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移転先はこちら→「切り捨てられるアジア音楽ファン【お詫び追加】」【音楽関係者にまで裏切られた!?】
「私たち音楽関係者は、著作権法改定による輸入CD規制に反対します」に「声明文」が出されている。もちろん、「輸入CD規制に反対」という趣旨には賛同している。しかし、その内容については、賛同できない文面が含まれている。絶対に
アジア盤の邦楽CDの逆輸入防止を目的とするならば、それを法案に明文化することを求めます。
つまり、この「音楽関係者」は「アジア盤は禁止されてもいい」というのだ。
しかし、それはアジア音楽ファンに対する裏切りであり、ものごとを大局的に見ていない声明である。
●5月15日追記。無用な混乱を招いたことをお詫びし、一部訂正等を加えた上で末尾に追記します。
もちろん、そこには「海外からの還流を防ぐ必要なし。グラフで見る輸入盤問題」で述べたとおり、「邦楽と洋楽の定義がそもそも曖昧」という問題もある。
・中島美嘉の香港盤(これは明らかに「邦楽の還流」ですね)
・ブラックビスケッツ (ビビアン・スー+南原清隆+天野ひろゆき) は邦楽?洋楽? ビビアンだけなら洋楽ですが。
・倉木麻衣と孫燕姿のデュエット曲(これはどっち?)
・女子十二楽坊が日本で制作したアルバム「Beautiful Energy」「輝煌」(レコ協の扱いでは一応洋楽ですが……)
つまり、邦楽とは何か、という定義が明確になされない限り、アジア音楽はブロックアウトされる可能性が残っている。
そもそも「アジア盤の邦楽CDの逆輸入防止」が必要か否かについて思考停止して、文化庁のいいなりに受け入れてしまってどうするんですか、「関係者」の皆さん!
わたしはあくまでも「還流防止」という「音楽鎖国」的発想を根本的に理解できません。それは、多くのアジア音楽ファンにとっても同様であろうと思います。そして、もし仮に「アジア盤なら切り捨ててもいい。欧米だけが音楽だ」などとおっしゃるのであれば、文化庁も依田氏も、「洋楽のみ輸入制限反対」と言っている音楽関係者も、すべて同列であると断じさせていただきます。
しかし、そうでないとおっしゃるのであれば、声明文の一部変更を求めます。
・Xiao_Long's Hideout: 「著作権法の一部を改正する法律案」に反対!
・funkin'for HONGKONG@blog: 輸入CD規制で一番困るのはアジア芸能好きだ
・Loaded: ”冬のソナタ”サウンドトラック輸入盤が買えない!
【16:20追記】
・benli: 恩を仇で返す
小倉弁護士。還流そのものに対する反対意見が掲載されている。
・「アジア盤《も》買いたい」のはダメなんですか?CD輸入権による音楽鎖国で、日本レコード協会のコメントについて述べた。それは「欧米諸国からの洋楽直輸入レコード」についてのみ述べており、アジア盤については一言も触れていない。このレコ協コメントについて、多くの方が「そんなの信じられない」という反応だったが、今回、このように「アジア盤還流防止ならOK」というのであれば、まさにレコ協の戦術にはまってしまうではないか!
レコ協は「欧米のはOK」ということで論点をくらませている。それに乗っかるなら、アジアからの還流防止という「最初の砦」を完全に守ることになる。「音楽関係者」のみなさん、もう一度よく考え直してみてください。お願いします。
冒頭にも述べていたとおり、私はこの声明文に賛同者が集まることを妨げたいとは考えていませんし、これだけの賛同が集まったことを嬉しく思っている一人です。しかし、表現上の問題として、声明文によって受けた印象において問題点があると感じ、このような文章を発表するに至りました。
●ぜんぜん話が違うよ!
法案の目的はアジアの安い邦楽CDの逆輸入防止じゃなかったの?
文化庁は、ずっとそう説明し続けています。……(中略)……
私たちは、この矛盾を許容できません。アジア盤の邦楽CDの逆輸入防止を目的とするならば、それを法案に明文化することを求めます。
この声明文の起草者の一人である高橋さんが後で書かれた記事によれば、これは「法案の審議の手続きに対する異議」という趣旨で書かれたものであるということです。
ただ、私がこの部分を読んで最初に受けた印象は、「アジア盤邦楽CDの逆輸入防止は受け入れる、という意味なのか」ということでした。「全然話が違うよ!法案の目的はアジアの安い邦楽CDの逆輸入防止じゃなかったの?」という部分からは、「最初の目的どおりだったらよかったんですか?」という思いが出てきました。しかも「アジア盤の邦楽CDの逆輸入防止を目的とするならば、それを法案に明文化することを求めます」と締めくくられるために、その印象はますます強まってしまったのです。
しかし、この部分については決して「本来の趣旨であるアジア盤還流禁止の範囲なら受け入れる」という意味ではなく、単に「言ってることをコロコロ変えるような法律は信用できない」という趣旨であるというふうに理解し、そしてその解釈においてという保留条件をつけてではありますが、全面的に賛同の意を示したいと思います。
私自身の考え方、つまり「邦楽アジア盤の還流も防ぐ必要はない。むしろ、その発想そのものを問いただしたい」という考え方と、上記解釈は矛盾しないと思いますし、高橋さんをはじめとする皆さんが本当に言いたかった内容とも合致するように思いますので、今後、今回の声明文について異を唱えることはせず、応援していきたいと思います。(この文面を誤解のありえないように修正することも現時点では無理なようですし)
なお、この記事については、一部では「足を引っ張るもの」と受け止められ、批判を浴びました。そして、きちんとした批判については受け止めたいと思い、今回のお詫びと修正・追記を出すことにしました。
ただ、中にはこれに便乗して荒らしたり、皮肉な言い方の投稿をしてきたりした人もいます。こういう連中は本気で考えている人ではなく、「声明文」の代言人でもありえません。むしろ今回の声明文に賛同している人たちの品位をおとしめようとする輩だと思いますので、決して誤解なさらないようにお願いします。私のページを荒らしたのは、声明文賛同者ではなく、第三者の愉快犯(またはそれこそ足を引っ張ろうとする連中)なのです。
なお、この声明文に署名した方のうち数名の方がメールなどで意見を送ってくださったり、あるいはサイト上でも真剣な態度で扱ってくださいました。彼らは声明文のスタッフにもメールを送ってくれたようです。感情的な表現も含まれていたこの文章の中から真意の部分をくみ取っていただけたことに感謝します。
最後に、改めてこの文章の表現に至らないところがあったことをお詫びします。私も「今の最大の目標は、とにかく今国会で成立させないこと」であることに当初から異存はありません。
(内容追記)改正案文面によると、日本で原盤がプレスされたものの還流防止ということなので、中国人アーチストの作品であっても邦楽に含まれます。