京弁・さいたま弁・千葉弁・横浜弁・湘南弁</li>
<li >江戸言葉</li>
</ul>
<li >東海東山方言</li>
<ul >
<li >静岡弁・遠州弁・甲州弁・長野県方言</li>
<li >八丈方言</li>
</ul>
<li >北陸方言</li>
<ul >
<li >佐渡弁</li>
<li >富山弁・加賀弁・能登弁・福井弁・金沢弁</li>
</ul>
<li >中京方言</li>
<ul >
<li >尾張弁・名古屋弁・知多弁・三河弁</li>
<li >美濃弁・飛騨弁</li>
</ul>
<li >近畿方言（いわゆる関西弁）</li>
<ul >
<li >摂津弁・河内弁・泉州弁・岸和田弁</li>
<li >船場ことば</li>
<li >京ことば（舞子さんコースは別料金）</li>
<li >奈良弁・和歌山弁・近江弁</li>
<li >舞鶴弁・丹波弁・播州弁</li>
<li >伊勢方言・志摩弁</li>
</ul>
<li >中国方言</li>
<ul >
<li >但馬弁・鳥取弁・石見弁</li>
<li >岡山弁・備後弁・広島弁・山口弁</li>
<li >雲伯方言</li>
</ul>
<li >四国方言</li>
<ul >
<li >徳島弁・讃岐弁</li>
<li >伊予弁・土佐弁・幡多弁</li>
</ul>
<li >九州方言</li>
<ul >
<li >豊日方言・北九州弁・田川弁・中津弁</li>
<li >大分弁・宮崎弁・肥筑方言</li>
<li >博多弁・宗像弁・筑後弁</li>
<li >柳川弁・大牟田弁・佐賀弁・唐津弁・田代弁</li>
<li >諫早弁・長崎弁・佐世保弁・島原弁・熊本弁・日田弁</li>
<li >薩隅方言・鹿児島弁</li>
</ul>
<li >琉球語</li>
<ul >
<li >奄美方言・沖縄方言・首里方言</li>
<li >宮古方言・八重山方言・与那国方言</li>
</ul>
</ul>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/01aprilfool03.html#m_p4" id="m_p4" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>外国語</h3>
<ul >
<li >英語</li>
<ul >
<li >キングズイングリッシュ（メイドなのでアメリカンは不可）</li>
<li >オーストラリア英語</li>
<li >インド英語</li>
</ul>
<li >中国語（オプションでチャイナドレス着用可）</li>
<ul >
<li >普通話・北京語・上海語・広東語・台湾語</li>
</ul>
<li >フランス語</li>
<li >ドイツ語（講師はロッテンマイヤーさん）</li>
</ul>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/01aprilfool03.html#m_p5" id="m_p5" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>システム</h3>
<ul >
<li >1授業1時間5000円（チケットまとめ買いで割引あり）</li>
<li >完全予約制</li>
<li >欠席の場合は事前連絡で別の日程に振り替え可能</li>
<li >完全マンツーマン授業システム（グループ授業も可）</li>
<li >複数言語の受講も可</li>
</ul>
<h3 ><a href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/01aprilfool03.html#m_p6" id="m_p6" ><img src="http://kotonoha.main.jp/image/entrydata-pencil4.gif" width="24" height="24"></a>念のため</h3>
<p >本日は4月1日です。</p>]]>
    </content>
  </entry>
  <entry>
    <title>【E5P10!】松永英明はきっこだったばかりか多数の有名サイトを運営</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/01aprilfool02.html" />
    <modified>2006-04-04T10:22:00Z</modified>
    <issued>2006-04-01T13:32:41+09:00</issued>
    <id>tag:kotonoha.main.jp,2006://2.1186</id>
    <created>2006-04-01T04:32:41Z</created>
    <summary type="text/plain">エイプリルフールネタです。うそだよーん。</summary>
    <author>
      <name>matsunaga</name>
      
