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ネットコミュニティのつながり方[図解]

東浩紀氏が更新停止宣言をしたりしている「はてなダイアリー」を自分でも少し使ってみているわけですが、そのなかで「このシステムのキーワードによるつながり方って独特だな」と感じました。そこでちょいと図解してみたのがこの図です。

netcommunity.png

それぞれのシステムが、他のサイトに言及するとき、何を主にしているか、というおおざっぱな図です。

●日記系
・各個別の日記は、他の日記に言及するとき、主に日記全体ではなく、「○○さんの何月何日の日記」に対してコメントすることが多い。
・日記を集積する「日記才人」や「日記圏」などのサービスは、個別の記事ではなく日記サイトのトップページへのリンクとなっている。
・tDiaryの機能としては、メインはやはり他の日記の「日付」へのリンクだろう。ただし、個別記事へのリンクや、サイト単位へのリンクもある。

●テキストサイト系
・テキストサイトでは、日付別分類より、記事単位での参照が主になるように思う。実質は日記とそれほど変わらないかもしれないが、記事単位での参照と考えてよさそうだ。
・テキストサイトを主に集積する「ReadMe!Japan」は、「日記才人」などと同様、リンクはサイト表紙に対して行なわれる傾向がある。

●ニュースサイト系
・ニュースサイトには二つの要素がある。まずは「面白いニュース記事やページ」へのリンク。これは記事単位へのリンクが多いが、一部にサイトそのものへの参照もある。
 もう一つの要素として、そのニュースへのリンクを紹介していた「親ニュースサイト」へのリンク。この場合はサイトトップへのリンクが大半となる。

●ブログサイト系
・ウェブログでは、特にトラックバック機能に典型的に現われているように、記事単位へのリンクが主となる(このあたりがtDiaryとの違いとなる)。同じ日にいくつも投稿があっても、その日のアーカイブよりは、個別の記事が優先される。
・ウェブログ内の「ブログローリング」(つまりは他のブログへのリンク)は、当然、ブログサイトのトップへのリンクであって、個別記事は関係ない。
・ブログの更新情報を集めるPINGサイトは、ブログ表紙または個別記事へのリンクとなるので、やはり同じ図でよさそうだ。
・図には書いていないが、「楽天広場」はブログサイト系に近いような気がする。

●キーワード系
・関心空間はキーワードでのつながりが最も優先されている独特な空間に見える。
・はてなダイアリーは、文中の自動キーワード機能による思いがけないつながりが特徴的だ。これを何か活かしたものができたら面白いのだが、人によっては「キーワードを押しつけられる」ように感じる人もいるようである(その機能を外すこともできるのだが)。それに加えて、tDiaryの延長らしく日付ごとの参照にも強く、なおかつ個別記事へのリンク、さらにはid:xxxxxというスタイルでの「他のユーザーのはてなダイアリー」表紙へのつながりも可能となっている。

こうして見てみると、必要かどうかは別にして、はてなダイアリーのつながり方の強固さが見てとれるように思われる。「はてな村」とも言われることがある内部結束感が生まれる土壌は、ここにあるように思う。



余談。東氏のはてなダイアリーではコメント機能がオフになり、コメントが普通には見られなくなっていますが、実はこちらで今までのコメントを見ることができます。