お引っ越し~
ご存じの方も多いと思いますが、このサイトは昨日から今日にかけてお引っ越ししました。その顛末などをまとめておきたいと思います。
■ドキュメント・ウェブログ@ことのは お引っ越し
●11月3日
土佐日記公開。
●11月4日
やじうまWatchで取り上げられ、5000アクセスが殺到する。
■ 日本最古のblog? blog『土佐日記』が始まる
まさか、紀貫之がblogを始めるとは思わなかった。3日から始まったblog「土佐日記」がちまたで話題だ。日付が900年代になっていて、Movable Typeはこんな設定もできるわけですね。……紀元前だとどうなんだろう?
Blog of the Yeah!にノミネートされる。
●11月5日
10:52 Yahoo!Japanに土佐日記が掲載される旨メールで連絡あり。
夕方 アクセス急増中にもかかわらず裏で
女子十二楽坊資料館の更新をMTで行なう。
19:36 レンタルサーバーCsideNetがことのはのアカウントを停止。
先日よりご利用されているWEBサーバー:se54.cside.jp において、複数回サーバーダウンが発生いたしております。
技術担当者による調査を行ないました結果、設置されているCGIならびに、PHPがサーバーダウンの原因であるとの判断に至りました。
そこで、誠に不本意ながら、先ほどアカウントを停止いたしましたので、報告させていただきます。
ご利用中のサーバーは、共用サーバーサービスですので、他のお客様に直接影響を及ぼす形となります。今回の私どもの対応につきまして、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
FTP使用できず。メール受信不可。非常に困るのでCsideNetにメールを送り、MovableTypeの使用を断念するのでアカウントを再開してほしい、と連絡するも、返信が来ない。
その後 ウェブログの緊急避難・告知場所を探す。まずはNTTデータが最近始めたばかりの無料ブログホスティングサービス「
Doblog」に登録してみたが、うーん、何となく使いにくいというか手に馴染まなかったので速攻で登録解除する。
それから 考えてみたら、ブログローリング代わりに登録していた「はてなアンテナ」があったので(まだ未完成なので正式には公開していなかった)、おなじアカウントで「
はてなダイアリー」に避難所を作ることにする。CsideNetのほうは梨のつぶてだし、せっかくの来訪者に悪いので、幸田露伴の六十日日記とか、安政の大地震のときの「揺れた!」報告とか作って遊んでみる(というか、そうでもないとやってられない)。
●11月6日
時間はわからないが またもや「やじうまウオッチ」にて紹介される。
■ blog『土佐日記』、あっという間に閉鎖……アクセス急増で
先日、当欄で紹介したblog『土佐日記』だが、アクセス不能になってしまった。アクセス急増などでレンタルサーバーのアカウントが停止されてしまったと、作者が緊急に開設したはてなダイアリーで事情をあかしている。早期の復活を。
バックアップを全然取ってなかったこと、開始後2カ月ほど経ってようやくGoogleに捕捉されるようになった矢先だったこともあって、データ消滅の可能性に愕然とする。あまり使いたくはない文字絵だったが _| ̄|○ がぴったりの気分に落ち込みつつ、六十日記更新してみたり(笑)。このへんの緊迫感はリアルタイムで「はてなダイアリー@ことのは」に書いてあるので、残しておきます。なお、このときのダイアリーの背景色は黒、文字はグレー、リンクは紅色という「ゴスロリ配色」で気持ちまで表わしていた。
# 某所の人 『最悪の場合のためにhttp://www.google.com/search?q=site:www.kotonoha.or.tv+kotonoha&hl=ja&lr=&ie=UTF-8&oe=UTF-8&start=50&sa=N』 (11/06 13:42)
# 某所の人 『因みにwebarchiveにはなかった。』 (11/06 13:45)
このアドバイスに従ってgoogleキャッシュからバックアップを試みるも、当然、完全にはいかず。
■ [鯖]現在のサルベージ状況 15:48
コメントはとりきれていないと思います。以下、キャッシュでも読み込めなかったデータ。
ウェブログ@ことのは
・09月 18項コンプリート
・10月 65項目中50項目取得。残り15項目取得できず
・11月 「ジャーナリズムにおけるウェブログ形式は何が急進的なのか?」の1件のみ。それ以降の最新版は消滅
はじめてのウェブログ
・www.kotonoha.or.tv/weblog/000138_trackbackguide.html
・それ以外はOK
土佐日記
・初日から935年元旦まで。残りは消滅
女子十二楽坊資料館
・表紙以外全滅
_| ̄|○
15:58 アカウント再開のメールが届く。
先ほど、CGI・PHPの利用権限を剥奪した形で、アカウントを再開させていただきましたので、ご確認いただけますようお願い致します。
CGI・PHPの利用を停止した状態であれば、サービス利用の再開は可能ですので、ご意向をお聞かせいただければと思います。
こちらからもCGI等は使わないという意向を伝えていたので、合意。MovableTypeは別のサーバーに引っ越して、旧来のサイトはガンガンの商売サイトにしてしまおうと気持ちを切り替える。
この間、「
ブログblogを楽しむML」にて移転先のお勧めサーバーがあるかどうか尋ねたところ、
Tak's ウエブログのtaknomさんから
ルビーネットの紹介がある。メールから引用させていただくと、「値段は月1000円くらいです。もっと重要なこととして、管理者の方は技術力が高く、mtの動作にも協力的なので満足しています。ライブラリ等もお願いすると即インストールしてくれましたし」ということで、非常に心ひかれるものがあるが、今のところまだ独自ドメインまでは考えていないので、残念ながら見送ることとする。将来、独自ドメインをとることになったら第一候補。