      <email>matsunaga@kotonoha.or.tv</email>
    </author>
    <dc:subject>current</dc:subject>
    <content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://kotonoha.main.jp/">
      <![CDATA[<p>●(((((((((((((((((((((( E5P10!　))))))))))))))))))))))●<br />
==========================================================<br />
■松永英明はきっこだけではなかった!?　　　Vol.999 04/01/06<br />
==========================================================<br />
●HP(登録・解除) http://www.kotono8.com/</p>

<p><br />
１．ついに「松永＝きっこ」説を認める</p>

<p>　筆者による再三の追及にもかかわらず、現時点で一切の関係証<br />
拠が出ていない「きっこの正体はライター松永英明」説であるが、</p>

<p>　http://www3.diary.ne.jp/user/338790/</p>

<p>ついに松永英明本人が「俺は実はきっこだったんだ」とメールで<br />
告白してきた。<br />
</p>]]>
      <![CDATA[<p>　同人によると、＜自分とは別のキャラクターになりきって日記<br />
を書いてみたかったというのがそもそもの動機。できるだけ自分<br />
が知識を持たないジャンルについて書くために、ヘアメークとい<br />
うキャラクターを設定した＞と主張する。また、ＭＡＸファンと<br />
いう設定については、その中でも自分の趣味に合わない「れいな」<br />
をピックアップ。あたかも好きなふりをしたのだそうだ。<br />
　メールにはこのようにも書かれている。<br />
＜パチンコには行ったことがないので、適当にいい加減な攻略法<br />
本を参考に書いたところ、セット打法などの間違いが指摘される<br />
ような事態になってしまったがどうでもいい＞という。<br />
　しかし、筆者は、松永英明が毎日5000字のきっこの日記を執筆<br />
した上で、メインブログ・はてなダイアリーなども更新しつつ、<br />
職業ライターとしての執筆を行っているだけでは、１日わずか１<br />
万字～２万字程度にしかならず、１年続けたとしても500万字、<br />
年間に書籍換算で100冊程度にしかならないことに着目。<br />
　松永にとってこれは少なすぎる分量であるため、他にも必ずブ<br />
ログを更新しているはずだと追及したところ、同人はさらに別サ<br />
イト運営を認めたものである。</p>

<p>２．「きっこ＝木子美」</p>

<p>　読者諸賢は中国の有名女性ブロガー「木子美（ムーツメイ）」<br />
についてご存じだろうか。有名ロックバンドのメンバーとの「性<br />
愛日記」を実名込みでブログに記し、一躍「中国ブログ界」の有<br />
名人となった人物である。<br />
　ブログといえば松永である。筆者は木子美＝松永ではないかと<br />
いうひらめきのもと、調査を開始した。実際、松永も木子美につ<br />
いての紹介記事</p>

<p>　http://kotonoha.main.jp/2003/12/02muzimei.html</p>

<p>を書いており、同人が自分のサイトを宣伝した可能性がないとは<br />
言い切れないからである。<br />
　ところが、調査開始後間もなく、筆者は驚くべき事実に気づい<br />
たのである！　なんと木子美の「木子」は「きっこ」と読めるで<br />
はないか！　さらに松永の「松」は「木公」と分解でき、これも<br />
「きっこ」にほかならない。<br />
　筆者は思わず背筋に寒気を覚えた。松永はなんと中国ブログ界<br />
を牛耳る木子美でもあったのである！　そして、そのサインはあ<br />
まりにも巧妙に隠されていた。</p>

<p>３．「切込隊長＝きっこ」</p>

<p>　こうなると、いかなるサイトも松永の手になるものであると疑<br />
ってかからざるをえない。<br />
　たとえば、松永と同じく「アルファブロガー」の一人である切<br />
込隊長こと山本一郎</p>

