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移転先はこちら→「中国政府が反日デモを「現状の規模」以上に拡大する気がない理由」
中国での反日デモが「広がっている」かのように報道されている。ただ、この記事は、奥歯にものの挟まったような記事ではあるが、そんなに悪くない。
胡錦濤政権は、反日デモをすべて禁止したりはしない。だが、これ以上拡大することも望んでいない。江沢民とは違って、反日を煽ったりはしないのだ。胡錦濤の経歴から見た分析は、今月末発売のASCII ドットPC誌の連載記事で書いてあるのでもうしばらくお待ちいただきたいが、切込隊長も「この中国の対応はどう評価したらよいのだろう」と書いてるくらいなので、こちらで簡単に状況を説明しておこう。
とりあえず言っておくと「群衆3000人包囲、広州市の日本総領事館」という報道があるが、中国人は3000人のデモなど「たった3000人」だと認識している。日本なら300人か30人くらいのデモの規模じゃないだろうか。1万人とか3万人というとやや多く感じるが、あの天安門事件(6・4事件)のときは「100万人デモが敢行」されたのだ。北京で1万人といったら全然話にならない規模、中国人の感覚で言えば「何か騒いでる奴がいるな」というレベルである。
むしろ「南京事件の地も厳重警備…デモは行われず」というのが中国の「本当の反日の盛り上がり具合」を示しているわけだ。「広東省で3万人デモ…邦人殴られる」というのは多少暴徒化している感じがあるが、地方都市で北京政府の統制もやや及ばず、しかも負傷が二人程度というのは、この程度にしか盛り上がっていない証拠であるともいえる。
というような背景があるわけで、つまり反日騒動も実は「ガス抜き」以上でもなければ以下でもないということだ。それを踏まえて考えれば、読売記事の以下の文章はよく理解できると思う。
「中国紙やテレビなどの主要メディアは沈黙したたままだ」
「中国政府は、行動の拡大が統制の効かない事態に発展し、政府批判などに転じることを警戒」
「今回のデモの主体は若者を中心としたネット世代」
中国と日本の歴史認識問題のズレについて、以下の点を指摘しておく。