というわけで、MovableTypeが使えるのをウリにしていて、実際にMTブロガーも多い「ポップでキュートなレンタルサーバー」こと
ロリポップ!レンタルサーバーで
kotonoha.main.jpのアカウント取得。早速引越し作業に入る。
ダウンロードしてきたデータベースのデータをもとにデータの復元完了。その後、今回のサーバーエラー(以下「鯖鰓」)の一因とも思われるデータベースをMySQLに移行する。一度失敗するがロリポップの説明はわかりやすいので助かった。
その後、旧鯖で移転通知。削除してしまうとそこでストップしてしまうので、全ファイルの中身を新アドレスへの移行通知にすることにした。この作業はいまだ進行中。
さて、今回の件だが、いろいろ学ぶところがあった。とりあえず箇条書きでまとめておきたいと思う。ブロガーの方がこれを他山の石として適切な対策を取ってくださるならば、今回のトラブルもかえって有意義なものになると思う。
【オンラインでサイトを作るときの心構え】
- バックアップを取ろう。
- 手元のパソコンでページを作成してからFTPでアップロードするというのは手間がかかるが、バックアップは手元にあるというメリットがある。MTやBlosxomなどのブログツールを使ってのブログ作成、あるいはブログ・ホスティングサービス(MyProfile、Doblog、TypePad、はてなダイアリー等)での記事、その他tDiaryとかWikiとかも含めて、オンラインで記事を作成すると、手元にバックアップデータが残っていない。そのため、サーバーが使えなくなると大変なことになる。したがって、こまめにバックアップをとること。
- 精神的ダメージ
- バックアップがないときにデータが消えると精神的ダメージが大きい(笑)。
- 分散は有効。
- ある程度サイトが大きくなってきたら、いくつかのシステムを使ってふだんからサイトを分散させておくことも必要。もっとも、データが完全にコピーされているミラーサイトまでは必要ないし、それをやろうとすると大変だが、メインがこけても他のところで告知できる場所が必要だ。今回の件で当サイトは、これまでのwww.kotonoha.or.tvに加えて、このkotonoha.main.jp、それからはてなダイアリーという3個所に分裂・拡大したので、3つとも同時にコケるようなことがない限り来訪者への告知くらいはできるということになる。
【MovableTypeの弱点(ちょっと専門的)】
- PHPファイルの落とし穴
- 今回、PHPエラーが出ていると言われたのだが、実際にはPHPファイルといいつつ中身はHTMLファイルでしかなかった。これでエラーが出たのはなぜか。スクリプトの問題ではないのは明白。PHPファイルは常にサーバー経由で表示される。つまり、アクセス過多によってサーバーにエラーを起こしていたのだろう。
- これが動的生成だったら悲惨……
- blosxomなどは常にcgiプログラムでHTMLを表示させる「動的生成」タイプ、MovableTypeはHTMLファイルを出力しておく「静的生成」タイプ。もし今回使っていたのが動的生成タイプだったら、アクセス過多⇒サーバーエラーに直結していたので、もっと大変なことになっていただろう。まだ静的生成なのでマシだったと思われる。News-Handlerでも表示が遅いと感じるときがあるし……のらDJさんのところとか、これ以上人気になると危険かも。
- 静的生成でも生成時はCGI稼働。
- これを忘れると大変。土佐ブログのアクセスが激増しているときに、裏で女子十二楽坊資料館の更新をしていたというのは、いまから思えば無謀の極みである。それほど強固でないサーバーの場合は、更新作業はアクセスの少ない時間帯を狙ってやらねば。
- BerkleyDBは危険かも
- データベースの処理能力も大きく影響するようだ。特に再構築時。ある程度大きくなってきたら、BerkleyDBしか使えないサーバーは役不足になってくると思われる。
【MovableType引越しとMySQL移行】
- BerkleyDBなら引越しは簡単
- MovableType の別サーバー移転(PenPenPalm: Palm & Mac)を参考に。でもMySQLの場合はやっぱりエクスポートする必要があるのかな。詳しい人は教えてください。
- 引っ越してからMySQLに移行するときは事前に全ファイル再構築
- 再構築していないファイルでは旧サーバーの設定が残っているようで、それで一度失敗した。
- MySQLの途中のエラーは気にしない
- MovableTypeではいくつかのブログを作成できるが、どうやらそのブログを削除した場合、そこに登録されていたEntryではエラーが出ることがあるように思う(もしかしたらそうではなく、単に削除されたエントリーかもしれないが)。途中で出るエラーは無視してもよい。最後にちゃんと移行できたよ表示が出さえすればOK。
【その他おまけ】
- Archiveディレクトリをメインと同じに
- 「ウェブログの設定」でメイン・インデックスを置くディレクトリと、アーカイブファイルを置くディレクトリを同じにしておくと、余計なArchiveディレクトリが生成されず、精神的。
- トップページをブログにしてみる。
- googleはサイトの更新ペースに合わせて巡回頻度を決める。つまり、よく更新されるサイトはよくチェックされる。したがって、サイト内で最も更新頻度の高いブログを表紙にしてしまえばgoogleさんの更新が素早くなって精神的。
このウェブログが引っ越してきたブログOKのサーバーは
こちら。

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