<p>　http://kiri.jblog.org/</p>

<p>である。この「一郎」は松永の旧ハンドル「河上イチロー」と共<br />
通しているばかりか、「背景色が一色」という点においても旧河<br />
上サイトの「カレー色」デザインを思わせる由、非常に疑わしい<br />
ものである。<br />
　実際にアルファブロガーオフ会に参加した人たちによると、両<br />
者ともやせ形の体格で似ているという証言も得られ、この二人が<br />
実は同一人物であると推測するのは果たして妄想と言い切れるの<br />
だろうか？<br />
　もっとも、相違点も多い。日本ビール党を宣言する切込隊長に<br />
対して、松永はビール嫌いでウオッカやカクテル、紹興酒好き、<br />
「ビールは小便ばかり出るうえに酔わないから嫌い」と放言して<br />
いる。また、２ちゃんねるに親和性の高い切込隊長に対して、松<br />
永は２ちゃんねるを毛嫌いしている点などが挙げられる。<br />
　しかし、これらも別サイトであると見せかけるための攪乱情報<br />
であるとするならば、かえって非常に疑わしいものに思える。<br />
　しかも筆者は決定的な証拠をつかんでいるのである。「切込隊<br />
長」の最初の２文字「切込」はそれぞれ「き」と「こ」の発音を<br />
含んでいるではないか。すなわち「切込隊長＝きっこ＝松永」だっ<br />
たのだ！</p>

<p>４．さらに広がる疑惑</p>

<p>　これが事実であるとすると、一見松永とバトルを繰り広げてい<br />
るかのような人物のサイトも、親しいサイトも、すべてが松永の<br />
手になるものと考えざるを得ない。<br />
　いや、情報工作を専門とする松永であるから、逆に一見「無関<br />
係」な会社や人物こそあやしいと考えるべきであろう。<br />
　たとえば、「きっこ」関連でいえば「キッコーマン」</p>

<p>http://www.kikkoman.co.jp/</p>

<p>や「亀甲縛り」、</p>

<p>http://khj.hp.infoseek.co.jp/torisimariyaku/hihoukan/kikkou/syouyu/</p>

<p>「松岡きっこ」</p>

<p>http://chiebukuro.yahoo.co.jp/service/question_detail.php?queId=7733929</p>

<p>なども疑惑の対象から外すことができない。特に「松岡きっこ」<br />
は「松永」＋「きっこ」と一文字しか違わず、松永が松岡きっこ<br />
を演じている可能性はきわめて高いと言わざるをえない。<br />
　ここで松永英明の名前に戻ると、これは「松岡英明」と「徳永<br />
英明」ともそれぞれ一文字違いである。一般にはこの二人の名前<br />
を借りたのだろうと考えるところであるが、松永の分裂人格を理<br />
解している賢明な読者であれば、「松岡英明も徳永英明も、どち<br />
らも松永が演じている人物」という結論にたやすくたどりつける<br />
はずだ。<br />
　ちなみに、松永本人は「松永久秀＋明智光秀」がペンネームの<br />
由来であると主張しているが、どうせウソに決まっているのであ<br />
る。</p>

<p>５．mixiでさらに松永を発見！</p>

<p>　さらに筆者はmixiに目をつけた。ここで松永の「マイミク」<br />
（友人）として登録されている人物が松永本人であることはもは<br />
や言を待たないが、偽装工作好きな松永のことであるから、本当<br />
に重要な「自分の分身」は必ずや「マイミクのマイミク」、つま<br />
りワンクッション置いた関係として示されているはずである。<br />
　この推理に基づいて膨大な数にのぼる松永の「マイミクのマイ<br />
ミク」を調査したところ、その中には「吉野健太郎」氏や「おは<br />
ら」氏も含まれることが判明した。<br />
　吉野氏は吉祥寺を本拠地としているが、これは松永の現住所か<br />
らも電車一本で行けるところであり、さらに「吉野」という名字<br />
は松永の出身地「奈良」を暗示していることは間違いない！<br />
　おはら氏は眼鏡っ娘AVをシリーズで制作したことで有名である<br />
が、松永が眼鏡っ娘萌えであることはよく知られた事実であり、<br />
これもまた「おはら＝松永」を裏付ける証拠にほかならない。<br />
　さらに同人の謀略好きを考慮するならば、当然、本当に重要な<br />
「自分の分身はマイミクにも、マイミクのマイミクにもしない」<br />
という作戦をとるであろうから、mixi会員200万人はもはやすべて<br />
が松永であると考えるべきなのである。</p>

<p>６．松永を応援するサイト群</p>

<p>　もちろん、筆者が知人のことしか調査できず、知らない人のこ<br />
とはまるで調べることができないことをご存じの読者諸賢であれ<br />
ば、筆者が決して「あれもこれも松永だ」と言いたいわけではな<br />
いことは理解していただけるだろう。<br />
　たとえばTBNというサイトは松永と敵対するかのようなスタイル<br />
を示しているが、実は現役オラム信者の「タントラ・ボーディ・<br />
ナタラージャガティン」なるホーリーネームの持ち主によるサイ<br />
トであることが当方の調査で判明している。脳内妹とされている<br />
女性のコメントが出てくるが、これも自分の頭の中に妹を住まわ<br />
せるというようなイタいことをしているのではなく、同じく信者<br />
の「アーカネーダーキニー」17歳の発言なのである。</p>

<p>７．日本の掲示板はすべて松永が運営</p>

<p>　ここで注目したいのは、松永こと河上イチローの旧著『サイバー<br />
スペースからの挑戦状』に記載されている掲示板管理人である。<br />
ここで松永は、あやしいわーるど掲示板元管理人・芝雅之と対談<br />
し、さらにあめぞう・ひろゆきという巨頭とのやりとりを紹介し<br />
ている。つまり、あやしいわーるど、あめぞう、２ちゃんねると<br />
いう日本掲示板界の本流はすべて松永に牛耳られていたのである！<br />
　松永が自分自身であるひろゆきを激しく攻撃するのは、もちろ<br />
ん偽装工作にすぎない。一部の２ちゃんねらーを批判しながら、<br />
何人かのVIPブログ管理人とは徹夜カラオケに行ったこともあると<br />
いう事実は、「松永＝ひろゆき」説を裏付ける重要な証拠である。<br />
　さらに同人の２冊目の本ではT-Cupの石川氏と会ったと書いて<br />
あるが、これも額面通りに受け取ってはならず、当然のことなが<br />
ら「松永がT-Cup掲示板を運営している」ととらえるべきなのであ<br />
る。</p>

<p>８．NAMAANには松永のブログのすべてが載っている？</p>

<p>　ここで読者からの投稿を紹介したい。</p>

<p>＜松永が数多くの名前を使ってきわめて多くのブログを更新し、<br />
情報操作を行っていることはすでに常識といえると思います。そ<br />
のブログの一覧が、NAMAANというサイトにあります。これは、一<br />
般にはブログ更新情報を集めたサイトということになっているの<br />
ですが、実は今年１月までは有名ブログのはずの「絵文録ことの<br />
は」が登録されていないという奇妙な現象が見られました。つま<br />
り、このNAMAANは松永のダミーブログをすべて登録したサイトで<br />
あり、メインブログは関連づけないように排除していたと考えら<br />
れます。現在は「ことのは」も検索可能になっていますが、これ<br />
もあわてて登録するようになったのでしょう＞</p>

<p>　NAMAANとは下記のURLのブログ検索サイトであるが、</p>

<p>　http://www.namaan.net/</p>

<p>　日々大量のブログ記事が投稿されている。この真偽について再<br />
度松永氏を問いつめたところ、同人は＜ここに載っているサイト<br />
は全部俺がやっている＞と認めるに至った。<br />
＜さすがに万単位でブログを更新するのは大変だが、ニュースの<br />
引用に一行コメントを適当に貼り付けるスクリプトを設置してお<br />
くことで、大量のどうでもいいブログを制作することができた。<br />
また、テレビ番組の感想を書いたブログ群同士では相互トラック<br />
バックさせることでアクセスを向上させた＞と同人は語る。<br />
　もはや日本のブログのほとんどすべてが松永によるものである<br />
と判明した以上、筆者はこの点についても尋ねざるをえなかった。<br />
すなわち「はてなブックマーク」の利用者はどうなのか、と。<br />
　同人はあっさりと＜実は、はてなブックマークの利用者は私一<br />
人なのです＞と認めた。つまり、はてなブックマークは松永が世<br />
論を一定の方向に導くため、特定の記事に注目させるためのツー<br />
ルにすぎなかったというのである。</p>

<p>９．最後に</p>

<p>　こうして調査してきた結果、筆者はまたも一つの疑問にとらわ<br />
れずにはいられなかった。すなわち、このE5P10はESPIOを模倣し<br />
て書いているものであるが、あまりにも文体が似ている。<br />
　読者諸賢はあまりにも突飛な発言と思われるかもしれないが、<br />
筆者の恐るべき推測を述べさせていただきたい。それは、「野だ<br />
＝松永」という可能性である。こればかりは自分自身のことであ<br />
るから断定することはできないのであるが、しかし、これは決し<br />
て独りよがりの妄想ではない、と考えるのは筆者の暴走なのであ<br />
ろうか？</p>

<p><br />
==========================================================<br />
■情報発信者／野だ敬生（hideaki nodaiko）<br />
　123-4567東京都なか野区わか宮 ドモホルンリンクルB203号<br />
　TEL/FAX 0120-444-444<br />
==========================================================</p>

<p>※この記事はすべて4月1日のネタであり、事実はなんにも含まれていません。わらい。<br />
</p>]]>
    </content>
  </entry>
  <entry>
    <title>ゲーム「さくら大戦」最新作は女子十二楽坊とのコンビネーション</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kotonoha.main.jp/2006/04/01aprilfool01.html" />
    <modified>2006-04-04T10:22:25Z</modified>
    <issued>2006-04-01T00:29:17+09:00</issued>
    <id>tag:kotonoha.main.jp,2006://2.1185</id>
    <created>2006-03-31T15:29:17Z</created>
    <summary type="text/plain">フレイステーション、トリームキャスト、セカサターン、PC版など多くのプラットフォーム上で展開している人気ゲーム「さくら大戦」の最新作「桜花大戦12 ～茉莉花（ジャスミン）の花咲く日まで～」で、女子十二楽坊のメンバー全員がキャラクターとして出演、またBGMもすべて担当することが決まり、4月1日、北京・人民大会堂での記者会見で発表されることとなった。当サイトはこの正式発表に先駆け、その内容をいち早くお届けする。詳細は女子十二楽坊資料館にて。 ゲーム「さくら大戦」最新作は女子十二楽坊とのコンビネーション [女子十二楽坊ブログ] ...</summary>
    <author>
      <name>matsunaga</name>
      
      <email>matsunaga@kotonoha.or.tv</email>
    </author>
    <dc:subject>misc</dc:subject>
    <content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://kotonoha.main.jp/">
      <![CDATA[<p >フレイステーション、トリームキャスト、セカサターン、PC版など多くのプラットフォーム上で展開している人気ゲーム「さくら大戦」の最新作「桜花大戦12 ～茉莉花（ジャスミン）の花咲く日まで～」で、女子十二楽坊のメンバー全員がキャラクターとして出演、またBGMもすべて担当することが決まり、4月1日、北京・人民大会堂での記者会見で発表されることとなった。当サイトはこの正式発表に先駆け、その内容をいち早くお届けする。詳細は<a href="http://www.twelve-girls-band.info/weblog/2006/04/01aprilfool2006.html" target="_blank">女子十二楽坊資料館</a>にて。</p>
<p ><a href="http://www.twelve-girls-band.info/weblog/2006/04/01aprilfool2006.html" target="_blank"><img alt="sakura01.jpg" src="http://www.twelve-girls-band.info/weblog/2006/image/sakura01.jpg" width="473" height="218" /></a></p>
<ul >
<li ><a href="http://www.twelve-girls-band.info/weblog/2006/04/01aprilfool2006.html" target="_blank">ゲーム「さくら大戦」最新作は女子十二楽坊とのコンビネーション [女子十二楽坊ブログ]</a></li>
</ul>]]>
      
    </content>
  </entry>

</feed>